えりさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

天使が隣で眠る夜(1994年製作の映画)

3.3

愛なのか情なのか。そもそもそんなふうに割り切るものでもないのだろうけど。

気持ちの上で、当初の目的は果たせたのかな。それですっきりしたのかな。

不思議な愛憎劇だったな。

N号棟(2021年製作の映画)

3.5

ホラー的な怖さよりも、それぞれのシーンの意味を考えさせられちゃって、ホラー感は薄い気がする。

いずれにしろ、克服?そして、決断はできたわけだ。

自分の中で謎はたくさん残ってるなぁ。

スワンソング(2021年製作の映画)

4.5

ウド・キアに、魅せられっぱなしの100分だった。よかったー。
外に出てからどんどん生気を取り戻して変わっていく表情。
無口で気難しいのかと思いきや、口調戻ってからのコミュニケーション能力半端ない。
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

相手を思うこと。相手の幸せを願って動くこと。

タイトルから想像されるのは、もっとビジネスライクな冷たい物語だったけど、全く違った。ずっと、相手を思う愛に溢れてた。

「家族って何だろう」ってやっぱり
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ミュジコフィリア(2021年製作の映画)

3.8

原作未読。

音を実際に聴きながらストーリーを楽しめるのは映像化の醍醐味なのだと思う。
楽しかった。

井之脇海くん。醸し出す空気がとても好き。どこか優しくて温かくてほっこりする。

原作も気になる。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

みんなの評価が高かったの、納得。
面白かった。個人的には前作より断然よかった。
色々とエモかったしね。

…劇場で観ればよかった…。

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

再鑑賞。

当時めちゃくちゃかっこよくておしゃれな作品だった。懐かしい。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

再鑑賞。

田舎の閉塞感、家族のしがらみ。逃げ出す事もできず、ただただこなしている日常。
途中で叫び出しそうになるくらいよく分かるし、苦しい。
若い頃観た時より、今の方が色々がリアルに感じられてより苦
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

自分でも理由はよく分からないけど、好きだ。この作品。
観ながらずっと不思議だった。共感するでもなく、すごく引き込まれるようなストーリーでもないのに、なぜか目が離せなくて。そして、自分ではそういう結末に
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.8

思っていたのとは違う方向だったけど、これはこれで好き。
後半、ちょっとコミカルな怖さだった。

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.8

なかなかないぞ。こんな慎ましい大人の恋が描かれる事。
何だかちょっと嬉しくなった。

抱えているものはきっとずっと抱えていくのだろう。でも日常は粛々と。そして幸せをためらわず。

目で語り合う小林聡美
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.8

再鑑賞。

みんな、愛されたいし、許されたいんだな。後悔もたくさん。
でも、独りよがりになってはいけない気もするんだ。

当時観た。でも、多分まだ自分には早すぎた。衝撃的なトム・クルーズと、あのシーン
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シラノ(2021年製作の映画)

4.0

もう、最後のセリフが重すぎる…。
そんな風に思うなら何で…。

劇中ロクサーヌがまとっている「色」がとても好きだった。文字通りの衣装やメイク、インテリアの色だけじゃなく、ヘイリー・ベネットの透明感と相
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辻占恋慕(2020年製作の映画)

3.3

途中から、すごく苦しくなった。
こんなふうに人生全てで夢を追ったことなんてない私でも、すごく苦しかった。
1人じゃない心強さと、1人じゃないゆえの不自由さ。

早織さん。歌声、沁みる。素敵な声だった。

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.5

もう何回目かも分からない再鑑賞。

個人的にはシリーズで1番好き。
スピード感がたまらない。
…トラウマになってるシーンもいっぱいあるんだけど。

キーくん、やっぱり最高だ。

耳をすませば(2022年製作の映画)

3.5

あれ?曲どうした?とか色々思いながら観ていたけど、しっかりきゅんとしてしまいました。

清野菜名ちゃんは、本当に笑顔が可愛い。まさに雫だったな。

不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

3.5

家族の誰も望んでいない見栄。

このタイプが身近にいる。身内ではないけれど。自分を大きく見せる為に、平気で嘘をつく。それも、信じられないくらいバレバレの嘘。初対面の人は信じてしまうようだが、少し付き合
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

