冷蔵庫とプリンターさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

女はそれを我慢できない(1956年製作の映画)

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エドモンド・オブライエンが頑張って歌を歌う後半をのぞいて映画的な面白さはあまり感じられないが、最近になって伝記映画が公開されたリトルリチャードやエディコクラン、ファッツドミノらの歌唱シーンを収めた点に>>続きを読む

シャンプー(1975年製作の映画)

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あまりにも時代が違いすぎるというのがあって、イマイチ理解に苦しむ映画ではある。ビーチボーイズとビートルズの時代。ウォーターゲート事件以前。スターウォーズ以前のキャリーフィッシャーは、ウォーレンベイティ>>続きを読む

ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

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数年前に、いかがわしい出店で買った海賊版DVDで見て以来の鑑賞。
Get Back見てからだと、「あのシーン削るとか考えられない」みたいなところ多くてちょっと考えさせられる。諸般の事情とやらだったのか
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「あのコンサルは"悪"では?」という指摘はもう結構言い尽くされてる感じはするから措くとして、グランピング施設建設計画に伴う現地住民と事業者の対立というあらすじからは考えも及ばないような圧巻の展開に脱帽>>続きを読む

HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS(2023年製作の映画)

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MGSの話は一切しない。
美術監督の人が「小島さんとは古くから。メタルギアソリッド1、2、3、、、」って言いながら笑い出すところが色々物語っている。

THE FALLS(1980年製作の映画)

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極論「ないものをあるように見せる」のがフィクションの本質であり醍醐味であるとすれば、到底信じがたい謎の症例を、官僚的な規則正しさで事実を羅列するという独特のアプローチで「もっともらしさ」を付与するシュ>>続きを読む

アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『スーパーバッド』のグレッグ・モットーラ監督作。お下劣コメディのイメージで見始めたが、こんな繊細な童貞文学を撮れる監督だったとは。

まずこんな童貞文学=性的ファンタジーの舞台が「アドベンチャーランド
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クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

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タカ派をいかに止めるかって話ではないところが怖い。リアリティは感じられないが、やたら緊張感が持続する。もはやホラー。

神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

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日本で生まれ育った独身男性の個体として、今作でおそらく観客が抱くことを想定されている「共感」が一切湧いてこないところが興味深く思った。
(当方、2歳上の姉がいるにも関わらず)女性の身体で思春期を迎える
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Here(2023年製作の映画)

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苔と移民労働者の「根なし」性に共通項を見出す発想の面白さとかはあるんだけど、ここではない場所を常に意識せざるを得ない異邦人の意識を"ここ"に集中させるために用意された(と解釈している)「足元の苔」を全>>続きを読む

キス・ミー・ケイト(1953年製作の映画)

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やたら画面手前に乗り出してきたり、物を投げたりする描写が特徴的だなと思っていたが、どうやら公開時は3Dだったらしい。当時の3D映画がどのようなものだったかいまだによく知らないのだが、そういう演出意図な>>続きを読む