菩薩さんの映画レビュー・感想・評価 - 135ページ目

ありふれた事件(1992年製作の映画)

4.0

おぉ、こりゃ面白い。当たり前の光景のように、無慈悲に行われていく殺戮を前に、こちらの善悪基準まで麻痺するような、もう殺しよりポストにおしっこの方がダメだろみたいな。子供の部屋には何故か聖闘士星矢のポス>>続きを読む

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

4.0

ひりひりというかざらざらというか。それこそカミソリで切りつけられてるような痛みを感じさせる。SEXシーンが見事ですね。カメラワーク、特に手持ちの使い方が素晴らしい。

アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

3.9

どことなく岡崎京子的な主人公がかわいい。ギリギリ成立してるようで成立してないような、独特のセリフ回しがちょっと癖になる。およそ25年前の作品とは思えない洗練されたスタイリッシュさ。今時のオシャレ女子が>>続きを読む

黄金時代(1930年製作の映画)

3.0

ダリもダリだし、ブニュエルもブニュエルだ。


犬蹴んなや。

近松物語(1954年製作の映画)

4.1

南田洋子も香川京子も目が美しく可愛らしい。以春の慌てふためきっぷりや、旅館の女将の早とちり、小判仕込んだ饅頭なんてクスりとくる。美術の作り込みに、京言葉も美しい。女ってのは愛だけで生きちゃうもんなのね>>続きを読む

連合艦隊(1981年製作の映画)

3.5

東宝の特撮技術が冴えまくり。ナレーションも分かりやすくて良い。中井貴一のデコが狭い。

山椒大夫(1954年製作の映画)

4.0

己を責めても人には情けをかけよ。

溝口作品はなぜこうも美しいのか。

太陽の帝国(1987年製作の映画)

2.0

恐ろしく緩慢な上ダラダラと長いだけで面白くない。

劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.5

今まで観たどの映画よりも、笑って泣けて気持ち悪くなれる。全ての感情のメーターが振り切れる。合わせて、裏キャノンボールの鑑賞もオススメする。松尾監督の産みの苦しみに感謝。

海を感じる時(2014年製作の映画)

1.0

セリフ回しはクドすぎて高校の演劇のよう、カメラワークもひどく、長回したって、ただだらだらとカメラ回してるだけで画がもってないから退屈なだけ。過去最低レベル。こんな駄作の為に惜しげも無く裸体を晒した市川>>続きを読む

愛の渦(2013年製作の映画)

1.9

SEXシーンも魅力は無く、人間ドラマとしても面白味にかける。結局は舞台演劇の枠を出ずに、わざわざ映像化する必要性を感じられない。とにかく映画としては間が悪く、なかなかにストレスが溜まる。

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.9

ラストシーンの為に存在している映画。字幕もセリフも特に必要性は感じさせない。

雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

金銭欲に目がくらみ、出世欲に駆られ、色欲に溺れる。業深き人間の世界と、全てを破壊する暴力の世界、そして美しく儚い幽玄の世界。京マチ子が圧倒的な存在感。

華麗なる一族(1974年製作の映画)

3.9

華麗なる超豪華キャスト。複雑な相関関係と謀略を上手く把握できれば、重厚な人間ドラマを楽しめる。

狩人の夜(1955年製作の映画)

4.1

水中の死体のシーンが見事。救いのある映画でよかった。

神々のたそがれ(2013年製作の映画)

4.5

良くも悪くも、およそ人生で観た映画の中で最大の衝撃。全てを破壊する威力を持つ奇跡の作品。

祖谷物語 -おくのひと-(2013年製作の映画)

3.9

後半多少難あり。武田梨奈の体幹と舞踏家としての田中泯、酔いどれ河瀬直美となかなか楽しみは多い。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.1

今をときめくグザヴィエ・ドランのナルシシズムが溢れ出る、アップ!アップ!アップの連発!ヴィンセント・ギャロでも目指してんのかこの人は。「アメリカ」が敗北するラストはちょっと笑えた。女性支持が多いのは頷>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

2.6

蛙の子は蛙、の一言で片がつく。wonerwallのシーンがとにかくダサい。奇をてらい完全に外してる。好きな人は好きなんでしょうが、完全に分からない感覚。東横線沿線あたりが好きそうなオシャレさん向け。常>>続きを読む