MiYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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日本侠客伝 白刃の盃(1967年製作の映画)

3.3

シリーズ第6作。流れ者の健さんが義憤に駆られて斬り込みに行くという鉄板設定。先に斬り込みに行って返り討ちに遭うのが、大木実と伴淳三郎という申し分ないキャスティング。原点回帰とも言えるオーソドックスな作>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

伊坂幸太郎の小説を読みまくっていた時期があり、本作は未読ですが、これは思いっ切り伊坂幸太郎の世界観だな、と。

緻密なプロット、アクの強いキャラ、思わずニヤリとしてしまうユニークなセリフ。どれもがまさ
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.5

東西冷戦が終結してからかなり経ちますが、やはりあの時代を舞台にしたスパイ映画はリアリティがありますね。

史実を基にしているとは言え、全く知識がなかった故に、亡命が成功するのか、主人公は帰国できるのか
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道頓堀川(1982年製作の映画)

3.5

とにかく俳優が豪華! 当時二十代の真田広之&佐藤浩市のコンビは初々しく、松坂慶子の美貌と色気が半端ない。

松坂慶子の色っぽさに気を取られていると、後半は日本版「ハスラー」のようなドラマが立ち上がり、
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.3

実在の聴覚障害のボクサーがモデル。耳が聞こえなくても何とかなるんじゃない?と最初は思いましたが 、確かにセコンド指示もゴングも聴こえないのはハンデ。それで彼女がなぜボクシングに打ち込むのか、彼女を駆立>>続きを読む

日本侠客伝 雷門の決斗(1966年製作の映画)

3.4

シリーズ4作目。鶴田浩二の出演はなく、ついに高倉健が単独主演で一本立ちしたということか。

やはりキャストの小粒感は否めませんが、お馴染みの待田京介が切ない役柄を演じていて良かったですね。

そして最
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リロ&スティッチ(2002年製作の映画)

3.8

スティッチというのはエイリアンだったのか。イントロダクションが完全にSFなのに、そこから打って変わって、のどかなハワイが舞台になるから面白い。

スティッチはキュートだし、家族となるリロたちは心優しく
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幸福のスイッチ(2006年製作の映画)

3.3

毛嫌いしていた父親が入院し、嫌々家業の手伝いをしたら…。わりと見え見えのドラマです。主人公(上野樹里)のキャラがあまり好きじゃないな。

とは言え、キャストの芝居は悪くないです。本上まなみ、上野樹里、
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日本侠客伝 血斗神田祭り(1966年製作の映画)

3.3

シリーズ第4作。今回は鶴田浩二の見せ場が存分にあり、彼が先に斬やられたことに高倉健が義憤にかられて斬り込みをかけるという、安定展開です。高倉健の任侠映画はやっぱりこうでなくちゃ、という安心感はあります>>続きを読む

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

2.8

杜撰な強盗計画が破綻して、仲間割れで金は持ち逃げ。ストーリーには全く面白味がないのですが、頭のネジが数本外れた荻野目慶子の演技は強烈なインパクト。彼女がこのクライムムービーを散々引っ掻き回します。>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.5

「タワーリング・インフェルノ」かと思ったら、「ダイハード」だった。特に後半は。

200階建のビルとは凄まじい。ドウェイン・ジョンソンの体を張ったアクションは期待通りで、クレーンから跳び移ったり、外壁
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

仮面ライダーにはさして思い入れもないので、フラットなメンタルで見始めたのですが、色々と事前の想像と違っていてびっくりでした。

なにより意外だったのは、映画の暗さ。ストーリーも暗いし、役者の演技も暗い
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東京日和(1997年製作の映画)

3.0

アラーキーといえば、女優ヘアヌードとか撮って、女にだらしないようなパブリック・イメージだけど実は愛妻家だった。そういう話です。ま、妻が中山美穂だったら、多少精神的に不安定でも、ねぇ。

アラーキーにも
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.5

犯罪者を護送するために命を賭ける羽目になった男。決められた時間までに無事に送り届けることできるのか。

これはコメディ版「3時10分、決断のとき」!?

ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソ
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日本侠客伝 関東篇(1965年製作の映画)

3.6

シリーズ3作目。なかなか見どころに富んだ作品でした。

魚河岸という舞台が活気があって良いし、妨害に負けずに老舗の店を守る可憐な姉妹(南田洋子と藤純子)が魅力的。そして苦境に陥った彼女たちを助けるため
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マーヴェリック(1994年製作の映画)

3.5

メル・ギブソンとジョディ・フォスター詐欺師同士の騙し合いが本作の要諦だとは思いますが、キャラ突き抜けていないところがあり、多少ぐだぐだしているところは物足りない点です。

とは言え、舞台がどんどん変わ
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バンクシー 抗うものたちのアート革命(2020年製作の映画)

3.6

バンクシーはブリストル出身なんですね。マッシヴ・アタックの3Dは元々グラフィティ・アーティストで、バンクシーが影響を受けていたという逸話にびっくり。バンクシーがトリップホップなどの80年代から90年代>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

3.3

ムッソリーニ政権下でファシストに転向した青年の皮肉な運命を描く。この主人公は決して狂信的なファシストではなく、彼の行動はなんとも煮え切らない。そして自分がファシズムに傾倒しているのが過去のトラウマせい>>続きを読む

