Jasminneさんの映画レビュー・感想・評価

Jasminne

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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.5

試験勉強からの現実逃避に見るにはちょっと選択ミスだった。

粛々と4回の派兵を文字で示すのは事の深刻さを表すのにこれ以上ない手法であった。現在はPTSDがすでに知られているからカウンセリングのシーンも
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.3

前回よりも流血量を増やしてどうする?私が喜ぶよ。
やっぱり双子ってのは『シャイニング』じゃないけど一種のロマンと創造性をかきたてるもんだ。
前回よりも出演している役者のグレードが上がってるのもいい。3
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春の日は過ぎゆく(2001年製作の映画)

3.4

前に見た時こんなストーリーだったかしら?とストーリーが変化してるような気がした。気のせい。
男の方の視点だけで描かれていて、女の方が何を見て何を感じて何を考えているのか全然わからないんだが。女の気まぐ
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復活の日(1980年製作の映画)

3.3

長くて寝っちゃったよ。
パンデミック(本作は人工的)と自然災害が同時に起きたら平時だからなんとか管理できている設備なんてどうにもできなくなるわよねー。
しかも女性の身体は資源として管理下に置くって言っ
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バービー(2023年製作の映画)

2.0

階級内の階級問題がわかってる今の時代にこんな薄っぺらな作品撮る?白人のグループに入り込んでいる有色人種って構図が階級問題の隠蔽になるってのに。


034

毒舌弁護人〜正義への戦い〜(2023年製作の映画)

3.8

トリックがわからなくてイジイジしてしまったが、法廷で真実の追求をする時にちゃんと謎解きがされるので満足できた。
金と権力のある人間が法廷すら支配すると正義はなされなくなる。そんなことを描く香港作品はひ
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薔薇の貴婦人(1984年製作の映画)

3.0

手堅い官能作品だとも思ってたら歯が浮くような愛のささやきを次から次へと繰り出して来るから感心してしまった。
歯が浮くセリフを歯を浮かすことなく言うのだからイタリア人の俳優はすごいや。

030

独立少年合唱団(2000年製作の映画)

3.8

どうせつまらないだろうと見始めて、教員を見る時の生徒の視点を忠実に写し出していることに気づき、そこからは集中して見た。
腹腹時計みたいなものやら、桐島なんとかを連想させるようなものとか、革命とは起こす
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O嬢の物語(1975年製作の映画)

1.0

演技が下手すぎて目も当てられず。原作は読んでいたものの、なんだか時間の無駄だったよ。

027

ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)

3.7

吹き替えをうまく使ってノンネイティブの持つ困難を乗り越えていた。
今後吹き替えを活用して外国語のシーンを作る手法が広まれば映画の可能性が広がると思う。
李舜臣将軍の足を引っ張ったのは他でもない時の王で
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

5.0

子どもの人身取引は世界中であるわけだが、それが止められない、正当化される過程や誰が参加してるから取り締まることができないのかをちゃんと描いてる。
ジークンドーのシーンも見応えがあるし、ダーティハリーが
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波紋(2023年製作の映画)

3.5

木野花に驚かされるから目を離しちゃダメ。
シリアスなのにくすりと笑えるのは木野花が落とす小石のせい。

022

高速道路家族(2022年製作の映画)

3.4

『パラサイト 半地下の家族』と比較する紹介を読んでから見たのだけど違うね。ラ・ミランは裕福な女性というふうに書いてあったけど別に裕福ではないでしょう。高速道路の家族が完全に破綻してるだけで、ラ・ミラン>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

かわいいものを見たかっただけなのに、懐メロを聞かされて得した気分。

018

獣道(2017年製作の映画)

3.0

一歩間違えたら『クーリンチェ』なんだけど、あちらほどの芸術性がないのは時代背景の違いでしょうかね。

016

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

わたしはラスト手前のよちよち歩きのベンジャミンと老いたデイジーが枯葉の道を歩くシーンが一番好き。あそこをキャプチャして部屋に貼りたいくらい。

014

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

トキシックマスキュリニティをそのまま女性がやってのけてる。よいロールモデルがいないとこうなるのは分かるけど、そもそもターのロールモデルはいないんだよな。この人が先駆者だから。
『ビジネスゲーム』という
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.0

戦争後遺症としての顔面の怪我は『犬神家の一族』のゴム頭の描写にはかなわない。

009

映画ざんねんないきもの事典(2022年製作の映画)

3.6

『注文の多すぎる患者たち』を読み始めたので現在の私のテーマにピッタリだった。
特にペンギンのところはTOHOシネマズの紙兎ロペみたいで、いや弊社の中堅みたいななんじで既視感があった。全体として面白かっ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

ついに吹き替えに手を出してしまいました。ミステリ作品を見ていてトリックを見落としたり寝てしまったりするので日本語なら最後まで見られるだろうと吹き替えにしました。寝ませんでした。

沼地の花鳥風月と素朴
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ワム!(2023年製作の映画)

3.7

本作はアンドリューがジョージが家族にゲイであることを告げる件をとめたことを「親友ではあるが相談相手ではなかった」とナレーションで表現しているが果たしてそうだろうか。
ソドミー法があって、厳格で子どもの
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.3

ラストシーンがそれまでの展開と全くつながらない。
もうちょっと見る人を大事にした映画作りを心掛けていただきたい。人の再生、時間がかかってもレジリエンスという結果があのラストシーンっていったいどういうこ
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.5

技術の説明のところは本当に面白いし、社員が業務に詳しくなっていくところは見ている人が詳しくなっていく過程と重なるのでとても楽しめる。

最後は蛇足だけど。

003

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