ブランドン・クローネンバーグ監督によるSFノワール作品です。
ブランドン・クローネンバーグ監督の前作『ポゼッサー』は「自分以外の何かへの変体」がテーマでしたが、「自分のクローンとの同化」がテーマだと>>続きを読む
幼い頃に離れ離れになった初恋の人と24年ぶりの再会する話。一般的な評価は高いですが、ボクには刺さりませんでした。
本作のテーマは因縁というか8000層を重ねた繋がりというか、なんとなくそういうことな>>続きを読む
ブランドン・クローネンバーグ監督によるSFノワール作品です。
お父さんのデヴィッド・クローネンバーグ監督は「変身」や「人体改造」をテーマやモチーフにすることが多いですが、息子のブランドン・クローネン>>続きを読む
アキ・カウリスマキ監督の最高傑作の一つ。フランス語作品。『ル・アーヴルの靴みがき』(2011年)でまたやりたくなった気持ちはよくわかる。
作家マルセル(アンドレ・ウィルム)、画家ロドルフォ(マッティ>>続きを読む
前作で脚本を担当していたギル・キーナンがジェイソン・ライトマンに代わってメガホンを取った新しい「ゴーストバスターズ」シリーズの第二作目。
前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が激アツ胸アツの超>>続きを読む
ローラ・ポイトラス監督によるドキュメンタリー作品です。芸術家ナン・ゴールディンの半生を縦軸に、オピオイド渦の責任追及の社会活動を横軸に描くことで、ナン・ゴールディンの生き様を浮き彫りにします。
アメ>>続きを読む
ナ・ホンジン監督のスリラー作品です。
156分だけど、体感3時間くらい。いろんな仕掛けがあって、二転三転して何が本当なの?となるのはいいのだけど、引っ張りすぎ。
それでも最後まで観れてしまうのは監>>続きを読む
リュック・ベッソン監督のドラマ作品です。
『グラン・ブルー』、『ニキータ』や『レオン』の頃は大好きだったんですが、ヒット作を生むプロデューサーに回ってからはあまり興味のなくなっていたリュック・ベッソ>>続きを読む
浅野いにお原作漫画の劇場アニメ化作品です。原作未読。
浅野いにおの『ソラニン』が漫画生涯ベスト10に入るくらいすきで、『素晴らしい世界』も『虹ヶ原ホログラフ』好きだった。でも、『おやすみプンプン』で>>続きを読む
ミュージシャンだったトロイ・ダフィー監督が閃いて作ったジャンル映画です。ブルースじゃない『ブルース・ブラザース』をタランティーノ風に仕上げた感じ。
コナーとマーフィーのマクマナス兄弟が神の啓示を受け>>続きを読む
秀逸なアクションを作るダグ・リーマン監督が主役にジェイク・ギレンホールを迎えて作った80年代アクション映画のリメイク作品です。
ボクはオリジナルの方を観ていないのですが、本作はなかなか楽しめました。>>続きを読む
色んな意味で「帝国の逆襲」なヴィルヌーヴ版の『DUNE』の第二部です。
前作は導入部で特に大きな見せ場がないのにめっちゃ長くて、ヴィルヌーヴ贔屓のボクですらキツかった。本作は大きな見せ場がある回なの>>続きを読む
YouTuberの雨穴(うけつ)の代表作の映画化作品です。ホラーというよりは推理サスペンス。どことなく「石坂浩二の金田一耕助シリーズ」っぽさがあると感じていたら石坂浩二も出演していて、なるほど。
と>>続きを読む
テレビドラマ版『ウォッチマン』などで脚本家として着実にキャリアを積んできたコード・ジェファーソンの初監督作品で、ステレオタイプとしての「黒人らしさ」を扱ったコメディー作品です。
セロニアス・「モンク>>続きを読む
『プロミシング・ヤング・ウーマン』に続くエメラルド・フェネル監督作品です。
本作のテーマは「覆せないものに対する逆襲」なのでしょうか。前作のテーマは「私刑」だと受け取りましたが、両作品とも大きな括り>>続きを読む
マシュー・ヴォーン監督の新しいスパイ・アクション・コメディ作品です。ボクは大好き。
エリー・コーンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)はウェイトレスをしながら執筆活動を続けて『アーガイル』というスパ>>続きを読む
なんとなくホラー映画が観たい気分だったので、ずっとマイリストに入っていた『ダーク・アンド・ウィケッド』を観た。エクソシスト系。
ホラー映画をサクッと観たいニーズにはきっちり応えてくれた作品でした。い>>続きを読む
なんかこれじゃない感。悲しみの感じ方や表現方法は人それぞれだから、否定はしないけど。
