すずめのちゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

すずめのちゅん

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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

2.9

芸術からコミックへの変遷、とか父との軋轢、とかキャラクターの誕生秘話、とかそんなの全部すっ飛ばして終始恋だった。
この内容が実在の人物の伝記と考えるとすごく赤裸々に感じる。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.7

この手のシチュエーションホラーって、売りが緻密な設定にあることが多いものの、一部キャラクターの背景が強引すぎて内容にのめり込めなかった。

料理をおいしそうに見せるカメラワークは最高レベルなのに、肝心
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.3

歌は良かったからまあ全部いいか、という落としどころ。
尺の問題か予算の問題か、アンダレーシアほとんど出てこない。

キャプテン・ウルフ(2005年製作の映画)

3.5

ヴィン・ディーゼルが荒々しく運転するので実質ワイスピ。
ファミリーの話なのでやっぱりワイスピ。
たぶん作品中一番強いのはウルフ大尉から逃げ切ったベビーシッターのおばあちゃん。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.3

ストップモーションでもしっかりウェス・アンダーソン色がでてる。
語り、場面転換、無機質な展開が映像と噛み合っているのは素晴らしい。
とはいえ実写のほうが映像の仕掛けを大いに感じられるので、他の監督作品
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

2.5

誰に向けた映画なんだろう。
子ども向けにするには設定や責任が大きい気がするし、トイ・ストーリーのバズ・ライトイヤーを求めるには設定改変が多いし、単純なSF映画にするには作り込みが甘い。
《ソウルフルワ
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三匹の子ぶた(1933年製作の映画)

4.5

豚の煽りがハイレベルすぎて、手を抜かない以前の教訓を彼らに与えるべきだとは思う。

あと狼が演技するたびにカメラ目線してくるけど、その演技でアカデミー賞取れたわけじゃないからな。

3匹とはなってるの
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ホーカスポーカス 2(2022年製作の映画)

3.7

30年も経ってるのに作品のクオリティーが(良くも悪くも)全く同じなのは続編としては完璧だと思う。
というか主演三人の見た目はさすがに歳を感じるものの、設定上は前作と地続きというのを一切の違和感なく再現
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ホーカス ポーカス(1993年製作の映画)

3.5

史上最悪の魔女の心が純粋すぎてほっこりしてまう。

トラックス(1997年製作の映画)

2.5

実はリメイク前キング監督よりも原作の世界観を再現できているところ(だけ)が高評価。
意思を持つ車に虐げられる、派手なのか地味なのかわからない陰鬱な世界観を映像で表現できるのはいいと思うけれど、果たして
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地獄のデビル・トラック(1986年製作の映画)

2.4

小説家は監督ではないということを示す好例。
ただキングは小説を終わらせるのも得意ではないのでオチに一切文句はありません。
車が暴れて、爆発してるからB級覚悟で準備すれば問題ないと思います。

ピノキオ(1940年製作の映画)

2.8

悪意ある大人が怖ければ、道を外れた子どもの末路も怖い。
昔でないと表現できない教訓がそこにある。
ピノキオには良心であるジミニーがついていたし、ブルー・フェアリーが一度だけと言いながらも最後まで助けて
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ピノキオ(2022年製作の映画)

2.9

トム・ハンクス扮するゼペットじいさんがボートで漂流しているシーンで『キャスト・アウェイから何年経つっけ』と思ってしまってもう。

ストーリーは現代風に変更され、ピノキオはジミニーがいなくてもいくらかの
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

ただでさえ情報量の多い映像のぶつ切り転換が手法の一つであるアンダーソンがオムニバス形式でやったもんだからものすごく細かい。
そこまで難しい話でないのに相当集中しておかないとあらゆるものを見逃してしまう
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.2

アニャはすごいなぁ。
ほんま最初と最後で演じ方が変わるのに、全部しっくりくる。
適役。

久しぶりにエドガーライトのがっつりしたホラーシーンを観た気がします。
カメラワークすごく好き。

バーレスク(2019年製作の映画)

3.3

歌と踊りが観たくて視聴開始したけど途中で(あ、これハリウッドと違うやつだ)となった一作。
ストーリーラインはシンプルにいいし、踊りは圧巻。
ただキャラクターの行動原理がいろいろずさんなので感情移入はし
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メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.6

《Wild Thing》をメジャー曲にするという、現実でもスーパープレイをみせつける映画。
笑おう!

逆境ナイン(2005年製作の映画)

3.4

嘘??合ってる!?
主題歌《夢をあきらめないで》がぴったりはまってる!!

