ペコさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.0

これまた奇怪・・・
相当シュールでコメディっぽい映画ですが、自己同一性や魂の実在、精神が肉体を操るのか、変身願望…等々考え出せばキリが無い程、深穴にハマってしまったような感覚に陥るひょっとしたら哲学的
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アダプテーション(2002年製作の映画)

4.0

これは複雑。。
一見すると単純な脚本家ジレンマの話かと思いきや、主役のチャーリーカウフマンもスーザンもラロシュも実在の人物で、かつテーマになっている蘭コレクターの本まで存在しているのが驚き。
一方チャ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

思えばあの愛車盗難事件から遠くまで来たもんだ…(感慨)

イコライザーはやり過ぎてホラーの域に達していますが、ジョンウィックはやり過ぎてコメディの域に達してる感。
蒲田行進曲もびっくりの二段構えの大階
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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なんというオチ・・・笑
主人公が身勝手過ぎるし(ホラーは主人公が身勝手な方が盛り上がるという説も?)、途中まではまぁ程々のホラーという感じだったけど、ラストは落語かっていうような、よっ!とでも言いたく
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

誤解を恐れずに言えば、ある意味究極のセカイ系映画では?

ロス・アラモスに作った架空の小さな街で神の力を創り出さんとする研究者たち。
それを人に投下して良いのかと机上では舌戦を繰り広げるものの、実際に
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

これはもしや日本版第9地区?
と思いきや、ストーリーはどんどん予想もつかない方向に…

シン・ゴジラや直近の新海作品等々と同じく、本作で描かれるような現代日本の日常+ディザスター系の映画というのは一つ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.0

薄っすら評判芳しくなさそうな空気を感じてましたが、個人的には求めていた丁度くらいの満足感があって楽しめました。

もちろん、前作の方が志の高さというか、監督本人の父(初代ゴーストバスターズのアイヴァン
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.6

突き抜けるほどポジティブ!
ジャケットのイメージから、内気なぽっちゃり系ヒロインがダンスと出会って徐々に自信を身に付けて…というストーリーを想像していたら、全然違う。徹頭徹尾一点の迷いなく自分を信じて
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

ちょっとSF要素のある変わり種のラブコメかと思いきや・・・
終盤になるにつれてテーマの重みが加速度的に増していく面白い映画。
ジャンルミックスと思わせて、本質は相当ピュアなヒューマンドラマでした。(こ
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

冷静に考えて、家族の思い出の店を潰した相手と付き合うか?とは思うけど…
それでもラストシーンは珠玉。そしてメグライアンのいじらしい演技が良き。

インターネットとの付き合い方が今と違くて、それもまたノ
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