プライムゼウスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.8

とんでもない演技! 耳が聞こえなくなる人の気持ちを追体験させられる映画。こっちも聞こえない気がしてしまうほど。
ぼんやり、モワーっとした音。トゲトゲしい器械音。
「モーニング・ページ」の初日、ドーナツ
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水滸英雄伝(2018年製作の映画)

3.4

林冲が梁山泊へいくまでの物語。キャラクターが身体に染み込んだような、いい演技だなあ。
妻が階段を登っていくシーンは、悲しいのに美しく、見惚れてしまいます。
私の知るストーリー(横山光輝の漫画)とは違っ
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.1

「クレイジージャーニー」丸山ゴンザレスさんの取材に同行している気分になる映画。リアル度が高すぎる。ひどい世界、過酷な現場。
パトカーの会話は、そんな緊張の裏返しだろうと思えてくる。ホント仲いいんだろう
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007/オクトパシー(1983年製作の映画)

3.9

「顔を覚えるのが得意なの?」と聞かれて「ボディラインも」と答えるボンドさん。エロおやじだなあ。でも嫌味はありません。
オークションにカジノ、カーチェイスにハンティング、サーカスにオクトパシー軍団まで盛
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.7

とんでもない疑似体験!! つじつまが合わない物語を観たことで、認知症の方の気持ちが少しわかった気がします。
こんなにも恐ろしい体験だったんですね。リビングに他人が座っていたり、好物のチキンが消えたり。
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

なるほど、それで吹き替えが諏訪部順一さんなんですね。『呪術廻戦』の両面宿儺を連想しました。『寄生獣』っぽい気もします。「マスク!」っていうシーンとか、盛り上がります。
好きなんですけど、なんでしょう、
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

4.2

実在する人物を演じる、しかもブラックな人たちを演じるのは大変な作業だろう。外見を真似することで悪として描くのではなく、同じ人間として、内面を掘り下げているように感じた。
息子さんが入院したとき、病院の
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グレートウォール(2016年製作の映画)

3.1

マット・デイモンに、マンダロリアンですもんね。ナイスな組み合わせだなあ。
ヌンチャクで太鼓の演奏してました? かっけー。中国の方の文化力とでもいうのでしょうか、途中で流れるオジサンのハイレベルすぎる歌
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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005年製作の映画)

4.5

楽しすぎて「チィーーズ」って言いたくなります。怒ったときは「プンスコプン!」w
ヅラ代わりにのっかるウサギちゃんとか、おばあちゃんが猛烈に押すベビーカー、二度見するヴィクターのワンちゃん、とにかく笑い
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

「だが何のために?」ずっとそれを考えつつ、スリリングな展開に目を奪われます。
絵から湧き出る説得力。山と街のコントラスト。撮れていたのに、ふっと見えなくなる大塚明夫。シンプルながら複雑に変化する効果音
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.5

夏休みの小学生と一緒に鑑賞。
沼でアトレーユくんと白馬アルタクスが泥まみれになるシーンに、グッときます。

メトロポリス(2001年製作の映画)

3.4

破壊がこんなに美しいなんて。手塚先生らしいキャラたち(「火の鳥」を彷彿させるロックも出てくる?!)と、異世界っぷりもいい。ロボットの硬さともふもふ感が両立した絵に驚く。
でも、しっかりした筋に何も不満
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

あのエアジョーダンをつくったおじさんたちと、マイケル・ジョーダンの母親の物語。
才能はあるけど、無名の新人選手にすべてを賭ける?! 会社員で家族持ちのスタッフにはキツイ。よく決断したよなあ。日本では理
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ルパン三世 バビロンの黄金伝説(1985年製作の映画)

4.5

好きだなあ、この感じ。最近こういうテイストのアニメってあるのでしょうか。とてもオシャレに魅せてくれます。
物語もフォーマットの上で大いに遊ぶ感じがあって、最高です。不二子ちゃん+ヒロインが映画のフォー
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.8

怖おもしろい!! 初期のスピルバーグっぽい面白さ。コインが降ってくるのを、あんな形で利用するなんて。発想を絵にする力量に脱帽っす。
「そういえば、この半年間、毎日同じ雲を見てる」おいっ! ってなりつつ
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

上質な作品だなあ。
スクープの駆け引きと、家族の物語がミックスされるのを初めて観ました。このテンポの違いが、いいリズムを作っていて、飽きさせないんでしょうか。
あと、やっぱりメリル・ストリープの演技が
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞してきました。いや、面白かったですよ、でも。って「でも」がでちゃうんです。
もちろん、マッツ・ミケルセンなんてもう最高でした。フォン・ブラウン博士っぽい感じなんでしょうか。面白いキャラク
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ルパン三世 風魔一族の陰謀(1987年製作の映画)

4.3

声優さんの交代劇から見えてくる、本来のルパン三世アニメの面白さ! ルパン三世にも色んなバリエーションがあっていいと思う。旅館を走るフィアットくんのアクションなんて、もう最高っす。
本作は1987年公開
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ザ・ウェイバック(2020年製作の映画)

