ペコさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

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ご存知動く死体ゾンビの原典中の原典。
…というのはどちらかと言うとナイトオブザリビングデッドの方なのかな?ゾンビという名称が付いたのは本作からのようです。

そしてリビングデッドからの続き物のように、
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オーメン(1976年製作の映画)

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しっかり悪魔的でミステリアスな空気もあって好みの雰囲気。エクソシストフォロワー全盛の時期にしっかりオリジナリティを打ち出してヒットさせたというのだから大したものです。

昔観てトラウマだったガラス板の
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

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うーん、これは自分的にはある意味サイコスリラーものの分類かな・・・
夜明けのすべてで癒された心が無事ささくれ立ちました。。

登場人物皆が身勝手で、共感が難しい。それは人物描写の方向性としてはアリだけ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

沁み渡りました。観終わった後、思わず深く溜め息をつくくらい良い映画でした。

映画を観ていると時折、これは他人事じゃない、自分事映画だ…!と感じる作品と巡り合う事がありますが、本作も正にその感覚を憶え
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

4.0

コッポラと知らずに見たらヒッチコックかと思う程ヒッチコック風味。それはさておきコッポラ本人が本当に撮りたかったのはゴッドファーザーでは無くこちらだったらしく、ゴッドファーザーで資金援助を受けたおかげで>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.6

あほな映画…笑
数秒に一回アハハ…という乾いた笑いやフフッと小笑いが起きる。決して大爆笑では無いけど、むしろそれがちょうど良い◯

ほぼ全編コメディに振ってるけど、ゾンビ映画のお約束はしっかり抑えてい
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

典型的な、舐めてた相手が実は…形映画。(通称ナーメテーター…笑)

先日観たFALLと同様、限られた登場人物・ロケーションでも充分満足度の高い展開を工夫しているのが好印象ですね。
サムライミも製作に加
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

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ハロウィン新三部作、連続で見たせいで例のテーマ曲が頭から離れない…

個人的な面白さは、
1>2(KILLS)>3(TheEND)の順。

1はもうローリー強い!ブギーマン怖い!そしてラストスッキリ!
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

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タイトルからどんなおどろおどろしい作品かと思ってましたが、血もほとんど流れず、むしろサスペンスに近い映画でした。

過去のトラウマから来る自らの内面と葛藤する主人公の様と、そこに迂闊に踏み込んでくるヒ
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女は女である(1961年製作の映画)

4.2

初めてゴダールと仲良くなれた気がする…

他作品と同じように、荒唐無稽でジャンプカット多用による脈絡の無さや、ぶつ切れする音楽、詩的すぎて掴みづらいセリフ回し等はあるものの、初めてそれらが頭の中で一本
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.6

これぞ愛の物語。ポスターから甘い恋愛ものだと敬遠していましたが、もっと心の深い所を抉るような映画でしたね。(正直このポスターはあまり映画の内容に合っていない気がします…)

SFっぽい奇抜な設定もあり
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プロジェクト X(2012年製作の映画)

4.0

ポパイの青春映画特集で見かけて視聴。
あらすじはただ一言、『誕生日パーティ開催したら人が集まりすぎちゃった!』

いや〜これはひどい。けど嫌いじゃない笑
でもうちの近所でやられたら絶対許さん!
そして
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エレファント(2003年製作の映画)

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直前に観たハロウィンより怖い…
この時系列が入り混じった青春群像劇の感じは、桐島部活やめるってよ等も彷彿とさせて嫌いでは無いし、メッセージ性も充分伝わっては来るのですが、このエンディングだとただただ苦
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.2

あのサスペリアをこう再解釈するのか・・・サイケデリックなダリオ版と打って変わって、燻んで退廃的な空気感。そして本作は最早ホラーでは無く、ホラー味のあるアートフィルムですね。
こんなアレンジに誰がするん
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サスペリア(1977年製作の映画)

4.0

これがジャッロ映画の金字塔か〜!
今の時代に見ると恐怖度そのものは控えめなものの、何といっても舞台となる真っ赤な洋館の美術や、サイケデリックなライティング、お耽美な劇伴等、目を惹くポイントが多くて面白
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.4

グレタ・ガーウィグ作品の中では今の所一番好きかも。

クリスティンはいかにも若気の至りという感じで剥き出しのエゴに痛々しさを感じるけど、精一杯自分の世界を生きていることは理解できるし、一方で厳しい母親
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.2

どういう経緯でこの映画を観たのか思い出せないのですが、しっとりとした良質な大人のラブストーリーという感じで、思わぬ良い作品に出会えました。
ゾエ役ジュディット・シュムラの透明感のある感じがまた良き。(
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.0

オドレイトトゥ懐かしい!
よくある少年時代の一夏の思い出系の映画かと思いきや(そこはそうなんだけど)、テンションというか展開が思ってた方向とややずれしていく不思議な映画。
ラストもこのタイプの映画にし
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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アレックスと立て続けに観て本当に後悔しました。。
重い酩酊みたいな気分が気軽に味わえて、観ている間ずっと胃がムカムカ…開始30分くらいでようやくタイトルが出て、ここからが本番か…という気持ちと同時に、
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

まるでアキ監督の過去作から時が止まったままかのような、なんとも心地良いノスタルジー。

ラジオから流れるウクライナのニュース(と、唐突に差し込まれる盟友ジム・ジャームッシュのデッドドントダイ・・・笑)
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