キョン太さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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トゥモロー・モーニング(2022年製作の映画)

2.9

明日離婚すると決めた夫婦がそれぞれ、結婚前夜に思いを馳せるミュージカル。

とても好きになった相手で、子供も生まれて幸せになったのに……と思い出を掘り起こしていくうちに、気持ちを少しずつ入れ替えていく
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.0

続編としては超残念なクリスマス映画。
中身の85%がステイサム、3%がトニー・ジャー、2%イコ・ウワイス、1%スタローン、1%残りのメンバーであとは空気が詰めてある。

予想通りのことしか起きなさすぎ
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姉と過ごした最後の夏(2017年製作の映画)

3.2

病を得て自ら命を終わりにしようとする姉と、知らずに付き添いにされた妹の日々を描いた作品。

弱っている上、感情的なお姉さんに、かなりのドライな性格の妹は振り回される。
父が去り、母を失った過去が強く影
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.9

ずっしりと重い実話ベース。
巨大企業の余りにも大きな隠し事に、真っ向から立ち向かった弁護士の奮闘を描く作品。

気付きから依頼、調査、裁判、賠償だけではなく、人々を守る為の法律まで変える必要があり、も
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.2

ああいう高性能人型ロボットって、心底みんなが求めているもんなんだろうな。


両親を事故で失くした姪ケイディを引き取った、ロボットおもちゃ開発者のジェマ。
子育てには興味がないし、仕事に没頭したくて、
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

字幕版で鑑賞。ありがとうWOWOW!

言わずと知れたマリオブラザーズのエンタメ映画。
うだつの上がらない配管工兄弟が時空を超えてキノコ王国へ。
離れ離れになった兄弟の再会と、大魔王クッパとの戦いがメ
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.1

いやー、ズシーーーンと重たい映画だ。
タイトルやジャケットで得られる印象と違う。単純に感動作とは言い難い。
今観たから余計にそう思うのかもしれないけど。

パレスチナとイスラエルの若者でオーケストラを
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

朝イチで映画館で鑑賞。
よく出来たとてもスマートな作品だった。

SNSでバズり中の降霊術90秒チャレンジ。
母の死を受け入れられずにいたミアは興味を抱き、友達とともに挑むのだが……というストーリー。
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トラブル・ウィズ・ユー(2018年製作の映画)

3.0

フランスのコメディってど真ん中に変人をどかんと置くのが多いよね。

銅像が立つほどの敏腕刑事を夫に持っていた、現未亡人かつ警察官でもあるイヴォンヌが主人公。
夫が汚職に手を染めていただけではなく、無実
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歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

3.5

邦題はちょいと盛りすぎだなあ。
原題の通りにするのも難しそうではあるけれど。

精神的な問題を抱えて施設で一緒になったベアトリーチェとドナテッラが逃亡の果てに、ささやかな夢を叶える話。

ドナテッラに
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フォーリング 50年間の想い出(2020年製作の映画)

3.5

父と子のずっしりとした50年、思い出と赦しで描き出す映画。

レトロで頑固で罵詈雑言男尊女卑クソ爺さんが認知症になり、息子が手を差し伸べる。
内容はただそれだけで、とにかく親父の口が悪い。
ぐっと堪え
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.7

宝くじで大当たりしたのに、お酒に使って自堕落な暮らしに陥り、人生どん底な女性の再生物語。

住んでいたところを追い出され、息子を頼るもまたやらかし、流れ流れて行き着いたモーテルで親切な男に出会う。
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.4

殺人鬼が大暴れして、ピアニストのお兄さんが犯人探す話。

血の色は絶対これ!って決めてあるんだろな。
サスペリアとは全然方向性が違うけど、音楽の主張が強いのは同じ。
殺し方は毎回バリエーション変えない
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.5

相変わらず破壊に躊躇のないシリーズ10作目。
過去にやっつけたはずのアイツが復活!最悪!大ピンチ!って感じの話。

前作でも思ったけど、今回はまじでみんな老けたなと思った😅リトルブライアンが大きくなる
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.3

絶対泣くやつじゃんと思ってた。
シングルファザーであるジョンが余命幾ばくもなくなり、幼い息子マイケルのために思い悩む話。

まだぷくぷくのほっぺの小さな子供のマイケルが可愛い。どこかで今の日々に不安を
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メランコリア(2011年製作の映画)

3.8

ゴージャスで美しい結婚式が始まるかと思いきや、ギスギスMAX、不穏の連続、落ち込み鬱状態になる新婦……。

リッチな姉一家のもとで世話になっていると、どデカい惑星がどうやら地球にぶつかりにくるらしく。
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

ケイト・ブランシェットの魅力が極まっていた。まずはそれを言いたい。
主人公リディアの過ぎた強さにぴったりでハマりすぎと思えるくらい。説得力がハンパなかった。

知的で強くてタフな女性指揮者の人生が、そ
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.2

爺さんの営む小さな本屋でのいくつかの出会いを描いた映画。
本を読むこと、良い本と出会うこと、本で得たものを体に染み込ませることで、人生は豊かになっていくのだ……としみじみさせられる作品。

なんだけど
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ダークグラス(2021年製作の映画)

