スルガさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.0

沈没寸前の船から脱出せよ!

新年を祝うパーティで賑わう中、大きな波が押し寄せ船が傾いてしまう。生き残るために脱出しようと奮闘する。

大迫力の映像まではいかないが、見応えのある作品だった。頭空っぽに
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ガルシアの首(1974年製作の映画)

4.0

首を持ってこい。

懸賞金がかかったガルシアの首を持って帰るため、墓場に向かったピアノ弾きのベニーだったが、その代償はあまりにも大きかった。

いつまでも筋を通し、目的のためなら暴力を厭わないベニーが
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フルーク(1995年製作の映画)

4.0

気がつけば犬に。

犬のフルークは前世が人間であることに気づき、家族の元へと戻ろうとする。

めっちゃいい映画だった。

ファミリー映画として持ってこいだし、犬好きにはたまらない。ラストも切なかった。

ハリーとトント(1974年製作の映画)

4.0

旅は道連れ。

立ち退きを命じられた老人は猫とトントとともに旅に出る。

心温まるロードムービー!

人間味あふれる老人ハリーが色んな人と楽しいお喋りをしていくだけで心温まった。愛猫のトントも可愛い。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

こんどはこんど、今は今。

寡黙なトイレ清掃員として働く平山の日常を描く。

トイレの汚れを浄化し、日常も彩やかになっていく。どう良かったか言語化しづらいが大傑作。淡々とトイレ掃除をし、同じルーティン
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

手を握って唱えましょう。

母を亡くした高校生のミアは、手を握って唱えれば90秒間憑依できるイベントに参加しのめり込んでいくミアだったが…

オーストラリア双子のYouTuberが放つ憑依ホラー。
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.7

ミルクでドーナツを作ろう。

大きい夢を抱く男クッキーは大自然の中で中国系移民のキン・ルーと出会う。2人は意気投合して、夜な夜な牛からミルクを搾り出しドーナツを作り、一攫千金を狙っていた。

2人がド
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メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)

3.8

隣人は何者?

メイフィールドの町に引っ越してきたクロペック一家は姿を現さない。怪しいと感じた近所の男3人は真相を探る。

大の大人が真面目にバカなことしまくるのが面白い。隣人より男3人の方がやばいと
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

誰しも心に愛を持って。

見習い修道女のマリアはトラップ家の子どもたちの家庭教師をすることになる。その子どもたちは母親を亡くして以来、父親に軍隊のように躾られていた。

自然に笑顔になるミュージカル映
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ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

4.1

静かなる復讐。

ベトナムの捕虜収容所から帰還したレーン少佐。その歓迎イベントとして貰った銀貨を狙いに強盗が押し入り、息子と妻を殺されてしまう。レーンは復讐に燃える。

脚本がポール・シュレイダーなだ
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.7

老夫婦の日常。

心臓病の夫と認知症の妻を2分割にして映し出す。

2分割の映像で内容とともに目で追うのが疲れる。刻々と死に迫る恐怖により、人生の儚さを感じられる。

クジョー(1983年製作の映画)

3.8

狂犬病の犬が大暴れ。

狂犬病の犬が、周りの人々を襲いはじめる。

スティーブン・キング原作の犬スリラー。

前半はメインの家族の生活の日常を映し、後半は狂犬病の犬クジョーが車に閉じ込められた親子に襲
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.6

ローラはひたすらに走る。

ローラは恋人のマニから電話がかかってきて、ボスの10万マルクを紛失したことを知る。用意しないと殺されてしまうマニのために、ローラは家を飛び出し金を工面する。

本作の音楽が
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.9

トットちゃんの学校生活。

自由奔放で落ち着きがない女の子トットちゃん。校舎が電車になっているトモエ學園に通うことになったトットちゃんはそこで泰明くんと仲良くなる。

トットちゃんの明るさを映す一方で
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クリスティーン(1983年製作の映画)

3.7

愛しているのは車。

いじめられっ子のアーニーはクリスティーンと呼ばれる廃車を購入する。しかしその車は恐ろしかった…

車に執着し過ぎるアーニーが恐ろしく、段々と嫌いなる。いじめていた少年を車で執拗に
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ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.6

私、痩せに来ました。

痩せたい気持ちがある少女シミーは、料理研究家の叔母の元に訪れる。その食事指導は想像を絶するものだった。

今年公開された『ピギー』と同じように自分の体型から物語が発展していく。
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.2

ほんの些細な日常。

とある主婦の3日間の日常を3時間超えで描く。

どう良かったか表現しづらい傑作。

淡々と主婦であるジャンヌのルーティンをひたすらに映していくのだが、2日目、3日目になるにつれて
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

この村は何かがおかしい。

政財界を牛耳る龍賀族の当主が亡くなり、その跡継ぎで論争が起こり、やがてその村で殺人にまで発展していく。

和製『ゴーストバスターズ』だった。周りが絶賛するほど面白いとは感じ
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市子(2023年製作の映画)

3.6

市子って何者?

