blacknessfallさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.2

自分の好きなカルチャーとその世界が映画の舞台になると好きが故に映画の出来よりそのカルチャーをしっかり捉えているかに拘って観てしまい、大半の人が気にしない、作品の出来に関係のないマニアックな部分の瑕疵が>>続きを読む

すかんぴんウォーク(1984年製作の映画)

3.8

吉川晃司のデビュー映画、映画デビューではなく映画でデビューしてるらしい。時代を考えるとかなり異例なことに感じる。昭和とは言え80年代前期だから、このパターンあんまないんじゃないかな?吉川晃司、期待かけ>>続きを読む

血の週末・暴獣のいけにえ(1984年製作の映画)

3.0

安倍射殺の山上被告の公判前整理手続き飛んだね。驚いたよ。何が驚いたってその"不審物"奈良地裁に送ったのおれのTwitterのフォロワーさんだったんだよ👀‼️
本人がTwitterでそれを【拡散希望】で
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血まみれ農夫の侵略(1971年製作の映画)

3.0

以前にもなんかのレビューに書いたけど、おれはレア過ぎする難病患者なんだよ。そうは見えないけど一度体調を崩すとかなり洒落ならないことになる。00年代から10年代初頭はその洒落にならない様態になることが多>>続きを読む

サイコマニア(1973年製作の映画)

3.5

ゾンビ🧟‍♀️もバイク🏍️もボンクラ系に人気のジャンルなんだけど、2つ掛け合わせた映画ってこれしかない気がする。万能ネギのように何にでも合うゾンビなのにとても意外な気がするな。『ハーレー・オブ・ザ・デ>>続きを読む

天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命(2011年製作の映画)

3.5

観てよかったな。と言ってもドキュメンタリーとしておもしろかったとか言うことではなく、自分の疑問に答えをくれたところがあったという意味で。

見沢知廉というと暴走族→新左翼(三里塚闘争参加)→新右翼(ス
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バトルランナー(1987年製作の映画)

4.6

すシュワルツェネッガーの映画で人気投票すると『コマンドー』『ターミネーター』『プレデター』が票を獲得するけど、おれは本作が一番好き。そして年々本作は人気が出てきてカルト映画化してることを非常に喜ばしく>>続きを読む

血まみれギャングママ(1970年製作の映画)

3.6

1930年代に実在したギャング、女傑ケイト・バーカー率いるマ・バーカー・ボーイズの実録映画。
ザ・シネマ、ロジャー・コーマン特集から。

忠実に再現したとオープニングにテロップが出るが本当なのかな?
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チャット 〜罠に堕ちた美少女〜(2010年製作の映画)

3.4

チャットで出会ったロリコン中年おやじ(35才)にレイプされた少女(14才)の話。実話を元にしてるらしい。

主人公の美少女アリー(14才)はチャットで知り合ったチャーリー(35才)とのデート中になし崩
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ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)

3.7

もう過去にしか興味無いんだよ、音楽は。サブスクでチェックしやすくなったから現行の最先端やらシーンの最重要的なのは聴くけどライヴはそんなの達より自分にインスピレーションを与えてくれた方々だけにする。終っ>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.6

アマプラ出資で大コケしたのか知らないけど、光の速さで見放題に落ちてきたので鑑賞。

自分が意識した頃はNIKEはスニーカー、バスケットボールシューズの王だったから、エア・ジョーダン👟以前はバスケットボ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.6

シリーズ最終作。マーベルの推しの最後を見届けてきた。
全てがエモく愛おしいラスト相応しい傑作。

本シリーズは赤塚不二夫さんの漫画と同じなんだよ。
ど真ん中の主人公より脇で強烈な個性を放つキャラクター
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

ザックリ言うと策士策に溺れるってやつかな。
ジョーダン・ピールの作家性が完全に裏目に出てたように思う。

ジョーダン・ピール監督は人種差別や格差社会の歪みを意識的にホラーに組み込む作風で、ホラー好きは
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食人族(1981年製作の映画)

4.7

4Kリマスター上映行ってきたよ。

食人族映画のキングはやはり本作なのだと実感した。
他の追随を許さない陰惨で荒んだ空気感、製作時に荒廃の極にあったデオダート監督の世界に対する憎悪と負の情念が画面を支
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ゾンゲリア(1981年製作の映画)

3.6

"私には「blacknessさん来てくれた!イカすルックスで、気さくで礼儀正しい人やった!!」とすぐ連絡きましたよ。寡黙&口下手な人なのですいませんでした🙇"
これはbronze fist recor
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コードネームはポーランド(2022年製作の映画)

2.9

ネオ・ナチ白人至上主義国家社会主義ボーイとフェミニスト左翼ガールのラブコメディ。

これポーランド映画なんだよ。ポーランドでネオ・ナチって意外に感じる人もいるかもだけど、実はけっこう多いんだよね。おれ
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「A」(1998年製作の映画)

4.5

地下鉄サリン事件後のオウム教団内部に密着取材したドキュメンタリー。

オウムは道を踏み外したカルト教団としては真っ当だった。国家や法律より教団と教義を上に置きその世界を実現させようとして暴発したのだか
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

