とーるさんしさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.0

150分説明しかない。退屈な講義を受けるために映画を観ているのではない。

ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.9

A24の最良作の一つと思う。

冒頭2ショット目がまず賢い。電気の付いてない邸宅の全景を海上から捉え、窓に懐中電灯の光が動いているのが見える。この1ショットのみで邸宅へ侵入したことが分かる聡明さ。上陸
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理大囲城(2020年製作の映画)

3.8

催涙弾の煙幕と炎と警察の照明、バリケード、瓦礫、群衆。そういった画面に映画性を見出すことは容易いが、撮影することによってある種の美しさをも表現してしまうことに製作者はどれだけ自覚していただろうか。一方>>続きを読む

アルティメット(2004年製作の映画)

3.2

YouTubeでよく観たパルクールアクションの動画ってこれだったのか

部屋 THE ROOM(1993年製作の映画)

1.5

長回し自体が目的化されている。長回しすれば何かが生まれるという途方もない勘違いのもとに映画が撮られている。

春の鐘(1985年製作の映画)

2.0

80年代日本映画の醜悪な部分をひたすら垂れ流し。古手川祐子が綺麗なことぐらいしか価値を見出せない。音楽が久石譲、助監督に山下賢章(今何してるんだろう?)。

山谷 やられたらやり返せ(1986年製作の映画)

4.0

これは面白かった。荒川区にあるらしい山谷というドヤ街のドキュメンタリー。なんと監督の佐藤満夫は撮影中に暴力団に刺殺されたらしい(刺された直後の映像もある)。撮影後にはもう一人の監督も射殺されたとのこと>>続きを読む

復活(1915年製作の映画)

3.6

窓を見下ろすシーンから始まり、結末は悪役の死を窓から見下ろして見届ける

A Smoked Husband(原題)(1908年製作の映画)

3.3

警官たちに追いかけられ煙突をぐるぐる回るショットと、続くペンキ塗りの上に落ちてくるショットは、1908年の時点で既にスラップスティックコメディを実践している。そして出演者にはマック・セネットの名が。ど>>続きを読む