ぱぷさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

小さい頃、休みの日は毎日父に遊んでもらっていたのでなんかすごくウワッ……ってなった 正直父親の一個人としての内面なんか知りたくない ずっと"父親" であって欲しい 深淵を覗きたくない 「友達のような父>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」を「グッドフェローズ×冷たい熱帯魚」と例えるレビューを見かけて今更鑑賞 成程確かに…… キラーズ〜と比べては話のスケールはどことなく小さいが主人公の行動原理も比較>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

噂には聞いてたけどマジで"ホラー"じゃないですか‼️ 強いは強いけど勧善懲悪の爽快感よりもただひたすらに恐怖しか抱かなかった

「ジョン・ウィック4」が女性向けなら「イコライザー」は男性向けというか、
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

「3時間半という長さを感じさせない面白さ」とのことなので観たけど、いや全然3時間半あるよ! 長いよ! 起承転結全て均等な熱量なので密度がすごい 「全然終わらんな…」ってなった でも確かに面白い 全然3>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

読めちゃったけどそれでも最後は鳥肌が立ったので シャマランはこういうマジックが上手いなァ〜〜と思った 伏線回収し切らないところもらしいけど、全然それはして欲しい

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

通常もIMAXもどっちも観たけど絶対IMAXで観るべき!! 日本語に字幕とか本編前のおさらいとか無いけどIMAXの方が絶対に面白い ネオンカラー多めの鮮やかな色合いに計算された画角が美しすぎる 暴力的>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

-

80本目はジョン・ウィック! 4先に観てあらすじは把握してたのでまあ面白いけど2作目でもう世界観が完成されていて良いな あとあまり人間関係が引き継がれない(キャラがちゃんと死ぬ)からややこしくなくて良>>続きを読む

ファイブ・スターズ(2018年製作の映画)

3.1

ドタバタしてる内に終わった 短い故かブラックジョークに乗り切れなかったな

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.9

初期の特撮のようなチープさと80年代のB級スプラッター映画のようなゴア描写を掛け合わせ、「勇者ヨシヒコ」のようなゆるさと「チェンソーマン」のようなユーモアさを足したような作品 こういう路線を狙って作っ>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.4

思慮深くも思えるしひどく滑稽で独り善がりにも思える、大人っぽい恋愛模様な気もするし浅はかで幼稚な駆け引きにも見える 既婚の男女同士の歪な関係性 「ブエノスアイレス」より筋立ってはいるが劇伴も少なくまた>>続きを読む

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

4.0

観終わって反芻することが多かったのでレビュー書き直し
人との思い出、過去の記憶は要素の蓄積である 映画のように筋立っている訳がなくて、日常のふとした時に記憶の断片を反芻することが回顧であり、現在の中に
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.3

U-NEXTの見放題に2000年〜2010年代の韓国映画がゴッソリ来たのでワクワクして観たが…もっと強烈な女性をイメージしてたけど、そんなに期待の枠も越えず…
後半はパク・チャヌクらしく突然現実離れす
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

まるでワルツのように軽やかに、まさに蝶のように舞い蜂のように刺すジョン・ウィック
めちゃめちゃ仕事ができる人が淡々と仕事してる様を眺めているような映画 ここまで来るともう人間関係とか面倒だからその仕事
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(2023年製作の映画)

3.5

これが「ヘンリーシュガーの〜」か〜と思って観たら全然違った

変…変な話 ウェス・アンダーソンって食わず嫌いだったけど、本当にこんな感じなんだ 長編を観るとまた印象が違うのだろうか 全てのカットに拘り
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ハント(2022年製作の映画)

4.2

やっぱりイ・ジョンジェにとって『新しき世界』は彼の出演作の中でも特別な作品だということが本作で分かってすごく嬉しかった 韓国ノワール映画に多大な影響を与えた金字塔『新しき〜』のエッセンスを受け継ぎ、熱>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

アー私のバイブル!

歓声を得ていた過去に縋り、女優としても伸び悩み、何者でも無くなって悩む未麻を成りすまし被害や自分を殺して受けたレイプシーンが追い討ちとなり、アイデンティティー、ひいては自己が揺ら
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.3

今年70本目 あの世の皆さんの深堀がされて大満足……と思ってたらなんだこのクソデカ感情⁉️因縁大好きオタクにとっては最っ高〜〜のスペクタクル超大作同人誌 前作より笑い多めだけど重さも多め、良くも悪くも>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.3

韓国映画が限りなくハリウッド映画に近付いた作品だと全編通じて実感、毎秒とてつもない金がかかっている感じがする スケールがめちゃめちゃデカい割に話自体はシンプルで仏教に馴染みのある日本人も特に楽しめる感>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.3

