プーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.6

序盤はワースト級の駄作かと思ったが最後まで観ると序盤の茶番っぷりはあえてなんだろう。とはいえもうちょっとちゃんとしててもいいとは思うけど。

終盤犯人の家に行ってからのPOV前後の撮影などはとても好き
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

スコセッシ版『冷たい熱帯魚』ーエンタメ性。
じわじわと追い詰められる3時間26分。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

古き良きエンパイア劇場で織り成される様々な人間模様を描く映画讃歌…では全然なかった。
これはこれでいいんだけど、自分含め思ってたのと違うとなる人が多い気がする。

BGMは全体に上品でとても好き。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

山崎貴作品に対する期待値の低さと予告の出来からくる期待値の高さで面白さの予想が全くできない状態で朝イチ鑑賞。


結論からいってとてもとても素晴らしかった!邦画でよくぞここまでVFX頑張れた!
まずは
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.4

こうだと思ってたものが、そうじゃなかった/それだけじゃなかったことを知る、という体験は人の成長の本質そのものだと思う。
この映画ではそれをいくつも味わうことができる。一面的なキャラクターは1人もいない
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.8

理に落ちていく部分は最小限に、超常現象で荒唐無稽になっていくところも最小限に抑えた上質なPOVホラー。少ない素材をありがたがるスタンスがすごく良い。
呪術総本家(?)で口裂け女の出自を掘り下げていくシ
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

2.3

シリーズぶっちぎりの駄作。
開始数分であっダメだとなった。
ジャックスパロウの魅力は変な動きではなく決して本心を掴ませない底知れなさなのに、冒頭でブラックパールを失ったバルボッサに熱く喰ってかかるとこ
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

魅力的なキャラクター達を描き切るにはいかんせん時間が足りない!

新一年生2人、ついに復帰した新、出番以上に存在感抜群の名人&クイーンなどなど、誰を主役にしても2時間持たせられるメンバーが全員脇役とい
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.4

漫画の実写化としてはだいぶいい方ではあるんだけど、前作がさらにずっと良かっただけに…
前作からスポーツ物としての爽やかさが減ってウェットに重くなったことで魅力が損なわれてしまったと感じた。
前作の千早
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.1

青春映画、スポーツ映画の快作!
競技カルタがちゃんとかっこよく見えることという重要なハードルを完全にクリアしている。
ドラマとしても、映画内に出てくるいくつかの詩が後半で各人物の心情を表す伏線として上
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

見やすく面白いがインパクトはあまりない、テレビドラマの延長感。映画館で観ていたら物足りなかったかも。

法で裁けない悪を町ぐるみで私刑する話かと思ったら関わる人数が意外と中途半端。
真相が分かった後の
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

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好きな作品もあんまりな作品もあるけどこうして出てくるとどれもなんだかんだ愛着があってちゃんと覚えてることを実感。
ディズニーありがとう。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.2

5本どれも大好き。直接的なメッセージは主張してこないんだけど、広い意味で自分は1人じゃないと思わせてくれる。
これで長編映画一本成り立たせられると踏んでプロジェクトを始めるビジョンが天才的。

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.6

爆弾処理中に誰が何してくるか疑心暗鬼になる感じはスリリングでとても面白かった。ぐわんぐわん揺れる画面も普通はマイナスポイントだけど本作に関しては緊張感として上手く作用していた。
終盤帰国して以降は展開
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

どんどん凄くなるシリーズ第4作。個人的には前作パラベラムからアクションのアイデア量とクオリティがネクストレベルにいったように思う。

個人的に特に好きだったアクション
・余裕でラーメン啜りから盲目特有
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.8

冒頭、説明せずに世界観を頭に流し込んでくる手際が素晴らしい。
中盤1時間ほど展開が進まず少し退屈だったけど終盤のズドンとくる展開でちゃんと意図的なためだったこともわかり全体としては満足。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.2

前作よりマドンソクの情けなかったりチャーミングな描写は抑えめ、一方で頼れる兄貴としての有能さやかっこよさ描写は増した印象。今作は敵がより危険なので兄貴が来た時の安心感が半端ない。
個人的には兄貴の可愛
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.7

日常の中の違和感描写が不穏でワクワクする。特にモブ一般人達が世界全体の不気味さに大貢献してる。
まどマギらしい衝撃展開もちゃんとあり。

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.1

怪獣出現による社会情勢の変化をニュース映像などを駆使してリアルに描いたのはシンゴジラ以降に繋がる試みとして素晴らしいと思う。

ただ、今フラットに観て面白いかというとなかなか厳しい。怪獣たちに怖さがな
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.4

めくるめく劇薬エンターテインメント179分間。超一級品のフリ落ちの繰り返しのみで構成されたブラックコメディ。
とにかく画面上の全てが不謹慎でサービス満点。後半多少失速感はあるが、ラストは最高だしここま
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.2

あー面白い。
韓国のバイオレンスクライムサスペンスにハズレ無しなのは相変わらずとして、マドンソクという素材が最強。
出鱈目な強さに説得力がある圧倒的な肉体、シリアスもコメディもできる絶妙な顔と表情。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.3

間違いなく現代最高峰のアクション映画シリーズ。
作品を重ねるごとにアイデアの質量共に進化している。1シークエンスにつき1つは必ず新しいアイデアを入れるという強い信念を感じる。