よしまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.7


 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその3。

 「シャレード」公開より遡ること9年、ケーリーグラントは「麗しのサブリナ」の出演を撮影直前に断り、急遽ハンフリーボガードに交代。

 脚本は
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シャレード(1963年製作の映画)

4.0

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその2。

 ヘンリーマンシーニのテーマソングとカラフルなグラフィック。007のガンバレルシークエンス🔫を発明したモーリス・ビンダーによるオープニングにま
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

 映画オードリー・ヘプホニャララ公開記念レビューその1。

 オードリーマニアではないけれど、写真展とかあるとついつい立ち寄ってしまうし、「映画」というものの魔力に取り憑かれた者としては避けては通れな
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エール!(2014年製作の映画)

3.9

 オンライン上映会のお題にて鑑賞。

 本作がリメイクされてオスカーを獲った「コーダあいのうた」も全員未見という中で、評価が結構割れたのが面白かった。ちなみにボクのスコアは真ん中あたりだった模様w
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オートクチュール(2021年製作の映画)

4.0

 Diorのアトリエで働く引退間近のお針子さんのトップが、移民二世の無職の少女を育てるというお話。
 その技術を伝授していくというちょっとしたスポ根的なものを想像していたのだけれど全く違って、むしろ擬
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 ようやく観れたー。かつては3度の飯よりバットマン好きと公言していたのに(どこで?)なぜか今回は腰が重く今ごろに。
 まあこうゆう予感はたいてい当たる。

 結論から言うと、そんなに長いことやる話でも
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死の棘(1990年製作の映画)

2.9

 うわぁぁ、今まで観てきた中でもトップクラスにヘンテコリンな映画だった😱

 島尾敏雄 の60年代の不倫小説が原作。
 なにやら文学界では高い評価を得ているらしいけれど、学者さんらお偉い方々も好きだね
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スパイ・ハード(1996年製作の映画)

3.4

 さてこちらは初見。レスリーニールセン繋がりで観てしまった。というか、こんな映画があるのも知らなかった。

 学生の頃にテレビシリーズの「フライングコップ」を観て衝撃を受け、ボクの笑いの基本がココに形
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クリープショー(1982年製作の映画)

4.3

 疲れた頭には脳天気ホラー。ちょっとだけドキドキする、がっつりビビらなくてよい、このさじ加減がサイコー。

 キング×ロメロが、規制により失われつつあるホラーコミックへのオマージュを捧げようと企画した
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.1

 ウィリアムワイラー監督の名作を初鑑賞。第二次世界大戦の終戦の翌年1946年に、戦争からの帰還兵の苦悩を鮮やかに描いた紛れもない傑作だった。

 アカデミー賞9部門獲得。ただしワイラー監督は後にベンハ
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キャット・バルー(1965年製作の映画)

3.8

 コロムビアピクチャーズのイントロムービーに出てくる女神さま。
 脱がされたり歌わされたり歴代の映画で結構イジられてるけれど、今回はなんとアニメーションで女ガンマンに扮してハッスルw
 本作がコメディ
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甘い生活(1959年製作の映画)

3.8

 絶対観たことあるはずだと思ってたら初見だった、というのはフィル友さんならわかっていただけると思われるよくある話。
 いや観たはずなんだけどな〜、普通はところどころ覚えてるものなのに、全然出てこない笑
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.4

 先月、70年代で自分を縛りつけていたらなぜか邦画にハマり、「犬神家の一族」に続いての角川の第2弾「人間の証明」も「この機会にw」観てしまった。

 ほとんど話は覚えてなかったので、結構新鮮に楽しめた
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

 フィル友でリア友のlarabeeさんが、この機会に市川x石坂×金田一シリーズを見返そうと書かれていたので、追随してこの機会にしっかりと再鑑賞することに。当面、月一ペースで観ていきます。
 ところでな
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吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

3.8

 久々に観てしまった不朽のカルト作品、ゴケミドロ。たぶん30年ぶりくらい。
 死ぬまでにもう一回くらいは観るだろうかw

 ハイジャックに遭って墜落事故、絶望の淵に立たされた観客のもとへ宇宙から謎の円
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.4

 第二次世界大戦中の5年間、ドイツに占領されていたデンマークの海岸沿いに、ドイツ軍によって200万個の地雷が埋められた。

 終戦後デンマークは、捕虜となったドイツの少年兵にこの地雷撤去作業をさせた、
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.0

 せっかくの機会なので、オリジナルのほうもレビューしておこう。

 と思ってちょっと調べたら…ずっと知らなかった衝撃の事実、正式タイトルは「ウエストサイドものがたり」なんだね!自分で勝手に「ストーリー
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第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.4

 月一でお届けしておりますヒッチコックレビュー、今回は第3逃亡者。

 イギリス時代の最後から3作目、もうすっかりスタイルが出来上がっていて、普通に面白いのだけれど物足りなさを感じてしまうほど。

 
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.2

 友人とのオンライン上映会にて。自分ではまあ選ばないであろうドキュメンタリー。

 中国でつい最近2015年まで行われていた1人っ子政策。2人目は産んじゃダメですよ〜て誰もが知ってる史実。

 最初は
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.6

 公開からしばらくして鑑賞済みだけれど訳あってレビュー遅れました!