例えるならば『新しき世界』を男二人のクソデカ感情で包み0.001%ロマンスに近付けたような、結構明確な"ブロマンス"映画だったんだけど うーーーーん『新しき世界』のような渋さも無く韓国ノワールとしても>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

3年振りに再鑑賞 やっぱり面白!!ナ・ホンジンらしい一本
映画秘宝で「ギリギリで嫌な人」と評されてたクァク・ドウォンは確かに今回も「悪い人じゃないけどまあ自業自得かもね〜」感が絶妙 祈祷シーンの迫力
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.3

これぞ暗黒の韓国ノワール 汚職まみれの市長と不正を暴こうとする検事たちの思惑に板挟みになる主人公がひたすらもがくが一切状況が好転せず、そして斧やら銃やらナイフやらが登場しまさに「血で血を洗う」事態に…>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

まさに墜落寸前の飛行機のような展開に翻弄される ウイルスが蔓延した機内、感染者を救うべきか隔離すべきか…というのは某豪華客船の件を彷彿とさせ、『新感染』よろしく極限状態で蔓延する混乱や不信感は今や限り>>続きを読む

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.9

パターンの魔性に心という心が奪われたぜ 初シャー・ルク・カーン!

言ってしまえば「インド版ミッションインポッシブル」……なんだけど、日常を忘れて夢中になれて良かった 流石本国で社会現象になってるだけ
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.9

ファン・ジョンミンは『新しき世界』『哭声』『ただ悪より救えたまえ』しか観てなかったけど、『新しき世界』ネタで オッ となれたので良かった
話としては割とシンプルで「誘拐されたスター俳優ファン・ジョンミ
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

3.8

敗因は中国史ポンコツすぎたことかも 素晴らしい作品なのは分かるので、私が悪い……

全員が自分のことで精一杯、生きるのに必死なだけなのに、全く良い方向にいかない そうでないと生きていけなかったんだなあ
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.0

イ・ジョンジェ来日と聞いて(?)この為にスターチャンネルに入り鑑賞 『新しき世界』コンビが今度は敵同士なんて観るしかない

ファン・ジョンミンが渋いおじさんになっててビックリ!
結構ツッコミどころ多
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ブエノスアイレス 摂氏零度(1999年製作の映画)

-

本編を普通に観るのと、この紆余曲折ぶりを知って観るのだと不思議と納得感が違うというか、「本編の形になって良かった~」という気持ちになる カットされた部分があまりに多くて驚くが、本編を前にすればこれらは>>続きを読む

少年(1983年製作の映画)

3.7

中学の時クラスのムードメーカーだった男の子が最近強盗で逮捕されたことを思い出した 他人からは見えないだけで皆色々あるのだ
同じ時を過ごした友達もいずれは別々の道を行く、人には人の地獄があるなあとしみじ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

今更初タランティーノを劇場で ユナイテッド・シネマにはスプライト無いのでセブンアップで…

会話劇苦手だけど良い 情報量多くて頭痛くなるけど説教臭くない 「面白すぎる!!!」と「これ何の時間?」の繰り
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.4

韓国ノワール至極の一本!一見ありがちなテーマだが、役者の演技と臨場感のある暴力描写が重厚感を出し彼らの地獄が生々しく描かれる

潜入捜査を8年(!)も続け、警察とヤクザの二重生活をするジャソン(イ・ジ
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

4.0

「この村で生まれ死ぬ事ことの恐怖 息をすることさえ恐怖だ」

観終わって頭を殴られたような衝撃 「インド映画=歌って踊って笑えるトンデモ映画」と思ってる人にこそ観て欲しい、トリウッドらしい血生臭さ、こ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

君たちはどう生きるかを読んだ君はどう生きるか?

途中つまらなさすぎて「早く終わってくれ……早く終わってくれ……」と願う程 ラストの若干派手な画面だけで「いやそうそうこれを見に来たんだよ」と涙してしま
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(2021年製作の映画)

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ずっと不気味 この後の「オオカミの家」で印象が薄れてしまう(そして断念)

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

何度か観るの止めよかな…とも思ったけど最後まで観て良かった これぞガールミーツガールの王道 かなり面白かった 韓国映画のこの手の映画にしては珍しく観やすい エロいけどね

パク・チャヌクにしては珍しい
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

序盤はついていけなかったが中盤の母との会話で方向性を理解した 前作同様若さへの羨望と、女性がおぼえる「期限切れ」のような感覚の話だ

予告のようなポップでファンシーな殺人鬼パールのイメージからは程遠く
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