台詞も演出も極端にシンプルが故に、強烈なバイオレンスシーンが余計に際立つ。決して派手なわけではないから、笑えもせず、ズシッとした重みを持つ。ショットガンで頭吹き飛ばすシーンは思わず巻き戻して三回みてし>>続きを読む
ファンタジーは基本苦手なんですが、存在自体がブラックファンタジー、テリー・ギリアムは別。とにかく、よく作ったよなぁ、と節々でその窺い知れる苦労に涙の出る思い。世界観も美術もほんとに手が込んで手が込んで>>続きを読む
トム・クルーズのかわいらしいこと。ジジイになったエディが老眼鏡作るとこがたまらん
奪われるのが嫌なら、奪う男になれと。負けない方法は闘わない事だ、じゃなくて勝つことだ、ってやつですかな。
日本初本格トーキー。声のみならず、様々な効果音にjazzが鳴り響く。怪しい薬屋ナイスキャラ。簪捻じ曲げる田中絹代はなかなかサイコ。いいねぇ、モダンガール、エロ100%。
前五作の焼き直しと知りつつも、山守はんはのっけから相変わらずの腐れ外道っぷり全開だし、若山富三郎はライオン並みの威厳だし、安藤昇はもう完全にホンモノだし文太さんの凄みは健在だし。十分でございます。
いくら不真面目で無気力なボクサーだからといって、タバコは吸わないだろう。のっけからがっくりくる。濃いキャラが多く登場するが、受け皿としてのストーリーが大したことはないから空回り。というか、しつこい。終>>続きを読む
押しかけヘルパーわらしべ長者的ロードムービー。
まず、前提として、安藤サクラを肯定できない人にはこの映画は向かない。
父親をプロデューサーに迎え、補助金使って随分と自由に適当なもん作ったな、って感>>続きを読む
九段花街、置屋の芸者から銀座の夜の蝶、そして建築家先生の二号さんへと、華麗に男を渡り世を渡る、艶やかな若尾文子。エロい。エロすぎる。喪服姿が特にエロい。若尾ちゃんにあーんなんかされた日にゃ死ねる。
二転三転からのドンデン返し。なかなか面白かった。ラッセル・クロウが太り過ぎ。
三者三様、やくざな生き様。股旅映画入門編。切羽詰まった錦之助のなんとも言えない表情がツボ。
高木正勝のせいで永遠に泣ける。
菅原文太の遺作でもあるから余計に泣ける。
これ、ジャンルはコメディでいいのだろうか(笑)?
んなアホな、って感じのアクションシーンが実にかっこいいし、台詞回しもなかなか凝ってる。ストーリーもなかなかしっかりしてて、サミュエル・L・ジャクソン>>続きを読む
イギリスの三枚舌外交、世界でやったなぁ、懐かしい。
テロや暴力や死は、国を誕生させるための助産婦だ。いい台詞だ。
見事なまでにユダヤ映画。
出撃までに40分、戦闘開始はそこから更に15分、それもほんの少しで終わってしまう。本格的な戦闘に入るのは一時間経ってから。流石にダレる。最後まで、そこまで大きな山場はない。戦闘機では無く爆撃機ってとこ>>続きを読む
飛脚問屋の若旦那と廓の遊女の悲恋物。田中絹代、浪花千栄子、東野英治郎が脇を固める。金が、金が仇の世の中…。実に切ない。
スターウォーズファンは絶対に好き、スターウォーズファンじゃなくてもたぶん好き。スタートレックファンは絶対に嫌い。普通に笑えて泣ける出来のいいコメディ。余命いくばくの友人の為に、公開前のエピソード1のフ>>続きを読む
スイカ野郎VS連続殺人犯
どうみたって正義漢には見えないチャールズ・ブロンソンの目的はただ一つ、「スイカの収穫」である。それなのに、連続殺人犯にはつけ狙われ、警察には囮捜査に使われ。挙句、なんとか収>>続きを読む
サイレント映画など、チャップリンくらいしか馴染みの無い者にとっては、当然ものすごく新鮮である。この映画に多くの元ネタを見つけるであろう、クラシック映画ファンに、多少の羨望は抱きつつも、そのこと無しに、>>続きを読む
今日までの映画製作におけるテクノロジーの進歩は、全てこの作品を作り出す為にあったのではないかと、そうまでいいたくなるほどの紛れもない超大作。120分の全てが山場。これは、本当に人の成し得るものなのだろ>>続きを読む
魅力的な四姉妹を中心に、120分良い話が詰め込まれている。その為、必然的に良い映画には仕上がっているが、すごくいい映画か?と聞かれれば「普通」と言った感じ。いかんせん、良いエピソードばかりが並べられる>>続きを読む
気高き灯台守りとそんな彼を健気に支える妻とその家族の25年の物語。途中、戦争が絡む。全国各地でのロケと、派手な空撮ショット。160分の長尺ではあるが、それでも収まりきらないスケールの大きい作品。守り抜>>続きを読む
町山・菊池論争はさておき、単純にまったく面白みを感じられず。ジャズが死んだ証がスタバが出してるCD、ってとこだけよかった、ナイスギャグ。狂気って便利な言葉だね。楽器を大切に出来ない人間は嫌いだし(ピー>>続きを読む
資産家を付け狙う、妻をはじめとしした強欲な者どもの骨肉の争い(笑)。前半はちゃんとしたコメディだが、太陽族らしき集団と出くわして以降、なかなかのカオス的展開を迎える。岡田茉莉子(今作も薬剤師の設定)の>>続きを読む
前半は笠智衆を中心とした酔いどれ者の笑えるドタバタ劇だが、中途で息子が酒の席での過失により死亡、挙句、その息子の忘形見の恋人にすら裏切られ、後半は笑えない復讐劇へと化す。21歳、倍賞千恵子が丸々かわい>>続きを読む
多少なりとも大島渚の『儀式』を感じる…。ばあさんがあっちこっちに電話するとこで毎回泣ける。佳主馬の部屋の本がなかなかいいセンス。
面白い。単純にコメディとして見たら面白い。ストーリーも分かりやすい。だけれども分からない。なぜチンパンジーなのか。そりゃ『モルグ街の殺人』でもオランウータンが犯人だし、この作品よりだいぶ前に猿の惑星シ>>続きを読む
長屋の人情話と一方通行の恋物語。ラスト、佐野周二のネクタイが短い。とんかつはそこまで絡まない。
誰が主演か分からなくなるほど、濃いキャラのオンパレード。徹頭徹尾小ネタで笑わせてくる。「何は無くとも江戸緑!」に場内沸く。唯一、淡島千景が落ち着きキャラかと思えば、見事な大暴れ。見た後絶対とんかつ食い>>続きを読む
結局この人の映画は頭空っぽにして、時々ふっとほくそ笑めばいいという事が分かった。最後なぜか唐突にビートルズだし。どうせみんな一人ぼっちってことなのかなぁ…いや考えるのよそう。