くだらなさのクオリティーが高いところで維持されてるのでツボにハマると笑い続けられます。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

求めているものをキチンと提供してくれる映画。
アン・ハサウェイは美人だし、ロバート・デ・ニーロのようなカッコよさを持ちたいし、テンポのいいストーリーにも学ぶところがあるし、うん、いい映画。

特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年製作の映画)

3.4

派手な男たちといえばこいつらを避けては語れない。
無茶な作戦を平然とやっていくさまはわざとらしいといえばそれまでだが、そこは目をつむり楽しみましょう!

戦車が飛ぶシーンは好き。

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.7

前作の興行収入はさらなるキャスティングと、火薬に消えました。
爆発に次ぐ爆発。
前作で気づいたのか、余計なシーンは全カット。
残されたのはオール重火器。
テロリストの命をなんだと思っている!

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.5

最初ポスター観たときの感想は「嘘やろ、いくらなんでもやりすぎや」でした。
どこに予算あるのか疑うレベルの豪華キャスト。
いざ観たとき、やっぱりやりすぎでした。

ラストシーン、男たちの笑顔がすごく気持
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.2

村の雰囲気作りはすごくいいので、ラストに向けた伏線を気にせずに楽しめるならいいと思います。
ただまあこの頃のシャマランの宿命というか、この映画すべてがどんでん返しありきに作られているのをどうとるか。

パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

2.4

この映画の適正時間は22分。
シーンが代わり映えしないのを仕方ないとするなら展開の工夫はもう一ひねりないと90分に達しないかなぁという感じ。

間延びがなければ、たとえシンプルなオチでもPOVの先駆的
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.7

このポスターの家族写真。
見返すとゾワッとします。

老人の子どもに対する扱い、大人の老人に対する扱い、この二点の描き方が印象に残るとともに、監督はあらゆるメッセージを込めようとしているのだなと感じま
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.1

2回泣きそうになりました。
4回泣くのはかなり無理があると思う。

ここ数年のライトな小説って露骨に特別ルールがストーリーのために作られてることが多いけど、これはルールが伏線になってストーリーが展開さ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

5.0

ディズニー・アニメーションの挑戦を感じる一作。

歌とはいえ《美女と野獣》や《ポカホンタス》などとはまた違う手法で、大人の心の機微を表すのだが、カジモドは明るく、ほかの登場人物は基本的に荒々しく描かれ
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

3.1

これは究極の二択。
エンドロール。
ジャッキーといえばNGシーン。
インドのコメディならダンスシーン。

つまりこれ、どっちが流れるの?

NGシーンが観たい?
ラストの大団円ダンスが観たい?

みん
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

4.4

皆さん、気になりませんか?
果たして、ハエは歌って踊るのか。
それは観てのお楽しみ。

ストーリーは超過激。
だからこそ、ところどころドン引くレベルだけど笑える。

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.4

ストーリーのひねり、含みある配役、カメラワーク、かなりクール。

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004年製作の映画)

2.3

当時の技術で、当時の名キャストで、あえて古めかしさを出すことのみによって意味が生じる映画。
つまり当時ですら需要がピンポイントで、歳月を経た今キャストが好き、映像に難癖つけたい、等理由をつけないと面白
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

2.8

『食べちゃいたいほど好きなんだ』
そのセリフを聞くや否や慌てて島を飛び出したのは絵本の話。
この絵本は怖い話?
いいえ、子どものマックスとかいじゅうたちが遊ぶ話です。
では、この映画は?
怖い話。
C
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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

2.4

人気児童文学の映画化、と効けばとても響きはいいのだが、この作品に関しては短い文章そのままに尺を伸ばし、間につなぎを入れずに完成させたような出来栄えになっています。
その結果できあがる、どことなく飲み込
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ボーイズ・ボーイズ/ケニーと仲間たち(1976年製作の映画)

3.0

あの頃を生きていないから通じるところがないけれど、これでもかってくらい“あの頃”の映画。
この映画に感動してる人は《mid90's》にもやもやしてそう。
そう考えるとスケボーってすごく息が長いよね。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.3

時代が違えば人に貼られるレッテルも違う。
当時の精神病院がどれだけ悲惨なものだったのか、劣悪な環境に与えられる希望がどれだけ体制にとって恐ろしいものであったのか。
今フィルムごしで観ると悪に感じるもの
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

3.7

80年代の実話を基に、なんて書かれてたのでつい身構えたものの、最初は話がサクサク進むので『本当にコメディ風にしてるのか』と納得したところに問題提起。
一気に深い。
最初は人の長所を見る大切さを知り、最
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