2.5

映像の色味や音楽、主人公と犯人の構図にこの監督らしさが全開になっているけど、いくらなんでも色々ガバすぎないか?と思ってしまう最新作。
スマホが出てくるのが意外なほどレトロ感に溢れている。

白いバンが
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.6

どっぷりファンタジー世界に浸かれる映画。
騎士ガウェインの旅が頑張ったり葛藤したりピンチに陥ったりする様をそっと見守る感じで、好みにあうかどうかで評価が分かれそう。

衣装や小物、ロケーション、動物な
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シーフォーミー(2021年製作の映画)

2.7

あらすじ通りの話。
視力を失った元アスリートだった女の子がペットシッターの仕事で雪深い僻地の豪邸へ。
夜中物音がして起きてみると泥棒が侵入しており、視覚障害者用アブリでなんとか危機を乗り越えるっていう
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.0

心の持っていきどころが見つからない問題作。
主張は理解できるし、リアリティもある。世界に渦巻く様々な不満と我慢、堪忍袋の緒が切れてしまうこと、最悪の形で暴発してしまうこと。
すべて世界にあるかもしれな
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.0

どうして今更こんなSF基本セットだけで映画を作ろうとしたのだろうみたいな気分になる一本。

不時着
娘のビデオレター
言葉の伝わらない女の子と冒険
未知の生き物
サバイバル
謎の時空の捻じれ
など。
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キング・オブ・キラーズ(2023年製作の映画)

2.5

やりたいことはわかるけど、理想通りにはできなかったのかなあみたいな気分になる、インチキジャパンが舞台の暗殺者アクションもの。
エレベーターの隣に「大安」って貼ってあって笑ってしもうた😆

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

観ていてぎゅーっと心を絞められるような作品だけど、ただの鬱映画ではない輝きを見たと言いたくなる一本。

チェコからアメリカへ移住し、失明寸前のシングルマザーが主人公。
目の病は息子にも遺伝していて、倹
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.3

ジョニー・デップって濃いキャラを任されることが多いけど、正統派の美形だよねえ。

もともとが児童文学であり、子供に向けてデフォルメがされているとは思うけどそれにしてもみんな極端なキャラクターであり、実
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私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)

3.8

トランスジェンダーの女の子ヴァレンティナが転校先の高校で戦いを強いられる話。

生まれついた時と性別が違えば手続きも大変になるし、受け入れられない人間と出逢えば摩擦が起きる。
学生生活の空白を埋めるた
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クーリエ 過去を運ぶ男(2011年製作の映画)

2.3

重厚渋めな作品を目指してるのに、映像が時々やたらと安かったり話そのものがふんわり雰囲気で進んでいくのでなんだかチグハグした仕上がり。みたいな印象。
イケオジたちのかっこよさだけでは埋められない物足りな
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旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

3.7

自閉症の息子と寄り添う父が、繋いでいた手をそっと離すお話。

もう随分大きな自閉症の息子とともに暮らすデザイナーだったお父さん。
お母さんは息子のために入所先を探してくるも、父と一緒が良いとパニックに
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

前作に引き続き画面上だけで進むハラハラのサスペンス。
恋人ができたお母さんが旅に出て失踪、反抗期のお嬢さんがデータを駆使して探しだそうとする話。

すべてなにかの画面上の映像で構成されているので、画的
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.6

殺人を犯した女性の出所後の苦悩を描いた作品。
年の離れたいもうとに再び会いたくて手を尽くすも、警官を殺した罪は重たく暮らしにのしかかり……。

不幸は人を追い詰め、追い詰められた人間は牙を剥く。
誰か
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.7

人間の弱さ全部入りの贅沢ヒューマンドラマ。
邦題の「燃え尽きるまで」のせいでイメージするものとだいぶ違うと思わされる罠付き。

少し古い時代であることもプラスして、隣の芝が青く見えたり、他人の持ち物が
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あのこと(2021年製作の映画)

4.0

いやーしんどい。生々しくて。

フランスの女子大学生がうっかり妊娠してしまい、どうにかして「なかったこと」にしようとする話。
古い時代が舞台で、中絶はできない。
男は面倒くさい顔をするだけ。
親にも言
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.4

病を得た若い男の子のセンチメンタルジャーニー。
元カノ行脚と懺悔の旅なんだけど、まだ若いから、こんな行動もありなのかな。
出てくる思い出が全体的に生々しくて、浸るのは難しい。なんでそんな風になるんじゃ
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ホテル・ファデットへようこそ(2017年製作の映画)

3.3

話の筋や展開だけ追うだけでは「はあ?」ってなりそうな、おおらかな気持ちで鑑賞すべきフランス映画。

結局、カトリーヌ・ドヌーヴは美人だしチャーミングなのよ。
わがままでいい加減なのに、笑顔を向けられた
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アンシンカブル 襲来(2018年製作の映画)

2.4

うーん、現地の人が見れば国防問題として受け止めるものがあるのかな?

ほとんど情報がない状態でなんらかに攻め込まれ、混乱に陥る人々を描いたドラマみたいな作品。
とはいえ、危機の正体を探ったり、人助けに
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