 オリジナルは子供の時から何度か鑑賞済み、リメイク作品ということもあり元のストーリーについてはネタバレありとして書いていますので悪
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.9

 前回レビューのウディアレン「インテリア」。彼が尊敬してやまないベルイマンの作品の中でも同じ「三姉妹」を描いた作品として有名なのが「叫びとささやき」。

 物語や設定は実はあんまり似ていないのだけれど
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インテリア(1978年製作の映画)

4.6

 ウディアレンがコメディから離れてシリアスドラマを手がけた初めての映画。本人も出演していなければ、ギャグの一つも出てこない本気度はファンならずとも見逃せないところ。

 インテリアを仕事にしている身と
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オフサイド7(1979年製作の映画)

3.0

 70年代作品の鑑賞を続けておりますが、ここまで6作品すべてmark数が3桁。そしてこれは2桁w

 熱い作品も多いけれどハズレもまあまあ多いのがこの年代の特徴かもしれない。しかも全体数が少ない。フィ
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高校大パニック(1978年製作の映画)

4.2

 先日レビューした「帰らざる日々」の同時上映。これ連続して観られるって楽しいだろうなぁ。

 石井聰亙が19歳で作った8ミリ映画を日活ロマンポルノのベテラン澤田幸弘監督でリメイク。石井も監督に名を連ね
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ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖(1973年製作の映画)

3.7

 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」と「ゾンビ」のちょうど中間の時期に撮られたロメロのパニックムービー。ホラーと言うよりはドキュメントタッチのスリラーで、グロいシーンは全く無く、むしろ精神的な恐怖を>>続きを読む

事件(1978年製作の映画)

4.0

 前回レビューの「帰らざる日々」と同年のキネ旬ランキングで4位、日本アカデミー賞では作品賞含む7部門受賞。
 主演は同じ永島敏行で、この年の1位「サード」と合わせて1978年の主演3作が5位以内だなん
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帰らざる日々(1978年製作の映画)

4.2

 邦画は基本的に苦手で積極的に観ることはないのだけれど、それでも70年代となれば話は別。なぜか惹かれてしまう。
 1978年度のキネ旬ランキングで5位、読者選出では1位の作品をようやく初鑑賞。
 にし
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うず潮(1975年製作の映画)

4.2

 これまたスコアは低いけどめっちゃ面白かった。何度も声出して笑ってしまった。

 演技力はあんまりと思っていたドヌーヴだけれど、堂々たるコメディエンヌっぷり、そして脱ぎっぷりに拍手👏

 カワイイだけ
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キラー・エリート(1975年製作の映画)

3.7

 フィルマプレミアムだと、観た映画を年代別やジャンル別にランク付け出来るのだけれど、今年の内訳を見ると、プロフに70年代好きを公言しておきながら70年代が1本も無い!寂しい!笑

 そして70年代好き
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.4

 またしてもアホな監督のせいで映画がお蔵入りというニュースが。出演者にもスタッフにも思い入れはないけれど、みんなで頑張って作ったものが抹殺されるのは哀しい話。時代が変わっても無くならないんだねえ。>>続きを読む

おやすみなさいを言いたくて(2013年製作の映画)

4.0

 ついでにもう1本、ニコライ・コスター=ワルドー出演の北欧シネマ。

 こちらはドキュメンタリー風のリアルな手触りが特徴のエーリックポッペ監督による、ひとりの女性戦場カメラマンとその家族のドラマ。
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真夜中のゆりかご(2014年製作の映画)

3.5

 フィル友さんにスサンネビア苦手っ子さんがいてですね、、、(どこかで使ったパターン笑)
 ちょっとレビューしたくなってしまいました。前回の「ウィッチアンドドラゴン」と同じ脚本家、アナストーマスイェンセ
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ウィッチ・アンド・ドラゴン 秘密が見える少女/秘密が見える目の少女(2015年製作の映画)

3.3

 別にドラゴンが主役じゃないのに、客寄せのために邦題に持ってきたばかりに期待はずれの烙印を押されるという残念な邦題アルアル。

 日本でドラゴンというとデカい翼と鋭い歯を持つ小林さんちにいるようなのを
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

 嘘にまみれた夫婦、狸と狸の化かし合い。ホラーでもありコメディでもある、まこと評価に困る作品だった。

 誰の目にも幸せそのものの夫婦。顔の好みはちょっと横に置いといてw
 ロザムンドパイク演じる妻エ
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.7

 本作は、Disney+で配信中の「GET BACK」3部作合計8時間弱という長尺のうち、第1部冒頭のビートルズの歴史を駆け足で振り返るダイジェスト映像と、第3部のラストライブだけを抜き取ってIMAX>>続きを読む

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.9

 今年から念願のDisney+に加入、まずコレと思って観てみたら想像を絶する濃密さに面食らってしまい、なかなか前に進まない。何度も巻き戻し、30分も観るとドッと疲れが出て、つい寄り道してワンダビジョ〜>>続きを読む