レッスル!(2017年製作の映画)

3.8

コメデイもシリアスも安定のユ・ヘジン。彼の持ち味が存分に発揮された作品だとは思います。

幼馴染を巡る三角関係というラブコメを軸にしながら(前半ゲラゲラ笑ってしまった)父と子の関係の軋轢と修復というド
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.6

最初は、過酷な労働現場で新人が頑張る青春お仕事ドラマなのかなと思ったんですよ。だって、冒頭で出てくるアニメの制作現場がすごいブラックなんだもの。

もちろん、そんなリアルなドラマを作ってアニメ業界を志
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日本侠客伝 浪花篇(1965年製作の映画)

3.0

シリーズ2作目。あれ、侠客伝ってこんな話なの?

流れ者の健さんが、恩義にある人を殺され、義憤にかられて斬り込みに行く。お馴染みの話型。

ただラストが予想と違った。バサっと斬って終わりで、あっさりし
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.5

久々の視聴。やっぱり名作だなぁ。

気難しい盲目の元軍人(アル・パチーノ)と悩みを抱える青年( クリス・オドネル)との交流が描かれ、有名なタンゴのシーンや(ガブリエル・アンウォーがお美しい)や、フェラ
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ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間(2017年製作の映画)

3.3

「異常な状況で結ばれた男女は長続きしないのよ」と言ったのは「スピード」でのサンドラ・ブロックです。このセリフは自分の中で呪いの言葉となっていて、冒険映画やパニック映画でラブシーンを見るたびに、「おまえ>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

2.8

なんだかよくわからん映画だったなぁ。

主人公の行動が謎だし、やってる仕事も謎。これが徐々に明らかになっていくのかと思いきや、ストーリーはひたすら迷走。

逆光シルエットを多用したイメージは面白いとは
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

4.0

エッシャー、天才すぎる! アイデアも凄いけど、画力も凄い。

アルハンブラ宮殿で3日間模写をし続けたり、ナチス占領下の生活苦から全く創作できなかったり、テッセレーションが上手く描けずに悩んでいたところ
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メジャーリーグ3(1998年製作の映画)

3.6

評価の低い3作目ですが、私は楽しめました。

シリーズのレギュラーはセラーノ(デニス・ヘイスバート)とタカ(石橋貴明)しかいないし、舞台はマイナーリーグと聞いて不安感しかなかったのですが、予想外に楽し
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ブリトニー対スピアーズ -後見人裁判の行方-(2021年製作の映画)

3.5

成年後見人の父親により13年にもわたって人権を制約され、金を搾取されていたとは酷い話です。そもそも父親が成年後見人になるというのも変な話で、制度自体にも問題がありそう。

それにしても驚くのは、彼女の
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

アントマンって「エンドゲーム」で決定的な大仕事をしたのが全てじゃん!と思うですが、続編まだ作るのか。

量子世界に入り込んだら、なぜかそこで内戦が起きている。いまさら「スターウォーズ」のパクリと思える
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.8

久々の視聴。改めて見るとよく出来ています。

まず、元MI6のエージェントであるシルヴァ(ハビエル・バルテム)が、自分を裏切ったM(ジュディ・デンチ)に対して復讐をするという設定が上手い。悪の帝王が世
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.5

ちょっと笑えて、ちょっと心が温まる。非常に見やすい映画です。

元受刑者、引きこもりなどの社会の落ちこぼれがバラ栽培に励むというギャップが面白い。いままで誰にも受け入れられず、誰にも褒められなかった不
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.3

そりゃマイケル・ジョーダンがナイキと契約してエア・ジョーダンが生まれたのは誰でも知ってる話。結末を知っているドラマをどこまで面白く見せるか、なかなか高いハードルです。

残念ながら、さして劇的でもなく
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いのちスケッチ(2019年製作の映画)

3.0

漫画家の夢をあきらめて動物園で働き始めた主人公。麻酔を使わずに採血するという動物園の試み。この2つがこの映画の根幹なのですが、そんな劇的なことが起きるわけでもなありません。ドラマとして悪くはないのです>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

そもそも「トップガン」はそんなに好きでもなく、この続編も半信半疑でしたが、すみません。なめてました。傑作でした。

「トップガン」は恋愛とか挫折といったチープな青春映画の要素が強かったですが、本作は、
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.3

悩みを抱えた人たちが素晴らしい自然や食べ物に触れて、心の傷を癒す。よくある定型的なドラマなんです。3つのエピソードはどれもまずまず。悪い人が全くいないので気分は良いですが、突き抜けた感動があるわけでは>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.3

クラクションを鳴らしたら、あおり運転をやられた。それだけなら「激突!」のパクリ映画ですが、そこは名優ラッセル・クロウ。ただ車で追い回すだけでなく、いかれたやりすぎ行動があっちこっちで起こし、目が離せな>>続きを読む

黒いジャガー(1971年製作の映画)

3.0

60年代から70年代にかけて、公民権運動などの黒人の社会進出に合わせて、様々なブラック・ムービーが作られ、その代表作が本作だそうです。とりわけテーマソングが有名とのこと。

たしかに黒人探偵のハードボ
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