4.0

いい映画だなあ。冒頭からアルコール中毒かなと疑ってましたけど、ガッツリずっと依存症で、高校のバスケ部と関わりながら辛い過去といかに向き合うか。
特にエースだけど無口な青年とその家族、彼らと一緒に前へ進
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ナビゲイター(1986年製作の映画)

3.5

異星人とファーストコンタクトする人は、やっぱり少年ですよね。嫌味な兄弟がいて(でも仲良しで)、綺麗なお姉さんに出会って(でも付き合えず)、話の分かるパパに、可愛いワンちゃん。
初めて観たのに、既視感の
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評決のとき(1996年製作の映画)

4.1

若きマシュー・マコノヒー観たさに再鑑賞。自分のなかにまだまだある偏見にショックを受けちゃいました。
例えば、わたしは勝手にマシュー・マコノヒー演じる主人公のジェイクは、もっとリベラルな人だと思い込んで
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.5

普通におもしろいっす。マシュー・マコノヒーの存在感ヤバっ。あと、ガンスリンガーが初めて缶ジュースを飲むシーン、変な持ち方をしてしまうんですね。細かいとこですけど、いいっすねえ。
ウサギの肉を食べさせて
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

やっぱりパキッとしてて、カッコいいですね。服装も、美術も、贅沢だなあ。音楽がまた状況とあってて、ガキッとハマってます。
飛行機が突っ込んでからの戦闘シーン、すげーリアル!(って現実を知りませんけど)超
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ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

3.3

映像が実写みたいでカッコいい。キャッツアイもそうですけど、不二子ちゃんがステキ。
ただ、キャッツアイの声優さん、レジェンド感が漂ってて、うーん、どうなんだろう。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.8

映画とはいえ、やり過ぎだクソ野郎ぉーーー!! え、もう終わり? つまんねー もっとやってくれよ、って感じの映画でした。
前半で丸刈りにされる女性は、演技? 少し残った髪、大丈夫っすか? って、マジで心
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.8

「買った車がロボットに変身したんだ、びっくり」っていう映画。
いつかの少年の日に、これの劣化版を砂場でやってた気がします。無数のおもちゃ、敵味方入り乱れ、ドンパチ。楽しいんだよなあ。よく映画にしました
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

素晴らしい作品。交差するはずのない二人が出会って、奇妙な友情を育む。
特筆すべきはタンゴのシーン。初々しくも女性へのリスペクトにあふれている。なのに悪ガキ要素もあって、美しくて、なんてステキなんだ。
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.9

ご馳走様でした。美しいお二人の一風変わった恋バナ。ラブ・ストーリーに慣れてないので、何度も時計を見てしまいましたが…。
序盤、コーヒーショップでのお別れが切なくて『ミッドナイト ラン 』のラストみたい
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

4.1

ガッチリ前作の続きからやってくれます。前作のラストを活用しつつ物語を展開させるなんて! 脚本すげー。
セリフも面白いんですよね。「この戦いは現実じゃない。子どもが無意識のうちにイメージした死というもの
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

4.1

予想した通りの映画なのにめっちゃ楽しい。ハッキリ言って何も心に残らないけど、見ている間ずっと幸福でした。こういうのも「いい映画」っていうんでしょうね。
強盗の映画なのに、悪者が一人も出てこないんですも
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.2

悪評を聞いていたので心の中のハードルを下げまくって鑑賞。面白い体験でした。冒頭『コマンドー』が始まるのかとドキドキ。カウボーイもの?! 「ハイパーループ」なんてアニメ「未来少年コナン」みたいでワクワク>>続きを読む

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

4.0

アニメが面白かったので映画も、って思ったら総集編(?)再編集(?)。でも、通して鑑賞すると改めてオシャレな台詞まわしに、ユニークな展開(!?)再確認できました。
「ほんとにセイウチだったら 良かったの
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

4.2

バイロン卿のあの場所で、「フランケンシュタイン」と「吸血鬼」が生まれていた?! 濃いぃ~、何かがあったのか、もっと知りたい!
お父さんに「自分の声を探せ」と諭されるメアリー。優しさと厳しさをもった父。
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.3

仮想現実やメタバースなどを連想しました。歌はいいですね。
ただ、ワンピースを久しぶりに観たので、多彩なキャラクターがわかりませんでした。だからでしょうか、大げさな演技が説教臭いミュージック・ビデオみた
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

大きな影響を受けた作品です。さすがに、ここまでは踏み込めません。ですが、人生の重要な局面、スイッチを入れる必要に迫られたときに再鑑賞します。

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.8

大好きなラピュタ。もはや何度目かもわからない再鑑賞。シータがいい子に見えなくなっている。岡田斗司夫氏の解説を聴いたからだ。
ある意味、岡田斗司夫すげーっす。もちろん、細部の理解も深まった。とくにポム爺
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