2.3

2020年、46才の「ボク」はテレビのテロップを作る制作会社であくせく働いている。虚しさから目を背けるために。Facebookで見つけた1995年から1999年まで付き合った彼女は結婚し有りがちでフツ>>続きを読む

宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

2.5

ゴジラはビッグコンテンツなんで便乗しようと、当時は東宝以外も怪獣映画作ってるんだよな。
大映のガメラ、日活のガッパ、そして本作、松竹のギララ。これだけまだ観てなかった。

ガメラシリーズはよく貧乏臭い
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マインドホーン(2016年製作の映画)

3.3

スパイ時代に嘘発見器付き義眼を潜入国に移植されたマインドホーンは潜入国から決死の脱獄に成功しマン島でハイテク刑事として悪を倒していった。80年代イギリスで一世を風靡した人気ドラマ『マインドホーン』の主>>続きを読む

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.0

ホラー好きさえも「あれ、リメイクやってんの!?」と公開までまるで気づかなかった本作。そして「えっ、もう落ちてるの?!」って感じでひっそりとアマプラに投下されていたので鑑賞。

結論から言うと、映画館で
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.4

日本が舞台で新幹線みたいな高速列車内で幾人もの殺し屋達が戦うアウトラインは好みなんで期待値高めで鑑賞。

個性的で一癖も二癖もあるユニークな殺し屋達、オフビートで乾いたユーモアのあるセリフ、話が進むに
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ポルカ・キング(2017年製作の映画)

4.0

ポルカの人気歌手が100万ドルの投資詐欺事件を描いた実話ベースのコメディ。

こういう実話ベースの映画はパンチの効いた強烈なエピソードや激しい展開の部分は創作なことが多い印象がある。『三国志演義』なん
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

3.5

日本のメタラーの主流派ってBURRN!の超保守的で鈍いセンスとマーケティング戦略に洗脳されてる層だから、アンダーグラウンドを無視でブルータルでプリミティブなバンドをまったく聴かないんだよ。
だからブラ
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.7

アルジェントの新作。思ってたより3.5倍ぐらい良かった。

娼婦だけを狙うシリアルキラーにターゲットにされたナディアはシリアルキラーに追われカーチェイスでシリアルキラーの車に追突され逆方向から走行した
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.7

最近、PASMOで何でも会計できるからサイフ忘れて出かけるうっかりさんが増えてるらしいじゃん。でも、あんなもの磁気が狂ったりシステムトラブルがあったら速攻で無用の長物になるから、過度に依存して現金を忘>>続きを読む

スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.4

Netflixに落ちてた。懐かしさから再鑑賞。

少年院で看守から虐待(性的を含む)受けた4人の少年が14年後に看守達に復讐する物語。

シェイク、トミー、ジョン、マイケルはニューヨークのスラム、"ヘ
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.8

これ、2位だなポール・トータス・アンダーソンの映画で。1位は『ブギーナイツ』な。
『マグノリア』ほどおもしろくはなかったんだけど、本作の方が圧倒的に上映時間が短いから、その差で2位。
上映時間に拘って
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キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.8

アマプラに落ちていたんだね。『キラー・ソファー』観てるし無理くりシリーズっぽく売ってるのでこれも観てやるよ。

期待していたよりおもしろかった。そして意外なことに社会派だった。
どこが社会派かは後述す
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チュパカブラ(2003年製作の映画)

1.9

チュパカブラと言えばUMAの中ではネッシーやヒバゴン、ビックフットほどじゃないけどメジャーな存在だし子供時代に『水曜スペシャル 川口浩探検隊』に洗礼を受けた身としては無視はできない。
川口浩をいつまで
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ベテラン(2015年製作の映画)

4.0

再鑑賞だから吹替えで観よう思ったら吹替えは有料だからオリジナル音声にした。アマプラのオリジナル音声と吹替えを分けるシステム止めてほしいなぁ。

再鑑賞だとストーリー知ってるわけなんで筋を追うことに神経
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.7

今年のNo.1かな。

『マッシブ・タレント』 ザイ゛ゴォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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ミンボーの女(1992年製作の映画)

3.8

マルサ・シリーズは観てたけどミンボーは初めて観る。

当時、問題になっていた意図的にトラブルを仕掛けヤクザが民間人、民間企業を揺すり恐喝する民事暴力を題に取った社会派コメディ。

マルサと同じで社会問
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ファウンド(2012年製作の映画)

3.9

鑑賞が配信メインに移行してから再鑑賞が増えてるんだよな、積極的にそうしたいわけじゃなくて検索してて昔観たのが出てくると、懐かしさやオチだけ思い出せず、もう一度観るか、てノリでつい観てしまう。

これも
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.2

あの盲目のキリング・マシーン爺さんが帰ってきた。
舞台は前作から8年後、爺さんは一軒家でローティーンのフェニックスという少女と暮らしていた。そんなある日、武装した数人の男達が爺さんの家を襲撃する。奴ら
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コン・エアー(1997年製作の映画)

3.7

上弦とまではいかなくても下弦の上ぐらいのケイジ者なんでコン・エアーは5回ぐらいは観てるんだよ。
もうすぐ、ケイジがケイジ本人を演じる『マッシブ・タレント』が公開されるからケイジ慣れ、ケイジ肩を温めてお
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