すずめのちゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

すずめのちゅん

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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.9

予告編、映画の告知に関しては作品の内容を見事に表現しており、知ってる人も知らない人も多く惹きつけるよいものだった。

にもかかわらず本編。
ネタバレ厳禁シーンの再現はせっかくの映像化なのに小説のほうが
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ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.1

ディズニーホームビデオ並に対象年齢を引き下げてきてますが、クオリティや笑いの質はかなり高く感じます。
お子様が観るなら、お子様のまっさらな気持ちになって観るなら文句なしの出来栄えに感じます。

クルエラ(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

この手の作品はすでに決められたゴールがあるからどうしてもわかる筋道があって、なのに主人公であるがゆえに筋道外れたゴールにたどり着くというマレフィセントと同じパターン。
ただ該当作を知ってないと気づきが
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

かつて少年であった人々の心にこれほどまで響く映画は他にあるのだろうか。
私自身初めて観たのは映画の少年たちよりも少しだけ幼い年であったと記憶しているが、秘密基地、子どもだけでの冒険、くだらない話、友だ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.8

身近な人ですらその人生というものはなかなか見えないもの。
いつも嘘ばかりつく父親エドワードと疎遠になってしまったウィル。
父親の病気をきっかけに親子の距離は縮まり、嘘だと思っていた話のひとつひとつから
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.9

映画、というより映画館が好きならきっと好きになる映画。

少年トトとアルフレードの交流、トトの成長を映画館と町の人々が見守り、エンニオ・モリコーネの音楽が優しい世界を鮮やかに彩ります。
どこか滑稽さす
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんでこの家庭環境で子犬おるん?
なんのためのキャスティングか丸わかりやん!
もう絶対可哀そうなことなるやん!
ほら!いわんこっちゃない!
だいたいワンちゃんからして死亡フラグに走りすぎやろ!
基本怯
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悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

3.1

邦題は《悪魔を憐れむ歌》ですが、メインテーマは《タイム・イズ・オン・マイ・サイド》だし、むしろ悪魔が歌っています。
挿入歌のタイミングは完璧で、悪魔の能力を映像で、力の強大さが歌で伝わる名シーン。
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.9

ここまで美しいホラー映画に出会うことはそうないであろう。
サスペンス的にひりつく場面情景はもとより、特質すべきは音楽だ。
どのシーンでも、恐怖を植え付けるわけでなく心情に訴えかけるようなメロディが観る
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ゾンビーノ(2006年製作の映画)

3.5

何年も前のシュール系ゾンビ映画。
ゾンビをペットにする平和な世界という斬新な設定と、ゾンビ・アポカリプス後の荒廃という定番設定が文字通り柵一枚で隔てられている。
そこはストーリー内でも表現されており、
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黙秘(1995年製作の映画)

4.3

愛の形とは何か。

物語を進める背景にあるのは二つの事件。
いや、それは事件なのかどうかもわからない。
どちらの事件にも大きく関わるドロレスは時に語り、時に黙秘する。
愛する誰かを守るため。
愛する誰
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ミザリー(1990年製作の映画)

4.5

もし、好きな作品が完結してしまったら?
もし、目の前に動けない作者がいたら?
もし、その事実を誰も知らなかったら?

キャシー・ベイツの演技と思えないほどの迫力で観た人すべてが囚われるに違いありません
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イナフ(2002年製作の映画)

2.8

ある意味衝撃の展開であり、たしかにアメリカ的な展開でもある。
個人的にはスカッとはするけど映画の広げ方としてそんなダイレクトでいいのかという感じ。
DV夫から娘を守るために妻が取った行動とは。

ホテル・ニューハンプシャー(1984年製作の映画)

3.3

ジョン・アーヴィングの数々の名言が突き刺さる、家族が生きる物語。
あまりにも辛い災難がふりかかるが、それでも進む強さがあります。

好きな作品なんですが、原作を詰め込みすぎたのかダイジェスト感が否めな
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.4

友情の物語。
人を信じること、人と向き合うことの素晴らしさを知る映画です。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.2

狂気、理不尽、逃避。
作家を追い詰める狂気はやがてより大きな狂気による理不尽な暴力に包まれていく。
そしてラスト。

コーエン兄弟による暴力シーンはこの頃にはすでに確立されていて、画面越しにダメージを
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スクリーマーズ(1996年製作の映画)

4.0

SF+サスペンスの傑作の一つ。
今見ると、というか当時見てもチープな部分があるけれど、そのB級さも作品に漂う恐怖感に寄与しているのではないでしょうか。
地球からはるか彼方のクローズドサークルに潜む殺人
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.5

最初のモヤッとした青春とはなんだったのかというくらい、中盤からの疾走感。
恋愛とはそれぐらいのギアがかかるものだからある意味正しい脚本なのかも。
スコットの思考、表現が独創的で、レトロゲームに触れた若
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アリス(1988年製作の映画)

4.2

内容は《不思議の国のアリス》なんだけど、パペットを始めとする表現がどことなく不気味で、映像を通じて自分がうさぎの穴に迷い込んだような錯覚に陥ります。
この映画を10代の頃に観て以来、いまだ迷っているの
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.9

アンソニー・ホプキンスの名演の割にあまり知られていない気がする映画。
超能力というあやふやなものが少年時代という儚いものをより深く感じさせていると思います。
映画で回収されていない謎はそのままにしてお
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カンガルー・ジャック(2003年製作の映画)

3.3

何も考えたくないときに観る映画。
カンガルーが銀行強盗に巻き込まれる、というかカンガルーがお金を強奪する映画です。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

想定してる客層向けにきっちりとボールを投げています。
2019年にもなってこんな好き勝手してる映画が残ってることはとても素晴らしく感じます。
こういう尖りまくった映画に出てる役者がやがて大物になる、み
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