原作未読。
ライトノベル原作でそのタイトルから、もうちょっとコメディチックなのものを想像してたら、思っていた以上にシリアスで、思っていた以上にガツンときた。
よい作品だった。

小野っち、うっかり出る
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

笑ったり泣いたり、あっという間の2時間半。
やっぱり大好きこのシリーズ。

最後の最後まできっちりぶっ込んでくるもの。ジェームズ・ガン最高。

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

4.0

映画前復習。

端折られているのが気になって、結局テレビシリーズを遡り出す…。

オープニング、最高だったな。

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

3.5

黒沢くん、むしろ観ているこっちがむりだ。かわいすぎだろ。

ちょっと冷静になってみるとこれ、男女カップルだったら、むしろこのピュアさは嘘くさく映ってしらけるかも。この年齢だし。
この組み合わせだからこ
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

確かに怖い。でも、何が1番怖かったって、お母さんだよ。
グロテスクなシーンもいっぱい出てくる。それもある意味怖いけど、やっぱりそれよりお母さんが怖い。特に最後の表情。「え!?マジで!?いいの!?」って
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

軽快な音楽とテンポのいい会話。
社会の不条理や辛い現実を絶妙なウイットで立ち向かったりかわしていく。
文句言い合いながらもなんだかんだ仲のいい家族も素敵だ。
そんな生き方憧れるけど、私はお母さんと同じ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

静かなトーンで淡々と描かれる重いテーマ。ヒステリックに泣き叫ぶシーンもなければ煽るような大きな音もない。その分自分の感情がよく聞こえる。
激しい怒りを表す人はその姿が映らないし。
自分と向き合う作品に
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

ませた生活してるわりに、純愛。「ほんと、いくつよ!」って突っ込みたくなる行動力のわりに奥手。
そんな2人が可愛かった。

そして周りのクセ強レジェンド達が最高。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

どこに、誰に、心を寄り添わせればいいのか分からなくなってしまった。どっちを向いてもずっと苦しい。

綾野剛の目にずっと心を奪われっぱなし。諦め切った虚無の目、すがるような目…どの目もグッとくる。

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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.5

ロマンチックで可愛らしい作品だった。

夢見てるようでリアリスト。リアリストのようで妄想が暴走。女子と男子のすれ違いの永遠のテーマなような気がする。

そしてイタリアじーちゃんの真髄を見たな。

原題
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

1作目の初見であまりハマらなかったせいで、2作目3作目と映画館を逃してしまった事を今ものすごく後悔している。
どんどん面白くなる。

主要キャストの交代は正直戸惑うけど、それぞれ良さがあってそれはそれ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

あおりやポスターから、完全にホラーの心構えで観始めだけど…観終わった今の自分はホラーの観た後の自分ではない。
なんか感動?なんなら途中ちょっと胸熱で泣きそうになったくらい。
よかった。なにこれ?どちら
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.8

この作品、すごく好きだ。
優しい、とか温かいとか、色々な言葉が思い浮かぶけど、そのどれが1番しっくりくるかわからないくらい、この作品の空気が素敵だった。

とにかくセリフのひとつひとつが素敵。
そして
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.8

再鑑賞。
公開時劇場で観たのだけど、とにかく台詞が聞き取れなくて難儀した。日本語ネイティブの自信をなくすくらい聞き取れなくてショックだった。それを教訓に、字幕表示して再鑑賞。

アグレッシブな三成でし
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

静かに淡々と進んでいくストーリー。時代がはっきりしないけどノスタルジックなアイテム達…じっくりと浸れる作品。

最後にはそうだったのかぁと。

とにかく淡々と進んでいく。かなり奇天烈な状況なのに淡々と
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

グランドフィナーレ感満載。懐かしい面々に再会できた事は嬉しかったし、みんなが同じ画面にいるのはやっぱりエモかった。
これぞエンターテイメント作品だなーと思いながら楽しんだ。

けど、「ジュラシック」感
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