yukoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アメリカン・レポーター(2016年製作の映画)

4.0

実話を元にアフガン紛争地帯へ赴くジャーナリストを描いた作品。なぜ評価が低いのか分からない。NYCの白人女性っぽいと一蹴された悩みも、アドレナリンジャンキーのジャーナリストの気持ちも、痛いほど分かりすぎ>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.8

死神の切ないラブストーリーじゃない。ビルという一流の人間の人生哲学だった。満ち足りていると言える人生を私も見つけたい。

ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)

3.3

捻りのないシンプルなクライムアクションだけどアメリカのだだっ広い荒野や埃っぽいダイナーとかその雰囲気だけで見る価値ある。カーチェイスがかっこいい。

スチュアート・リトル(1999年製作の映画)

3.5

良き時代のNYCの雰囲気が最高。これくらいの不便さの中で丁寧に暮らすので良かったのに。アメショーブリショーが完全にうちの猫でとっても可愛かった。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

待ちに待った二作目。自然と人間含むすべての生き物が対等に描かれてる世界観がやっぱり好きなんだなぁって再認識した。生きるってこういうことだったなと思い出してそれだけで泣けた。必要以上の事の為に命を奪う醜>>続きを読む

キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.8

体外受精で2人の子供を育てる同性カップルの一つの家族の形を描いた作品。不完全でmessy な人間臭さが良い!

かぞくはじめました(2010年製作の映画)

3.0

突然後見人にされてしまう男女のお話。色々な家族の形がある。可もなく不可もなくなほっこりストーリー。

ホット・チック(2002年製作の映画)

3.4

ギャルおじさんがかわいい。何も考えず楽しめる平和なコメディ

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.7

トワイライトの後にヴァンパイアおかわりで鑑賞。中世の貧しい不潔さときらびやかさが混じった暗い世界観に美しすぎる2人のヴァンパイアが映えて素敵だった。途中B級ホラーみたいになるシーンもあるけど終わりのな>>続きを読む

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

2.8

ティーンエージャーに人気のヴァンパイアモノという好奇心から鑑賞。思ったより設定がファンタジーで綺麗な世界観が素敵だった。もしティーンエージャーの時に観たらもっと夢中になってたかもしれないけど心理描写が>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海監督は日本を美しく描くのが本当に上手。来たる日に思い出になる前にしっかり目に焼き付けておかないといけないと思った。懐メロですら良い時代の日本を投影してるように深読みしてしまう..。後戸からミミズが>>続きを読む

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.5

商業としてのスポーツを描いた中に仕事や結婚、色んな要素が詰まった作品。名言が沢山あったけど特にお金を超えた愛とか尊敬を表す「クワン」という言葉が素敵だと思った。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

サイコスリラー。共依存大っ嫌いで人生で1番関わりたくないから観ていて終始ムカムカした。こんなにハッピーエンドを望んだ映画なんてないくらい。でも想像を超えた最高のエンディングだった。強さと諦めない心が何>>続きを読む

パープル・ハート(2022年製作の映画)

3.0

公的な社会保障が足りないとこんなことが起こってしまうのか、という映画。

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.7

大切な人と同じ時間軸で生きられないって辛い。長く生きたアデラインの溢れる教養と静謐な暮らしが素敵な映画だった。

ドリスの恋愛妄想適齢期(2015年製作の映画)

3.3

主人公のドリスが自分の人生を生きるために、60歳になってようやくティーンエイジャーみたいに泣いたり笑ったりしながら恋をする映画。不器用で痛々しいドリスが見るに堪えないけど行き過ぎた妄想で笑わせてくれる>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

閉塞的な港町で家族唯一の聴者として家業を手伝う女の子が家族のチームワークから外れて夢を掴む話。頭で分かっていても実際に再現された時に聴こえない人の世界はこんなだとハッとさせられた。心あたたまる素敵な作>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

荒野でRV車でノマド生活を送る女性の人生や人間ドラマを描いた作品。原作は「漂流する高齢者たち」というもっと直接的な表現になっていた。私もそうだけど彼らの時代は資本主義の全盛でmaterial worl>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.8

