となりのデルトロさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.5

昔見た時よりはるかに良かった
暗く醜く歪んだ大人の世界に足を踏み入れた若者の奇妙な物語
大人になるっていうのは無垢さを失い、心に闇を抱えながら生きるということなんだなぁ
昔見た時はただの変態映画だと思
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

爆音上映で見て、アマプラで再鑑賞
やはりジャズシーンはどれも圧巻!
ど迫力であり、同時に非常にアート的
映像も音楽も全身全霊でジャズの醍醐味を伝えてくれる
個人的には中盤の公民館?の演奏シーンが一番好
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.0


アメリカという国に見捨てられた人たちの物語

とにかく主人公がクズすぎ
最初は愛嬌のあるクズだったけど段々笑えないレベルのクズにw
演じ切ったサイモン・レックス始め俳優は皆すごく良かった


編集の
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

これは面白かった!
主人公のキャラが最高
なんか羊みたいな犬も可愛い

Billie ビリー(2019年製作の映画)

4.0

「彼女は不幸な時しか幸せじゃなかった」
この言葉が全てを物語っている
極めて衝動的で破滅的な人生
ヘロインなどの危険なドラッグをバンバンやり、自分を搾取することしか頭にない男どもに全てを捧げる
傍目か
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バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

3.0

タランティーノのが激推ししてたので見た
風景も音楽もテーマも非常にアメリカらしい映画
水平線が美しい

早春(1970年製作の映画)

3.0

いくら若い童貞の時でもここまで暴走するか??
普通にうざいと思ってしまった
残念ながらあまり感情移入出来なかった

アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.0

これはすごい映画だったな
全編緊張感半端ない
劇映画のはずなのにドキュメンタリーのような迫真性に満ちてる
硬質でザラザラした映像も素晴らしい


独立派のテロと体制側の弾圧
終わりなき殺し合い
テロで
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

面白かった
よくこんな話思いつくなぁ
アニメならではのストーリーテリング!
最後のセリフは恋愛の本質かもね

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.0

OPがとにかくカッコいい。主人公ジンさんの声がたまらなく好き

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.0

ヒップホップを題材にした映画は好きでよく観てるけど、やはりこれは頭ひとつ抜けてる
最初のレコーディング時の初々しくてひたすら楽しそうな感じが微笑ましい
俺もラップやりたかったな
刹那的で残酷な青春物語
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BLOOD THE LAST VAMPIRE(2000年製作の映画)

4.0

面白かった!
萌とは無縁のクールで渋いアクション・アニメーション 
ハリウッドの連中に受けたのも分かる
米軍基地の学校という舞台設定も面白い
48分という長さもありがたい

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.0

東京を緻密に描いた映像が見事
声が皆びっくりするほどハマってた  
音楽もエンディング曲含めとても良かった

ストーリーは残念ながらあまりハマれず
あまり今敏らしくないと思った

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

久しぶりに見返した
夢空間のぶっ飛んだ映像表現がとにかく凄い
性的でグロテスクな悪夢的描写
林原めぐみのクールで官能的な声が最高 
平沢進の音楽もベストマッチ
今敏の鬼才ぶりが遺憾無く発揮されてる
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

1.0

食物粗末にすんな 
前半の印象が悪すぎて後半ほとんど頭に入ってこなかった…
ゼリーの質感と鶏肉の気持ち悪さが印象的

情熱のピアニズム(2011年製作の映画)

4.0

先天性の病気で骨に問題があり、身長が1メートルも無かったペトルチアーニ
だがそのピアノは誰よりも強靭だった
人生を決して恨まずエネルギッシュにピアノと向き合い、女とやりまくった人生
潔いし、その潔さが
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.0

大林宣彦濃度高めの珍作
終始甘くセンチメンタルな雰囲気なのに急に正気を疑うセリフが出てくるから油断できない
時かけも変な映画ではあるが、これに比べたら遥かに抑制が効いてる
呑み込みずらいにも程がある話
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

良いんだけどどうしてもストップ・メイキング・センスと比べてしまう

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.0

コッポラの中でも評価の高い一作だが刺さらず
ひたすら暗くじめじめした話でカタルシスもない
トイレのシーンが中々強烈
ラストの電話はそもそも本当にあったのか?

カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.5

「火星着陸」の場面は皮肉極まりない名シーン
後半の空中戦は近年観たアクションシーンで一番驚いた
あれ本当に撮ったの??

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

4.5

事前情報なしで何気なく観たら、めちゃくちゃ面白かった
最近こう言う映画との出会いなかったから嬉しい
B級SFホラーとして理想的な作り

なんと言っても特殊効果が今見てもよく出来てる
ぬめぬめぐちょぐち
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.5

ターミネーター、ブレードランナー、遊星からの物体xなど、80年代SFの要素を上手くブレンドした良作
最初からあの武器使えば良かったのではというツッコミはあるが、最後までテンポ良く見れた
オチが意味深
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

3.5

昔映画館で大林監督のトークショー付き上映会で観て以来
最初見た時は圧倒的な情報量にひたすらクラクラしたが、今回はすんなり観れた
70過ぎで作ったとは思えないくらい実験的でエネルギッシュだが、同時に死の
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時をかける少女(1983年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ここまで誤解されてる映画も珍しい気がする
一般的なイメージは美しい尾道を舞台にした古風なラブストーリー
実際は性的なメタファーと男の支配欲に満ちた非常に暗く歪んだ物語(としか自分には見えなかった)
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

原作を非常に丁寧に映画化してた
役者も皆んなハマってたし、邦画にしてはかなり映像も頑張ってた
ただ丁寧にやるあまり、少しテンポ悪かった気がする
話あまり進んでないような…
料理はどれもマジでめちゃくち
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

Blu-ray持ってて何度も見てるし、わざわざ劇場で(しかもお高いimax)観るかどうか迷ってたんだが…
結果的に見て大正解
ここ数年で間違いなくベストの映画体験だった
見てる間とにかくニコニコ。ずっ
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.5

ショーシャンクの元ネタ!
ドン・シーゲルらしい渋い作りだった
バッツさぁ…

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

処女作にはその作家の全てが詰まってるとはよく言うが、ここまで極端な例は前代未聞では?
一作目から作家性全開、もうほんとにやりたい放題
あまりに不自然な事態や画の連続に無限に突っ込める
この不自然という
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