どぅぐさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

旅の重さ(1972年製作の映画)

3.9

旅の牧歌性と現実性が混在している作品。
旅をすることの重みを、肌で感じていく少女の葛藤。大人へと変わる前の青臭さと瑞々しさが溢れていた。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

治安が劣悪だった70年代ニューヨークが舞台。車内から見るネオン街が、幻想的だった。映像に合わせて起伏が変わるバックミュージック。いいね。

彼が大統領の暗殺を企てたのは、政治的不満からではないだろう。
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

一貫して静けさのあるSFでした。
AI映画と聞けば、マトリックスや攻殻機動隊のような技術の発展した近未来的な世界観を想定するが、この作品は全くの別コンセプトであった。

本作は、山岳の奥地にひっそりと
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点と線(1958年製作の映画)

3.7

俗に言う、アリバイ崩しモノ。
なるほど、これが時刻表トリックか。率直に言うと囃し立てるほど凄いトリックでもないと思ったが、原作で読むとまた違った印象なのだろう。

ミステリーの映像化は、往々にして、視
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

SFは、ドンパチより知的な謎解きが好みです。
物体内部の殺風景さと不気味さ、めちゃくちゃ良い。

ただ、ヘプタポッド言語の解明がいつの間にかされてて、もう少し丁寧に紐解いていって欲しかったのと、クライ
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GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)

3.7

あの頃は、最後の結末に驚ける純粋さをもちあわせていた。

過去の記録。

GANTZ(2010年製作の映画)

3.7

これ好きだったなー。
夏菜の曲線美にソワソワしてた中学時代。

過去の記録。

砂の器(1974年製作の映画)

4.0

邦画の名作サスペンスも知っていきたい。

父と子の宿命の物語。
前半は少し退屈だが、後半からクライマックスにかけての映像とピアノの旋律が、力強く、心にのしかかってくる。決して、晴れやかな気持ちにはなら
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

4.1

ワールドエンドで燃え尽きたかと思ったが、意外に楽しめた。結構、平和なパイレーツだった。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

4.3

パイレーツは小さい頃に劇場で見たきり、記憶が無くなっていたから、これを機に一気見。
デイヴィ・ジョーンズとの最終決戦、まじで最高だった。パイレーツの面白い所は、突然の裏切りが、最終的には上手く噛み合っ
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源氏物語 千年の謎(2011年製作の映画)

3.1

受験期に見たっけ。
真木よう子が可愛かった記憶しかない。

過去の記録。

ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.2

先祖に敬意を払い、民を愛し、武士という生き方に誇りを持った男たち。時代の転換期を生きた彼らの最期は、とても美しかった。
わび・さびが感じられる素晴らしい内容で、最近の日本人が作る史劇にはない幽玄さがあ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

短編小説をめくっているかのような感覚になる三篇の独立した会話劇。不可解さが偶然という言葉で片付けられる擦れ擦れの線にいる、絶妙なバランスを持った作品だった。

1篇目の少女は、『街の上で』で気になって
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

友達と鑑賞するときは、こういう推理しながら観れる映画が楽しい。
狂愛を描いた物語でもあり、ミステリー作品でもある。アガサ展開とはいえ、程よいミスリードも含まれていて、すぐに答えが出揃っちゃうなんていう
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

活力に満ち溢れている映画でした。
沈んでいる時にこれを観れば、間違いなく元気になれる。濃厚で力強い演目の数々に圧倒されてしまう。休憩を挟まないと、さすがにぶっ倒れる。
クリスティーナ・アギレラの声量は
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.0

ジブリっぽさの詰まったルパン三世だった。
1作目の作品とは、全くと言っていいほどテイストが違う。監督が変わるとこんなにも変わるものか。歴史的ロマンを感じつつ、エロスよりも、友愛があった。短い時間ながら
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.9

新年一発目。今年も色んなジャンルの映画知識を増やして行くぞー!

ルパンをちゃんと観たのは意外にもこれが初めて。劇場版1作目は、複製人間という題名なだけあって、SF要素が強め。賢者の石が出てくると、必
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少林サッカー(2001年製作の映画)

3.7

これは、サッカー少年時代に死ぬほど見た。
最後のシュートで、相手キーパーの服が脱げて、ケツが丸出しになるところ、大好きだった。

過去の記録。

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.8

地球ではないどこかの惑星で、人類初のロケットを飛ばすまでの宇宙軍の苦闘を描いたSFアニメーション。
さすが、GAINAXといわんばかりの、突飛なアイディアと細部にまでこだわった描写の数々。
衣装や都市
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天気の子(2019年製作の映画)

4.2

面白いものは面白い!斜に構えて見ない奴は、馬鹿野郎ですわ。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.3

雨と言ったら、秦基博の『Rain』ってなってしまったくらいこの映画の影響は自分の中で大きい。

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.8

映画館に見に行った。めちゃくちゃ感動した記憶あり。
これを見てからというもの、8年越しって頭に付けるだけでどんな言葉でもエモく感じれるようになってしまった。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

素晴らしいアニメーションでした。
戦時下を逞しく、そして、明るく、生き抜いてくれた人達がいたからこそ、僕らは豊かな時代をこうして生きることが出来ている。そのことを改めて痛感する。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.9

アメリカン・ニューシネマの金字塔。
アメリカンバイクを所有したからには必修科目だろうと、半ば使命感に駆られて視聴する。

夢や希望が詰まったロードムービーと思いきや、社会派映画だったことにまず、驚いた
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.5

黒澤映画、いやぁ、好きですねぇ。
とにかく、世界のミフネがかっけえのよ。

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

4.1

ドイツ映画はじめまして。
ヴェンダースの世界観に酔いしれた。
モノクロとカラーを物語の仕掛けとして巧妙に利用する数少ない作品の1つ。

前半、ベルリン市民のそれぞれの悩みを天使が聴く場面。覗き見をして
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