荒澤龍さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

荒澤龍

荒澤龍

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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

・初タランティーノ作品鑑賞。
・様々な場面の切り替わりによって物語が繋がっていくため、後半にかけて繋がりが見えて伏線回収のような楽しみ方や盛り上がりがある。
・伏線を張る部分内容の展開としては弱くなり
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

4.0

・ドキュメンタリー映画。マイケルジャクソンをあまり聴いてこなかったが、凄く良かった。
・音楽も素晴らしいが映像やダンスこみで人を魅了するエンターテイナーであることが理解できた。
・彼のパッションを感じ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・日本における少子高齢化の閉塞感の中で誰もが思うことを見事に「PLAN75」というアイディアに落とし込み具体化した作品。

・展開が見通せることや終盤にやや強引な設定は見られるが全体を通して細かい部分
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・カッコーの巣とは「狂者の集まり」「精神病棟」という意味。
・1976年の古い映画でその時代は精神病棟=狂者であり、手荒い治療や管理が平然と行われている様子が現代の感覚からは乖離している。
・映画全体
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・イスラム教徒テロリストによるインドのホテルムンバイ襲撃の実話。
・実話に基づいた映画であり、それに合わせてか映像の解像度をあえて低くし、リアルで臨場感のある仕上がりになっている。

・主眼はホテルの
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バタフライ・エフェクト2(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

<考察>
・バタフライエフェクト1作目と比較すると過去に戻れること、タイムリープするたびに状況が悪化していくことなどがネタバレした上で観るため映画の設定自体の衝撃は薄れてしまう。

・ただ1作目を観て
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

<物語>
・誤解を恐れずに言うとタイムリープ×ホラーという感じ。
・幼少期から部分的な記憶喪失に悩まされるエヴァンは頭脳明晰で大学で失われた記憶を取り戻す方法を研究し、その方法を見つけ出す。
・そんな
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・ファッション界のアバンギャルド的な雑誌"ランウェイ"の伝説的編集長ミランダに振り回されながらアンハサウェイ演じるアンドレアが成長していく物語。

・ミランダの秘書は誰もが憧れる仕事であるがアンドレア
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

家族愛を中心においたヒューマンストーリー。
家族の結束が強いがゆえに葛藤するルビーとルビーの成長を喜びと寂しさを持って背中を押す家族に流涙必至のミュージカル映画。

登場人物のキャラクターの描きかたや
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・7つの大罪になぞられ殺人を犯す犯人を追うミルズとサマセットのサスペンスホラー。
・グロテスクなホラーではないが心のうちをえぐるようなラストシーンに思わず、あっと声を出してしまうこと必至。
・究極の2
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.3

・映画の冒頭シーンがアンハサウェイが事故を起こす日であり、映画の中で重要なシーンであるのは理解できるが、過去から遡って「これが冒頭のシーンだったのか!」という感動は得られない。それはそのシーンが過去の>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.7

レナードの朝
・医師がレナードと会うまでに違う患者との関わりがあるのが遊びがあって良い。直接本題に入らずに医師の性格や周りとの関係を示す。
・予備知識がなくても理解できるような工夫。レナードというスペ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

・演技がうまくて引き込まれる。
・哀愁と昭和の雰囲気がマッチしている。
・強がって生きるからこそ笑いや感動が生まれる。
・人を楽しませる=ずっと笑っているイメージの人の影の部分、背負っている部分、真面
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.5

朝目覚めるとぶっ飛んだ悪夢の夜の残骸が。そこから始まるストーリー。
単純にこれくらい乱れた夜を過ごしてみたいと思えるストレス発散になる映画。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

堤真一の演技が大学教授という閉鎖的な仕事をしている人の特徴をよく捉えている。
淡々と感情を排してしくしくと生きている人の前に現れた愛しき人。
計画も非常に論理的に進んでいく。
それがフリになって最後の
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