娘の事件を解決できない警察に対して、批判する広告を出した母親。名指しで批判された署長。署長を慕うあまり、母親への怒りを収められない警察官やその周りの人々。
各々のとる行動に、それぞれの正義がある。そ>>続きを読む
長澤まさみの役が「嫌な女」というレビューが目立つけれど、あの気の強さは嫌いじゃない。むしろあの不器用さがあるから、恋人の過去を知るにつれて変わっていくのが感動的。
でも5年も暮らした恋人が身分偽装>>続きを読む
デイミアンチャゼルは、ラスト10分が最高。それは「ラ・ラ・ランド」にも引き継がれている。
スパルタ指導に対する賛否両論があるようだけど、ラストを見ればその是非を描きたいのではないことがわかる。
音>>続きを読む
路上生活者の「ミス・シェパード」を自宅の庭に住まわせる主人公。
自分の母親は施設に入れているのに、厄介者のシェパードを受け入れるところがこの主人公の不思議なところ。もちろん劇のネタ探しもあるのだけど>>続きを読む
親子が卓球して、プールで泳ぎ、ひたすら二人で時間をすごすところが好き。
心臓病で仕事ができなくなった主人公。失業手当から外れ、まともに再審査もしてもらえず、求職者手当を受けるには求職活動をした証拠が必要で、という「お役所対応」が執拗に描かれる。
日本でも生活保護の受給者>>続きを読む
人の死に「大丈夫、すぐに忘れるから」とうそぶく主人公。この最初のシーンから苦手だなと思ってしまった。
格差や外国人労働者、孤独死などいろんな要素を詰め込んでいるけど、それぞれ淡々と描きすぎててなんだ>>続きを読む
コリンファースとヒューグラントの取っ組み合いがくだらなくて、笑える。
ブリジットジョーンズはだらしなくて行き当たりばったりに見えるんだけど、肝心な時はしっかり大事な人を選ぶんだよなぁ。
数学者と彼を支えた家族の物語、と思っていたがそんな単純な話ではなかった。
ラッセルクロウ演じる主人公は、政府の諜報活動に携わるよう誘われるが、実は彼は統合失調症で、幻覚を見ている。この幻覚がリアルで>>続きを読む
最初はツチダに共感できなかったけど。でも「ハギオ!」って好きな人を追いかけてる感じ、昔の自分と重ね合わせてしまった。
人を好きだったときのこと、痛々しくていま思い出すのは恥ずかしいけど、一生懸命だっ>>続きを読む
冒頭から、ケビンスペイシー演じる主人公が死ぬということは分かるのだが、誰が殺すのかは最後までわからない。というのは、殺しうる人物が何人か出てくるから。
一見すれば結婚していて、子どももいて、仕事も>>続きを読む
ジュードロウが手当たり次第に電話をかけるシーンは、「恋する惑星」の金城武のシーンに重なった。警官、銃、自由奔放な女性も。
ウォンカーウァイのスローモーションは、香港の街にぴったりなんだけど、ニューヨ>>続きを読む
東京国際映画祭で鑑賞。
ウディアレンは初めてだったけど、イメージどおりめんどくさい登場人物ばかり。そして笑いを交えて進むテンポの良さ。
男女が出会ってから、倦怠期を迎え、互いに気持ちが離れていくという>>続きを読む
この監督、ブリジットジョーンズもミスタービーンも脚本の担当をしている。だから、コリンファースも、ヒューグラントも、ローワンアトキンソンも出てきたんだね、と納得。
あらすじが複雑そうだったので敬遠していたけれど、観てみるとすんなりついていけた。
主人公ふくめ、登場人物のそれぞれに忘れられない人がいる。とても切ない。戦のシーンは少なく、愛や人間関係といったものが主>>続きを読む
人は、人を裁けるのか?そう問いかける、さしずめ現代版「罪と罰」。
役所さん演じる三隅は、「生きてちゃいけない人間がいるんです」という。それって傲慢ではないかと思えるんだけど、でも法廷戦術や訴訟経済を>>続きを読む
岩井俊二作品は初めて。黒木華さんの雰囲気は好きだけど、物語は途中から全然わからなくなってしまった。