UEさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

かなり右寄りな画面好き。
親子なのにぎこちない会話だったり、娘のことを君と呼ぶお父さん。2人の間にある溝の様なものを確実に感じられる演技が凄い。
映画じゃなくて1人の少女のメモリーを見せられてる感強い
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道中の点検(1971年製作の映画)

3.5

フルスタリョフ見たあとだからん〜と言う感じだけど、この監督の構図とか撮影マジでセンス!って感じがするので良い。

「クローゼットの中でヒトラーが怯えている」

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

3.7

サムリーのルックがヤバすぎるカッコ良すぎる。これ街でスカウトとか逸材にも程がある…
5人のスタッフから始まったのも良いし、低予算自主制作映画の荒削りさと中国返還前の陰鬱さとカオスが前面に出てる。映画作
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.5

96分ワンカット超バケモン映画。
カメラ一切ブレてないしガラスにスタッフ反射してないし、何テイクやったのか分からないけど凄い。凄いけど内容と語りがちょっと眠すぎた。ガイド聴きながら美術館行くのとほぼ変
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.4

映像の奇跡!!映像の神が味方した😭!
でも2時間半見て、どんな映画だったのか聞かれたら答えられない。ずっと見てて楽しいのに内容全く入って来ない。
フォーカスが変わる瞬間、廊下のずっと奥から人が歩いてく
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懺悔(1984年製作の映画)

4.0

検閲突破したのすげー
「私は無神論を唱道する。にもかかわらず十字架を身につける」ぶっちゃけ人の本質では。
悪のヴァルラムと善のトルニケ、その間にいるアヴェリが1番ズルくて人間味がある。自分が3人の中の
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わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.0

音も撮影もすんげぇ…そして建築映画でもあるのかな…
建物があまりにも素敵過ぎて、後から脚本を書いたと思うくらい。元からあったらしい。
掘りごたつ、襖の小窓、母親の跡を付けて走り出す2人、思い出したいシ
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ナイアガラ(2014年製作の映画)

3.9

後半にかけての引き込まれ具合やばい。
見終わった後の浮遊感とかほのかに感じる幸福感とかなんか色々すごい。幸せ。見れてよかった。

ハナ子さん(1943年製作の映画)

3.8

ガチで怖いトラウマになる
洗脳映画で気持ち悪い…最初はサザエさんだと思って見てたのに…
プロパガンダ映画の中で最強格だろこれ

人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇(1959年製作の映画)

4.0

第3部・第4部

映画としても教材としてもマジで素晴らしい。前回見た時から結構間が空いたけど、1・2部のクオリティをキープしたままどんどん酷な展開になっている。

仲代達矢が本当に適役。日本人離れした
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歌っているのはだれ?(1980年製作の映画)

3.4

カルト映画と聞いてVHSで視聴。
何とYouTubeで高画質版が公開されていた…(しかも英語字幕付き)
ユーゴスラビアとジプシーが主題だと全部こんな感じのイメージ。カオス戦争歌と踊り。
青姦してる時の
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(2023年製作の映画)

4.0

コメディアンビートたけしを凄く感じたし、ここに来て北野映画の新境地でもあるんじゃないかと少し感じた。
どこまで行っても笑い、そしてなんて滑稽なオチ!!!エンターテイメントとして最高。
豊臣陣営が特にギ
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.8

カメラと彼女の距離感が絶対に崩れない。最高。
謎にベランダ出たり戻るのにいちいち部屋の電気消したりひと編みくらいしかしないのに丁寧に編み物セット出したり、無駄のない無駄な動きをずっと見せられている。何
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ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.3

肝心のピンセット男の出番が少ない。
臓器貼り付けてある柱みたいなやつのビジュアルはめちゃくちゃ好きだった。
全てにおいて後付け感…が否めないけどキャッチーなビジュアルとキャラ設定だけで続編は作れそうで
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避雷針(2019年製作の映画)

3.3

建物好きには堪らないかも。
何回か古賀春江の「窓辺の化粧」っぽさをやんわり感じるカットがあった。特に飛び込み台のシーンとか。遠くの建物を双眼鏡で見ている男を双眼鏡で見る女の図。

Begotten(1990年製作の映画)

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予備校時代に講師からおすすめされた。何故?
これを1990年にやる意味…もう90年前くらいにやってたらすげーとなるかも

プリート・パルン(1985年製作の映画)

4.0

最っっっ高だし、この遊び心を忘れないでいたいと思える。音楽・色・アイディア、いかにも感あるけど全部好きなやつ。
最後急にメタっぽくなるのだけは嫌だった。実写がこの手のアニメーションに介入してくるのは苦
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フォトグラフ(1968年製作の映画)

3.2

この時代のドキュメンタリーってこんなにカメラ意識してないのか。