えりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

シラノ・ド・ベルジュラック(1990年製作の映画)

4.0

セリフがウィットに富んでいて楽しい。 さらにそのセリフの音がとても美しい。捲し立てられても、心地いい。
フランス語が分かったらもっと良さがわかるんだろうな。

衣装もとっても素敵だった。マント一つとっ
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八つ墓村(1996年製作の映画)

3.8

再鑑賞。原作既読。

色々な方が演じられてる金田一。
私の中では、豊川金田一が一番掴みどころないかも…。

同じ監督でもこうも違うのは面白いな。

コールド マウンテン(2003年製作の映画)

4.0

寡黙なジュード・ロウ。素敵。
レニー・ゼルウィガーの逞しい田舎娘感たるや。

刺繍はできても繕いものは無理…
あー、そうなんだろうな。そうやって育てられるんだろうな。でも、人間、何事もできないよりでき
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

DCに少し苦手意識があっておそるおそる。 
でも、楽しめた!

…まぁ、なんと言うか、色々な設定で二番煎じ感がないとは言わないけど…。でも楽しかった。

キャストが想像以上に豪華で何度もびっくり。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

メッセージは受け取れてると思う。
でも、かなり攻めてるから好みは分かれるよね。

女優さんは本当にすごい。あの疲れた雰囲気…。ミシェル・ヨーだよ!?

銀河鉄道999(1979年製作の映画)

4.0

再鑑賞。
…と言っても、子供の頃のことだから。

覚えているシーンは思ったよりたくさんあった。でも、やっと物語の本質を受け取れた気がする。

それにしてもやっぱりハーロックとエメラルダスのシーンはかっ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

エンターテイメントだった。
「うっそぉーん」とか思いながらもなんだかんだ受け入れちゃってる自分がいた。そういう匙加減って、上手さだと思う。
ただ、日本だと思っちゃダメだ。色々気になっちゃうから。(なん
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.8

「いやいやいやいや!」とか突っ込みながらも、クスッと笑えてほっこりした。
顔が綻ぶ作品だった。

岡田将生くん、こういう役、本当にうまい。あんなイケメンなのに。

オリジナル版もみてみたい。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

鑑賞後、だいたい同じ気持ちになるのに、なんだかんだ観てしまうエクソシスト系。

実話に基づいているのかぁ。それを念頭に置いて観るべきだ。

ラッセル・クロウ貫禄のつき方が予想外の方向…。

わが青春のアルカディア(1982年製作の映画)

3.8

再鑑賞。
でも当時はやっぱり子供過ぎて理解できなかったんだと思う。
ハーロックとエメラルダスがかっこよかったことと、アルカディア号とクイーン・エメラルダス号ですれ違うシーンくらいしか覚えてなかった。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

タイトル通り、ゴーストが出てくる。でもこれが荒技。ある意味斬新。
あんなビジュアルで、ちょっとふざけてるようだけど、とても詩的な作品。セリフもほとんどないし、時間もあやふや。ゴーストにいたっては表情さ
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.8

再鑑賞。

76年版が好き過ぎて、公開時観た際は今ひとつピンと来なかったのだけど…
あらためて観てみたらこれはこれでと思えたな。

あの色の血糊、懐かしいなぁ。

キャプテンハーロック(2013年製作の映画)

3.8

マンガもアニメも当時はまだ子供すぎて、「なんか、かっこいい」くらいの記憶しかない。
そんな記憶の中のハーロックとはかなりイメージがちがうけれど、これはこれで見ごたえあった。思い入れが薄い分すんなり入れ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

子どもの頃何作品か観ているはずなんだけど、それほどハマらなかったようで。その後もスルーし続けて来てしまったのだけど。
「シン・ゴジラ」と今作と、2作品観てやっとゴジラの楽しみ方に気付いた気がする。
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

大監督の自伝と聞いて、彼の映画人生を描くものだと思い込んでたけれど、私には家族の映画にみえた。もちろんそれは彼がこんな偉大な監督になる大きな大きな要素で、自伝的作品としてこういう構成になったという事は>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

あー、流れに身を任せてゆったり流れてみてもいいかなぁ。って、肩の力が抜けた。
そりゃ、あるよ。きっと色々抱えたままこの先もいくよ。
でも、ま、流れていけるかなって。無理してあがいたりせずにいこうかな。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

「落下の解剖学」なるほど。タイトル、秀逸!

