MiYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 137ページ目

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探偵ミタライの事件簿 星籠の海(2016年製作の映画)

2.8

「占星術殺人事件」を読んで天地がひっくり返るくらい衝撃を受け、島田荘司のミステリーを夢中で読んだものです。でもそれも昔の話で、近作は全く読んでないので、本作の原作も当然未読。御手洗潔の初実写化っていう>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.8

オリジナルの「IT」のポイントは、主人公たちが後半では大人になるところにあるんですよね。本作はその大人パートがないのでどうなのかと思ったら、「スタンド・バイ・ミー」のような青春映画の趣があり、これはこ>>続きを読む

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

2.8

いわゆる難病系。あまり素直に感動できない自分がいまして、主人公が美男美女だから絵になるけど、このメンヘラカップルぶりはなかなかしんどい。

加瀬亮がすごく流暢な英語をしゃべっているのが一番印象に残
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.8

主人公のマンガのような冒険旅行は楽しく、アイスランドやヒマラヤの風景がひたすら壮大で美しい。自分探し系のよくあるトラベルムービーの外見ですが、平凡な生活を送っていた彼が勇気を出して冒険的な行動へと踏み>>続きを読む

オープン・ウォーター(2004年製作の映画)

3.3

これぞ低予算映画の見本! 男女のカップルが海に取り残され、救助を待つというだけの話ですが、とにかくシチュエーションが絶望的すぎて辛い。しかも全然救いがないバッド・エンディングだし。

これを見たあ
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.0

昼間は会計士、夜は暗殺者という設定は、ありがちなダーク・ヒーロー物のようにも思えるし、「ジョン・ウィック」に似ているところもあります。ただ、主人公の造形が非常に陰影に富んでいるんですよね(やはり自閉症>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.8

「呪怨」のような、家に住み着いた怨霊系の映画なのですが、怖がらせるだけのホラー映画ではなく、その家の過去の謎を調べあげていくミステリーの要素が前面に出ているところが好印象。

ただ、その謎がどんど
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アイアン・スカイ(2012年製作の映画)

3.5

サラ・ペイリン似のアメリカ大統領がナチスの演説をパクったら大喝采を浴びたり、諸国が宇宙平和条約を無視して宇宙兵器を開発していたり、ナチスの女がチャップリンの「独裁者」を見て改心したりと、政治風刺の部分>>続きを読む

JOY(2015年製作の映画)

3.5

発明好きのシングルマザーが一発逆転で大金持ちになる話。どんな逆境に陥っても、気の強さ、押しの強さで跳ね返していく主人公のなんたる逞しさよ(特許がとられたときはジ・エンドだと思いましたが…)

とに
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スターダスト(2007年製作の映画)

2.5

「キックアス」や「X-MEN ファーストジェネレーション」のマシュー・ヴォーンの監督作ということで期待したのですが、これはイマイチだったなぁ。

物語の中心が定まらず、あっちこっちと視点が移動して
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.5

偏屈な老人と子どもの交流ってありがちな話だなぁと思ったら、想定よりちょっと上を行く良い話でした。

ビル・マーレイ演じる主人公は少年の学校の授業で「身近な聖人」として表彰されるという展開がうまいな
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.0

大人の陰謀で子どもたちが危険なシチュエーションに放り込まれるというところ、やはり思い起こすのは「ハンガー・ゲーム」。そういうところではあまり新鮮味がないのですが、「ハンガーゲーム」と異なるのは、誰がな>>続きを読む

私の愛情の対象(1998年製作の映画)

3.5

ジェニファー・アニストンといえば、最近の下品なコメディ映画(「モンスター上司」「なんちゃって家族」「嘘つきは結婚の始まり」など)での振り切れ方が素晴らしく、むしろ年をとってから魅力を増していった女優さ>>続きを読む

エンパイア レコード(1995年製作の映画)

2.8

レコードショップを舞台にバイト仲間たちがわいわいやってるだけの映画。ストーリーらしきものもあるけれど、ぐだぐです。音楽が重要な映画のはずが、選曲がださいことにもびっくり(90年代中ごろって、いい時代の>>続きを読む

絶体×絶命(1998年製作の映画)

3.5

白血病のドナーが凶悪犯で、刑事は犯人を殺したくても殺せないという設定はなかなか面白い。

IQ150の天才という凶悪犯役のマイケル・キートンの演技と存在感もよくて、思いもよらない行動を起こす彼が何
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救命士(1999年製作の映画)

3.0

人の命を救えなくてノイローゼになっている救急隊員という設定が非常に興味深い。死なせてしまった人たちの幽霊が見えるとか、完全に病んでるし、こういう役をやらせるとニコラス・ケイジがほんとうまい。

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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

ゾンビとエクソシストのいいとこどりしたような映画だなぁという印象でしたが、ただのホラー映画とたかをくくっていると、「ええっ!」と驚くようなどんでん返しが2度もあり。プロットの緊密さが光ります。>>続きを読む

セイ・エニシング(1989年製作の映画)

3.0

うだつの上がらない内気な男と金持ちのお嬢様との恋愛。さして特別なものものない、普通の青春恋愛映画といったところかな(そこがキャメロン・クロウらしさなのかもしれません)

