どぅぐさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.9

フランス版スタンド・バイ・ミー。
ちょっとだけ成長させてくれた夏が自分にもあったかもしれない。

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.4

70年代邦画の名作中の名作。
いやぁ、好きですねえ。
笑いあり、涙ありの北海道を旅するロードムービー。
ムショ帰りの高倉健のビールを飲む演技は、思わずこっちまで喉を鳴らしてしまう。最後の展開も素敵だっ
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.2

素晴らしい。

近未来SFのディストピアを描きながら、この映画から伝わって来るのは、在り来りなテクノロジー進歩への警鐘などではなく、時代が変わろうと、決して変わらない人間の夢への情熱と渇望だった。
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.3

IMAXで鑑賞。

SF/ファンタジーが好きなら、MARVELシリーズが初見でも全く問題無い!そう、言わしめる作品。

本作は、民衆を守る正義のヒーローというよりはむしろ、アメリカナイズされた現代版オ
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.6

80年代の邦画を代表する作品。

薬師丸ひろ子の「カ・イ・カ・ン」が聞けただけで満足。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.8

面白い構成だったな。
時系列を遡って、物語を進めていきつつ、最後は現在と主人公の記憶とをリンクさせて大団円へ持ち込む。
過去を挿入するのはよく見かけるけど、1年ずつ律儀に遡るのは珍しいと思った。この映
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晩春(1949年製作の映画)

4.3

小津、一発目。

これ、本当に70年前の作品なのか?と、疑ってしまいたくなるほど、現代にも通ずる人の幸せと愁いを描いていた。嫁ぐ娘とその父という、時代を選ばない普遍的なテーマなだけに、全く色褪せること
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用心棒(1961年製作の映画)

4.1

これと言って理由もなく、ただ面白そうな事に首を突っ込んでは、結果的に人を斬ったり助けたりする、通りすがりの流浪人のお話。

主人公の描き方が良いなと。

彼が用心棒をしたがる目的は、最初から最後まで読
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.9

過去の記録。すごい、ポスター画、文庫の表紙意識してたんだ。

七人の侍(1954年製作の映画)

4.5

圧巻の一言。三船敏郎の演技、癖になる。いつまでも見ていたい。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

心に傷を負った天才青年が、徐々に心を開いていくヒューマンドラマ。普段、見ないジャンルだけれど、たまにはいいな。
ロビン・ウィリアムズ演じるショーンの温かさに、見ているこっちまで包まれていく感覚になりま
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

映画音響の素晴らしさと奥深さを知れる最良のドキュメンタリー。教えてくれた友よ、ありがとう。

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.1

三船敏郎が、最高にかっけぇ。
すごく好きな物語展開。百姓2人組は、ほんとに腹立つけど、いい味出してる。姫の美しさと力強さが魅力的。黒澤明作品、3つ目。見てよかった。

劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

3.8

IMAXで鑑賞。
少々、展開に無理があるような気もしたが、戦闘シーンに迫力あったから問題なし。そこそこ楽しめた前章譚でした。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

いいね!
後半から面白い展開。なるほど、あれだけ話題になってた理由がこれかと合点がいった。映画撮影の裏側って面白いなぁ。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

凄いねぇ、こりゃ1本取られましたよ。

いや、カイザーソゼやんっていうツッコミを引き出すがために、不謹慎なことするのやめてください。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.9

前情報、おばさんの皮膚が伸びるポスター画だけで挑んだから、マッドサイエンティストの話かと思ってた。

全然違うやん笑

理解が追いつかない。論理性の欠落を楽しむとでも言うのだろうか。追いついたと思った
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

世界史好きの知的好奇心を擽る作品。

証言1では、質実剛健で名誉に生きる男カルージュのやるせなさと憤慨を知り、
証言2では、教養豊かで愛に生きる男ル・グリの
自由さと愁いを知る。

ここまでなら、全
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.6

前半は、物語を理解するのに頭をフル回転させる。とにかくティモシー美しすぎてニヤける。

後半からは、待ってましたの最高の映像体験。
とにかく、目と耳が追いつかない。IMAXのポテンシャルを最大限に発揮
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

サマーフィルムに乗ってみたいな、てっきり自主制作映画がメインのお話かと思いきや、全然そんなことはなかった。主人公がシモキタの住人と何気ない会話を楽しみながら、淡々と時間が過ぎていき、ちょっぴりコメディ>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.6

勉強ばかりの陰キャメンズを女の子が矯正していく過程で、いつのまにか好きになっちゃうというよくあるお決まりの内容。成田凌なのに、全く成田凌じゃなくなるの凄い。胡散臭い実業家を演じるなら、小泉孝太郎の右に>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.1

ジャックスパロウ船長、マジかっけえ。
改めて観ると、よく出来てる映画だなぁ。展開が目まぐるしく変わるから、全然飽きない。最後も粋な終わり方。オーランド・ブルームの黒髪ロン毛姿が最高にかっこいい。真似し
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.1

モーツァルトの半生を同時代を生きたサリエリの視点から、毒気、皮肉、冷笑、嫉妬、そして羨望たっぷりに語っていくという内容。
モーツァルトは世界中の誰もが知っている偉人。『アイネ・クライネ・ナハトムジーク
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.9

一体、あんな危険な映像をどうやって撮影してるんだろうな。
マッドマックスの面白いところは、マックスが伝説の男だが、決して敵無しの最強ではないというとこ。彼を凌駕する強敵がいてしっかりボコられる。だが、
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.8

幸せの瞬間が壊れるのマジで胸糞悪いけど、カタルシスもひとしお。
効果音めっちゃ焦らせくる。
バイクかっけぇ。マックス、マッドすぎ。

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

サイバーパンクSFの先駆的作品『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映像化。

外は日本や中国の繁華街を彷彿とさせる雑然としたネオン街だが、室内は至って普通の西洋様式という組み合わせが、何処かにあり
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

アメリカの黒人奴隷にまつわる著作といえば、ストウ夫人の『アンクル・トムの小屋』が有名だが、本作の原作『Twelve Years a Slave』は寡聞ながら全く知らなかった。この映画は、南北戦争の少し>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.1

線路ってどうしてあんなにロマンがあるんだい。
4人それぞれ家庭の事情が違っていて、悩みも性格も違う。それでも、あぁして好奇心と冒険心でがんがん進んでいくのが少年時代だった。兄貴集団って本当に怖いよなぁ
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

戦場のメリークリスマスと銘打つが、戦場は1度も出てこない。これは、戦地から離れた俘虜収容所での、暴力と愛と友情と死の物語だった。

愛の形には様々な種類があると受け入れられつつある今だからこそ、この映
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.3

凄まじい映画だった。
ただの戦争映画だと思って見ることなかれ。
恐怖があるから、安らぎを感じれるように、争いがあるから、人は神を近くに予感する。
これは、地獄と混沌の中を、作業のように淡々と進み続ける
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