展開の仕方から、流れるピアノの旋律から、ずっと不安を煽ってくる。
メンタル削られる。
私は夫婦のやりとりがとにかくリアルでゾクッとした。
共感とか同意とか
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1000年女王(1982年製作の映画)

3.8

再鑑賞。

当時小学生。祖父に連れて行ってもらった…事は覚えていたけれど、内容はほとんど覚えてなかった。多分、まだ早かったんだろうな。

色褪せない内容。でも、この内容が色褪せないという事はまだ人類が
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.8

その優雅な警告音…というか、ミュージック?何なん!?絶対急ぐ気ないよね!?
と、まぁ、序盤からかなり煽ってくる、この社会への怒り。

メッセージはすごく伝わる作品だ。

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.5

ロマンチックなお話。
ちょっとミステリタッチに話が進むから、甘くなりすぎずいい塩梅。

でも、憧れるかというと、少し考える。複雑…

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

何でいきなりそんな親近感…どころか「かわいいー」的な感覚になれるの!?のびっくりしていたら…だよ。

何か未知のものに遭遇した時、恐怖を抱いちゃうタイプと興味を抱いちゃうタイプがいるんだな。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

原作既読。

満足!

ストーリー的にはまだまだ序の口。次も楽しみ。


ただ。
上映前キングダムの予告は…。バグるから!それ!

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

楽しかった!すごく楽しかった!

とてもロマンチックなファンタジーだけど、やっぱりどこかシュールで現実的。
加減が絶妙。

ギルが表情豊かで終始可愛らしかった。
出てくる人出てくる人豪華すぎ。役も役者
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.8

「昔の人は美味いもの食ってたんだな」
たしかに。
でもそれは手間暇かけて時間や労力を惜しまず、自然から与えられたものを食べる分だけ。
水が冷たいとか洗うの面倒とか言わずに季節の恵みをありがたく。

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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.8

原作既読。
と、いっても、もう20年以上前の事。なんだか抽象的でピンとこなかった程度の記憶。
そのイメージがあったから、映画版もなんとなく手を出さずにいたのだけど、思いのほか良かった。今の自分にはとて
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.1

全ての女の子たちに、「頑張れ。大丈夫だ、頑張れー。」って、声をかけたくなる作品だったな。
エールじゃないの。そこまで強く鼓舞したくないの。そっと、掛けたい「頑張れ」。

きっといつの時代になったって、
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.8

あんまり評価高くなくて、ドキドキしながら鑑賞したけれど、これはこれで楽しめたな。今のところ他のマーベル作品と絡んできてないから、気楽に観られたし。

ただ、これ、これからだよね?これからグッと面白くな
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

お仕事映画としても、若者の成長映画としても楽しめた。

映画やドラマ、こういう夢がある作品ってやっぱりいいな。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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原作既読。

原作がとんでもなく印象的で凄かったので、とてもとても楽しみにしていた作品。
頭では分かってる。
あのボリュームの作品をまるっと2時間に収めるなんて無理。
でも…。
なんだか、すごく薄くな
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

あー、もう、なんだろう…言葉が見つからなくてもどかしい。とにかく、よかった。
しかも、映画館で観てよかった。

主人公の台詞は驚くほど少ない。しかも、ドキュメンタリー??って思ってしまうくらい、日常だ
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名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.8

復習がてら鑑賞。
色々と懐かしかった。携帯とか、おっちゃんの声とか。

休日の昼間の映画館は中高生がいっぱいいて。「きっとこの子達この頃生まれてないよね…」とかしみじみ。長く楽しませてもらってます。あ
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五月のミル(1989年製作の映画)

3.8

お母さん亡くなって家族が集まる…ファミリーヒューマン映画かと思いきや、ちょっとブラック風味のコメディ。社会を風刺しつつ、家族の姿を描く、なんだかとってもフランス映画だなーと感じる作品。

あんなにゴタ
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百花(2022年製作の映画)

3.8

今と過去。過去の部分は何とも共感は難しいと思いながらも、今と未来はとにかく身につまされて苦しかった。

現実は理由や答えが分からないままのことがたくさんあって、きれいにオチがついたりまとまったりするよ
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

4.0

あらすじとして語られるストーリー以上にくるものがある作品だった。
何かを暗示するような映し方や、役者さん達のそれぞれの表情。台詞は少ないけれどとにかくうったえかけてくる。
何よりも、涙の流し方が辛い。
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

最近観た『鳥』や『サイコ』とは違う怖さとせつなさ。
ジェームズ・スチュワート、顔で語るわー。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

「英雄か悪魔か」
そんなあおりがついてたけれど、これまで自分が持ってたナポレオン像からすると英雄でも悪魔でもなく普通に男の人だった。そんな描かれ方だった。
超絶オレ様なカリスマのイメージだったから…
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