UEさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

インファナル・アフェア 4K(2002年製作の映画)

3.7

香港アクションならではの編集・音楽・効果音を久しぶりに浴びた気がする。
今見るとベタだけどそれが良かった。
テンポ良過ぎて最初続編見せられてるのかと思ったけど。
鼻の造形が綺麗すぎるアンディラウと不憫
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悲情城市(1989年製作の映画)

3.6

明日台湾に行くのでお急ぎで視聴。
エドワードヤンよりも、もっと説明的じゃない撮り方してた。
特に最後の食事シーン良かった。あまりにも自然。子供が遠くの席からおかずを取りに来るのとか。
九份の雰囲気から
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一晩中(1982年製作の映画)

4.5

暗すぎて本当に最高だった。今まで見た映画でダントツの暗さ。映画館で見るべき映画は正にこれ。
ずっと階段上り下りしてカンカンうるさい。闇×階段の良さよ…
中盤に一つエグすぎるカットあって見た瞬間に心の中
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ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

2.9

好きになれそうな感じしたのに、見てて本当にキツかった。最後外に出た瞬間、やっと解放された気分になった。
ヴィジュアル良いけどあの空間が無理。苦しい。

東から(1993年製作の映画)

3.7

「アメリカンストーリーズ」で喋り倒してたのに差が凄くて笑ってしまった。アケルマンって色々やってるんだな。
トラックの荷台に乗せられソ連崩壊後の街並観光でもしてる気分だった。固定カメラでずっと街並みをと
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アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学(1988年製作の映画)

3.8

初アケルマン。めっっっちゃ喋るな。
モノローグの割合多くて流石に途中で頭痛くなったけど、最後の食事シーンは舞台ぽくて結構ふざけてたから良かった。余りにも省略しすぎた「くたばれ!」面白い。
偶然だろうけ
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エドワード・ヤンの恋愛時代(1994年製作の映画)

3.8

ヤンヤンでは再会、台北ストーリーでは別れ、この作品では両方がエレベーターで行われている。
誰が乗り込んで来るか分からない未知の出会いと、自分の意思でボタンを押すというこの二つが同時に存在してるエレベー
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.9

FUJIFILMの電光掲示板好きなんだなー
ホウシャオシェン役者もイケるのアツい。ツァイチンの黒子と唇がセクシー

湖のランスロ(1974年製作の映画)

3.4

初ブレッソン
結構な量の血糊を噴射させてて、ちょっと意外で好きだった。終始ガッチャガチャ鎧の音が煩い。クールに見えて意外と乙女だった王妃。
元ネタを理解してないけど、多分監督の解釈ゴリ押しでやってる。
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新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

3.5

セクハラされても強気な女子
普通に子供が煙草吸ってて良かった

これがロシヤだ/カメラを持った男(1929年製作の映画)

5.0

星5どころの騒ぎじゃない、星100。
久しぶりに息も瞬きも出来なかった…
音無し版を鑑賞して正解。ちょっと話したい箇所が多すぎる。

チェス狂(1925年製作の映画)

3.8

今でいうSNSやるみたいな感じで全員がチェス狂になってる。
身支度しながらチェス進めて洋服から何匹も子猫取り出すのわちゃわちゃしてて可愛い。

悪魔の発明(1957年製作の映画)

3.5

カレルゼマン、どの手法も一流なの最強過ぎる。画面がずっと楽しい。
奥行きが感じられないセットの中で役者が演技してるの視覚的にめっちゃ面白い。内容は普通。

トロピカル・マラディ(2004年製作の映画)

4.0

輸入版で。台詞が8割ほどしか理解できなくて残念だけど、音と映像が圧倒的。
前半BL、後半が山月記というミラクル構成。爽やかで瑞々しい2人の日々が、最高にエロティックな別れ際によって締められる。良すぎて
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恐怖分子(1986年製作の映画)

3.7

LDで視聴。
全編ほぼ暗くてありがてーーー!話は全然面白くないけど参考にしたい箇所が色々あった。とにかく暗室でのシーンがあったのがめちゃくちゃ感動した。あのシーンが全てだし、暗室という光から1番離れた
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丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

3.8

「医者は人が怪我をしないと飯が食えないのよ」
毒舌美人女将が良すぎる

シンドバッドの冒険(1972年製作の映画)

4.0

動く絵本。チェコとの感性の違いを感じる作画。
10分毎くらいに次から次へと色んな島を旅するのが凄くテンポ良いしストーリーも飽きない。
ずっと目死んでるのかと思ったらたまに凄い表情豊かになるの面白くて好
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ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

3.5

3歳で強制的に成長を止めた、太鼓叩きまくり奇声でガラス割る少年。
父親の性行為に参戦する等の激ヤバ素行。

五人少女天国行(1991年製作の映画)

3.5

女に人権も尊厳ない。生き地獄です。
女の子みんな可愛い。最初の草むらの中で服脱ぐシーン好き。

怒りのキューバ(1964年製作の映画)

4.3

あの有名なシーン以外にもとんでもカメラワークが沢山あった。多分1番凄い撮影してる映画。
もうカメラマン空飛んでるよ。逆ポチョムキンみたいな階段のシーンもあった。
最初のダンスシーンのカメラワークはディ
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春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

3.4

泳ぐ、陸に上がる、歩く、階段を登り降りする、船に乗る、全て一連の超ロングショット。横へ横へ流れていく様なカメラワーク、壮大な自然、淡々とした家族の会話、まるで絵巻物。
ハンディカムでテスト撮影した映像
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処刑の丘(1976年製作の映画)

4.0

まさかのクリモフの奥さんの作品。
「炎628」と「処刑の丘」、夫婦揃って戦争顔面映画。こっちの方が良かった。
とにかく表情のアップが圧倒的。静かながらも、瞳の奥に激しい感情が見える素晴らしいショットの
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書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

3.8

女らしさとは何だろうか。
ドキュメンタリーだけどこの映画の全ては虚構。ゲームボーイで遊ぶ子供と玉三郎さんのやりとりも劇中劇も、演出による虚構のドキュメンタリー。男の自分が化粧をし女を演じる事も虚構。
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メッセンジャー・ボーイ(1986年製作の映画)

3.1

主人公があまりにも童貞過ぎる。流石にホテルは取ってあげて。虚言癖だし歌も下手だけど、心のどこかで応援してる自分がいる。
彼女も凄く美人だけど一癖ある。
時代背景を凄く感じる終わり方。

ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

4.5

久しぶりに打ちのめされた。

「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」で実際に見た金閣寺のセットがあまりにも美しく、映像でも勿論凄かったけれど実物の方がもっと良かった。
石岡瑛子目当てで知った作
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地下道(1974年製作の映画)

2.2

いかにも初期作って感じ。
恐らく地下道でゲリラで撮影していて半分ドキュメンタリーみたいな感じ。だったら全部ドキュメンタリーにして欲しいし、俳優以外の人達だけ映してた方が面白かった。俳優が演技してる窓の
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.2

演技上手いなー
2人(あと義母も)の落ち着きと興奮の波が休みなく交互に訪れるので疲れる。義母に発狂、からの目キラキラで「マティーニ!」
子供に「殺すぞ!」とか言った後すぐ優しくなるのちょっとリアル過ぎ
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光にむかう3つの夢想曲(1997年製作の映画)

3.0

「薔薇の香り」「トランペットを持った天使」「The Last Sunset」の3本立て。

見たことのない題名だったのでなんとなく借りてみたら日本人の作品だった。
3作品とも共通して、故人に想いを馳せ
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