ポスターのビジュアルで勝手にホラーやスリラーだと思って観たら、重厚な歴史サスペンスでビックリ。よい意味で期待を裏切ってくれた。
韓国の歴史はよく分からないのだけど、中国の明朝から清朝に移り変わる時期>>続きを読む
ガイ・リッチー監督らしからぬ戦場を舞台とした骨太な人間ドラマです。
舞台は米軍が撤退前のアフガニスタン。曹長ジョン・キンリー(ジェイク・ギレンホール)は爆弾製造工場を探す任務についているが、なかなか>>続きを読む
タル・ベーラ監督のパンク魂のこもった作品。「文明と破壊」の衝突点。
主人公のヤーノシュは天文学が好きな無垢な若者。そんなヤーノシュの視点でストーリーが展開されます。広場にクジラを見世物にするサーカス>>続きを読む
法廷劇のフォーマットを借りた家族ドラマです。パルム・ドール受賞作品。
テーマは「家族のカタチ」だと受け取りました。一緒に長い間過ごせば色々ある。その断片だけを切り取っても、他人からは分かりにくい。法>>続きを読む
SSUのスパイダーバースの新作。マルチバースではなく、タイムリープもの。ボクは好きです。
スパイダーバースに一貫したテーマがあるとすれば、「大きなる力を持つ責任」ということになるでしょう。スパイダー>>続きを読む
いまだかつて、これほど安心して観ていられる犯罪映画シリーズがあっただろうか?🤣マ・ドンソクの二の腕が既に暴力的な正義!な第三作目。ボクシングを習ってただでさえ無双だったのが一騎当千。
ソクトパイセン>>続きを読む
ヴェノムに続くSSUのダークヒーロー。あまり評価の高くない作品だけど、まあまあ楽しめる。
まず、モービウスを演じるジャレッド・レトがいい。特に輝くものがない作品に唯一光を指してるのは彼の演技ですね。>>続きを読む
木村聡志監督の過去作品の登場人物を登場させたスターシステムの会話劇です。もともとは4話のテレビドラマを劇場用に再編集したもの。80分の中編。
木村聡志監督はキャラクター造形本当に上手。今回はスターシ>>続きを読む
木村聡志監督による独特の間がおもしろい会話劇です。どことなく初期のジム・ジャームッシュ監督作品を彷彿させる間の面白み。
まず、キャラクター造形が見事。主人公の四人のキャラクターがしっかりと描かれてい>>続きを読む
アリ・アスター監督がやりたい放題やった作品です。ご本人はさぞ満足でしょう。でも、なげえよ。
まず、褒めます。自分にとっての映画の3大要素である、「テーマ」、「ストーリー」と「キャラクター造形」がしっ>>続きを読む
いろいろ評価が難しい寡作なビクトル・エリセ監督の最新作。ドキュメンタリーを除けば三作目。
本作の評価ポイントはテーマ。これが見つけられるか、見つけられないかで大きく評価が変わると思います。ボクは残念>>続きを読む
スーパースターたちが集まったUSA for Africaの制作ドキュメンタリー。
すごいな、一晩で録音したんだ。それをまとめちゃうライオネル・リッチー、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソンは>>続きを読む
Blu-rayも持ってるし、何十回も観たんだけど、IMAXだったら劇場で観ないわけにいかない。元々バンド的には劇場以外のメディアは拒否してきたので、劇場で観るのが本来のバンドが想定した楽しみ方なのだか>>続きを読む
瀬尾まいこの同名小説を映画化した三宅唱監督のドラマ作品です。生きづらさの中で生きていくことを描いた作品です。
本作の主人公は二人。PSM(月経前症候群)で生理前にイライラが抑えられなくなる藤沢(上白>>続きを読む
阪本順治監督による江戸末期を舞台とした人間模様を描いた作品です。下水道もバキュームカーもない時代に、厠(うんこ)ってどうやって処理してたのよ?という興味から膨らんだような作品。
うんこは作品のモチー>>続きを読む
梅宮辰夫主演の大映のフィルムノワール「夜の青春」シリーズの第四作目です。
梅宮辰夫の出世作は1968年からの「不良番長」シリーズですが、その前哨戦的な位置づけ。同じ大映ヤクザ映画でも鶴田浩二や高倉健>>続きを読む
内田吐夢監督による『人生劇場 飛車角』(1963年)のリメイクで、鶴田浩二と高倉健の再演。
とはいえ、内田吐夢監督は青春編を以前に映画化してるんですけどね。今回は残侠編の映画化。以前に扱った題材とは>>続きを読む
たびたび映画化されている尾崎士郎の自伝小説『人生劇場』の中でも映画史に残るマイルストーン的な作品です。主演の鶴田浩二にとっても、助演の高倉健にとっても、東映にとっても。
自分の世代にとって東映といえ>>続きを読む