原作と全然違う印象を受けたけど映画も良かった。過去を思い出して心がざわついた。私も4年間悩んで苦しんで走ってきた。過去も未来によって変えられるという言葉は大人になってしみじみ分かる。映画を愛するあなた>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

タイムリープ系ラブコメディ。タイムリープしてなくても同じ感覚になる事がある。闇を抱えながら世界にたった二人だけで何もかもが無意味。抜け出そうとする女と目を瞑って盲目になりたい男。砂漠のオアシス的なパー>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

90年代アメリカ南部アーカンソーのダイナーから始まった瞬間、あ、これ好き。と思った。こんな爽快にフェミニズムを描いた作品他にあっただろうか。ターコイズブルーのサンダーバードとニューメキシコの赤い土と自>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

心にずっと余韻を残す面白い映画。自分の感情を強く否定することで周囲も攻撃してしまう状況が良く分かって生き辛い時代を可哀想に思った。2度観て伏線だらけだった事を悟った。静かな狂気が怖い。

レインメーカー(1997年製作の映画)

3.5

ヒルビリーと保険制度とDVというアメリカあるあるの闇に信念をもって立ち向う新米弁護士の話。遣る瀬無いストーリーに考えさせられた。

ケース39(2009年製作の映画)

3.0

若き日のブラッドリー・クーパーが素敵。ホラーとしては普通。

ブロンド・ライフ(2002年製作の映画)

3.6

来週死ぬと分かったら••?というほっこり良い映画。I can't get no satisfaction. という気持ちは常にあるけど所詮全員血の詰まった袋と思う時もある。

スティング(1973年製作の映画)

3.8

何だかハッピーな復讐劇。痛快で面白い良い映画だった。

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.5

持たない人生良いなぁ。中盤だれるけど意外と大人なラストが良かった。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

ベスト・オブ・ベストの精鋭たちのドッグファイトがもう格好良すぎた。背面飛行から谷に入るシーン、誘導ミサイルをフレアで撹乱するのシーンは爽快の極み。敵国の第5世代戦闘機も格好良かった。博物館の展示品と言>>続きを読む

ディープエンド・オブ・オーシャン(1999年製作の映画)

3.6

過ごした時間の長さか血の繋がりか何が家族をつくるのか。よく考えたらどこまでいっても他人(自分とは違う他の人)なんだけどなぁ..って考えたら家族の概念がゲシュタルト崩壊した。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

女の友情と復讐の話。クラブで泥酔するヒロインの姿から始まって、段々とその行動の理由が詳らかにされてゆく構成が面白かった。ただテーマは共感出来ない。復讐劇を美しいものとしてみてたこともあったけど、大人に>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

舞台はイタリアの避暑地、自然の中で文学や音楽に触れて静かに自分の心に耳を澄ましながら感情をゆっくり味わう、何て豊かな人生なんだろう。全部私が遠い昔に失ったもの。眩しくて羨ましい。両親のParentin>>続きを読む

バレエ: 未来への扉(2020年製作の映画)

4.0

ムンバイのスラムに生まれながらバレエの才能を見出された少年の実話を元にした作品。ラストのデュエットは大感動。男性Vaは力強くて爽快で素敵。踊りを純粋に愛する気持ちは万国共通なんだなぁ。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.0

愛されてる事が前提の自虐で周りを振り回すハンターに我慢できなかった。

キャピタリズム マネーは踊る(2009年製作の映画)

3.4

ウルフ・オブ・ウォールストリート的なの期待したら全然違った。マイケル・ムーア色たっぷりの資本主義の悪を浮き彫りにしたドキュメンタリー。大国アメリカも色んな痛みを伴いながら進んで来たんだなぁ

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

フレンチヘリンボーンの床、古い暖炉、リネンの質感、蝋燭の炎、どこを切り取っても計算しつくされて絵画みたいに美しい。美しい記憶は思い出にしてしまっておくのが良いけれど、忘れ難い感情を抱えて生きるとある時>>続きを読む