プロポーズをした翌日に恋人の市子が消えた。そんな彼女の知られざる過去が明らかになっていく。

まず本編通して杉咲花の演技に圧倒された。それだけこの作品を観て良かったと思える。現在と過
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.1

”チョコ死”させてやる。

チョコレート工場を作ることを夢見る青年ウィリー・ウォンカ。亡き母の想いを胸に奮闘するウォンカだったが…

『パディントンシリーズのポール・キング監督作品。

一生分のチョコ
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.9

潤いきった愛。

アートスイミングの見学に来たマリーは、キャプテンであるフロリアーヌに強く惹かれていく。

セリーヌ・シアマの監督デビュー作。

何とも言葉で言い表せないないくらい良かった。官能的な空
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

Vパワー。

経営不振の肉屋を営む夫婦。ヴィーガン一派の1人を車でひき殺し、ハムとして売ったら大儲けしてしまう。それからヴィーガン狩りを始めた夫婦だったが…

ヴィーガンを盛大に皮肉ったブラックコメデ
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.6

愛する気持ちは変わらない。

施設でトラブルを起こした息子を引き取り、再び生活に戻るが、ADHDの病気を患う息子が問題ばかり起こし、生活に支障が出てしまう。

スタンダードサイズの映像が印象的な本作。
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シックス・シューター(2004年製作の映画)

3.8

牛のおならの話。

妻を亡くした夫は帰りの電車で変わった人と出会う。

『スリービルボード』のBlu-ray特典で観れる本作。

初期の頃から「死」について描かれている。電車にいる若者の牛のおならの話
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.7

肉と血!肉と血!肉と血!肉と血!肉と血!

ある2人の少女が森で失踪し、3日後に発見されるが、どこかおかしい。

初代エクソシストの続編。

まあ全体的に悪くはないが、初代エクソシストのような恐ろしい
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.9

娘の様子がおかしい。

人気女優クリスは娘リーガンの容態がおかしいことに気づき、病院へ行くも正常。容態もますます悪化していく。母親を亡くし落ち込むカラス神父を頼り、悪魔祓いしてもらうが…

オカルト映
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.2

サイコパスとは?

連続猟奇殺人事件が起こる中、次なるターゲットはサイコパス弁護士である二宮彰であり、執拗に迫られる。


サイコパスと強く宣伝している割には、殺人描写が少ないのであまり恐ろしく感じな
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ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)

3.9

警察官に扮したら…

金庫からダイヤを盗み、逮捕寸前で工事現場に隠すことに成功。出所後再びその場所に訪れるが警察署に変わっていた。

超ノリノリで観れるハイテンション犯罪映画。

マーティン・ローレン
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.1

平凡な草野球チームの日常。

草野球チームに所属し、ガソリンスタンドで働く雅樹は、ヤクザに手を掛けてしまう…

草野球チームがメインの映画と思いきや大きく裏切られる。武が登場したらもうめちゃくちゃだっ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.6

クセの強い女の子。

幼なじみで親友同士のイーニドとレベッカ。卒業後の進路も決まっていない2人だったがレベッカはカフェで就職し、イーニドは中年男のシーモアに心が惹かれていく。

キラキラ青春映画と思い
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.8

乗客を救う。

嵐の中のフライトである島に不時着したトランス機長。そこは反政府組織が拠点する島だった。

『コン・エアー』や『ダイ・ハード』を彷彿とさせる映画だった。

頭空っぽにして観れるちょうど良
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BROTHER(2000年製作の映画)

4.0

ファッキンジャップぐらい分かるよバカ野郎。

日本で居場所を無くしてしまった山本。弟をた頼りにロスに向かい、組織を拡大していく。

武か描く栄枯盛衰なギャング映画。

どのシーンもかっこよすぎた。コメ
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(2023年製作の映画)

3.9

揃いも揃って狂っとる。

北野武が描く本能寺の変。

予告とか見る限りはバイオレンスを主張しているが、思ったよりBLラブコメだった。たけし、大森南朋、浅野忠信の三馬鹿トリオがずっとふざけまくってるし、
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.1

おじさんの名前は?

祖母と暮らしている少年正男は夏休みの期間で会ったことのない母親に会うために無職の菊次郎と過ごすことに。

ユーモアのあるロードムービー。タイトルにら少年の名前じゃないところも良い
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.0

静かで優しい暴力。

同僚の堀部に張り込みを任せて妻の見舞いに訪れた刑事の西。堀部は犯人に銃で撃たれ下半身不随になってしまい…

静かで美しい映像であり、一つ一つのシーンの間が良い。今作のたけしは寡黙
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

3.6

幸せになる。

変わり者の親に恵まれ、空想の世界に浸ることが多いアメリ。アメリはやがて一人暮らしをし、証明写真の下で写真を漁る男性ニノに心を惹かれていく。

オシャレな映像で、オシャレな音楽、個性豊か
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