まぁでも若きジョン・キュー
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ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

3.8

この映画、ドラマとしては今一つのところはあるのですが、最後の試合のシーンがすごくいいのですね。

もちろん古い映画なので迫力とかスピード感は全然なくて、全体的にユルい。ただ、円陣を組んで「次は○○
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男と女(1966年製作の映画)

2.3

この「ダバダバダ」という有名な曲はこの映画の曲だったのですね。これだけでもこの映画を見た価値はあったかもしれません。

お互い子どもを持つ男女による大人のラブストーリーという感じでしょうか。アヌー
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

2.7

自然豊かな場所に文化会館を作ろうとする市長の話。およそ映画にはふさわしくないテーマですが、別に劇的な出来事が起こるわけではなく、政治家、芸術家、環境活動家たちがそれぞれの言い分を主張し合うという対話劇>>続きを読む

フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石(2008年製作の映画)

2.5

全然面白くなかったなぁ。沈んだ財宝探しというストーリー自体が手垢がつきすぎて新鮮味がないし、登場人物が多すぎて、全然整理できてないのもよろしくない。

マシュー・マコノヒー&ケイト・ハドソンの2人
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.0

やはりこのシリーズは面白い。なんといっても主人公である夫婦(パトリック・ウィルソン&ヴェラ・ファーミガ)がすごく有能で、危機に陥りながらも、最後はちゃんと悪霊(?)を追っ払ってくれるのが素晴らしい。ホ>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.0

本作で一番興味深かったのは、1980年代のアメリカの中南米へのあざとい介入の仕方だったりします。ニカラグアの反政府組織にひそかに武器を供与したりするとはねぇ。そんな風にCIAの手先として働きなりながら>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.8

原爆が落とされる前から広島が空襲にさられれていることは知らなかったし、その空襲のシーンも、アニメという表現だから描くことができたリアリティがあったと思います。

戦争中の庶民(とりわけ女性)の生活
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

「ダヴィンチ・コード」と「天使と悪魔」は原作を夢中になって読み、映画もそれなりに期待をもって見たものですが、さすがに飽きがきて、本作は原作も未読。

さすがに原作を読んでないので、ストーリー展開の
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男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982年製作の映画)

3.0

29作目。マドンナはいしだあゆみ。

ストーリーを要約すると、旅先で別れた女が訪ねてきて鎌倉デートをする。それだけなのです。ストーリーの起伏のなさにはちょっと拍子抜けをします。

確かにいしだ
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欲望(1966年製作の映画)

3.0

オースティン・パワーズが憧れた世界がここにあります。女の子のファッションが可愛いなぁ。

ジェフ・ベック&ジミー・ページが在籍するヤードバーズの演奏シーンもあるなど、ブリティッシュカルチャーの文脈
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プロジェクト・アルマナック(2014年製作の映画)

4.0

「クローバーフィールド」や「クロニクル」なんかを見てもPOVとSFとの相性が良いのがわかっていたし、しかもタイムトラベルSF。当然のように面白い。

身も蓋もない言い方をすれば、「クロニクル」ミー
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

ストーリーや登場人物の設定はほぼオリジナル通りで、あまり新鮮味のないリメイクといえます。まぁ結末を知っていても、キャストは豪華だし、飽きずに見れたとは思います。

ひとつ美点を挙げるとしたら、ポア
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大いなる男たち(1969年製作の映画)

2.7

南北戦争の終戦後、南軍、北軍の兵たちが協力してメキシコの革命軍と戦う話。厳格でクールなロック・ハドソンと人情味のあるジョン・ウェインという対照的な2人が友情を育み、一緒に戦うというストーリーも美しい。>>続きを読む

白いドレスの女(1981年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

キャスリン・ターナーは本作がデビュー作とのことですが、27歳ですでに熟女の色気が漂う。そうか、モーガン・フリーマンが出てきた頃に既に老人だったのと同じで、キャスリン・ターナーは出てきた頃に既に熟女だっ>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.5

リメイクの「リプリー」を先に見ていたのですが、やはりこちらの方が面白い。

金持ちの友人を殺して、彼になりすまそうとする男。ついに金と愛する女も手にして完全犯罪が成立したかと思いきや、ひょんなこと
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インシディアス(2010年製作の映画)

2.0

前評判ほどの怖さがなかったなぁ。幽体離脱した子どもの体を狙って悪霊が襲ってくるという設定はユニークだけど、父親も幽体離脱して助けに行くところまでいくと、ファンタジーというか、リアリティのかけらもないよ>>続きを読む

冒険者たち(1967年製作の映画)

3.0

男2人と女1人のジャケットイメージがとてもいい感じ(ドリカムか!)。でも映画としてはなんとも破滅的なストーリーで、ちょっと呆然としてしまう。

パイロット、レーサー、芸術家。それぞれが夢が挫折した3人
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.0

普通のビジネスドラマのような感じで、タイトルの勇ましさとのギャップがあって拍子抜けの感あり。専門用語も多くストーリーのがわかりづらいのが難ですね。

「昔、すごい日本人がいた」というアピールは、ある種
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