あの子らさんの映画レビュー・感想・評価

あの子ら

あの子ら

自転車に乗って(2019年製作の映画)

3.2

聴診器で耳を澄ませるシーンがすごくすごく良かった。「彼の音だよ」というセリフのトーン、優しくて泣きそうになった

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.4

映画化の反対運動が起こり、なかなかスポンサーも見つからなく、公開後も生存者や遺族からは賛否両論だったと。
そりゃそうだよね……。

実際の事件はあそこからが酷く長くて、観光地からコテージに戻って一晩の
>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

3.1

やっぱりギター一本の劇伴が底なしに綺麗で悲しい。

ミッシェルがフクロウ村長に「100年守って」って願うところ、宝石みたいだったな……

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.0

本当にずっと苦しい。「戦争は熱病のようなもの」「(敵も)望まなくても感染してしまう」といった旨のセリフが痛ましかった

クレマチスの窓辺(2020年製作の映画)

3.1

のどかな地方の街の景色。特定の季節感がなく、普遍的に見えるのがよかった。本当に帰るかどうかは別として、帰れる場所があるよって教えてもらえるのは大切なことだと思った。

中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.2

別れ際、兄ちゃんが「ありがとな」ってタバコを掲げる時に弟が微笑まないのがよかった。
支え合い「どっちもどっち」な兄弟ものも好きだけど、こういう兄の力強さを感じる作品も大好きだな〜

イアゴとトリスタン(2022年製作の映画)

3.7

静かな部屋が二人の言葉でいっぱいになっていくところがよかった

Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.0

想像力を掻き立てられるホラー、一瞬で引き込まれたけどさすがに投げっぱなし過ぎて腹が立つ。

とべない風船(2022年製作の映画)

3.0

島の景色がとても綺麗だった。
セリフで心を説明しまくるのは仕方がないのかな…

三浦透子さんの存在感がとても良かった。瑞々しいけど熟成されている感じもして。1996年生まれとは色々な意味で信じがたい俳
>>続きを読む

狼たちの墓標(2021年製作の映画)

3.0

韓国ノワールの血みどろ爽快感があんまりなくて物足りなかったかも

バービー(2023年製作の映画)

3.3

カラフルポップチャーミングな世界観で描かれなかったらとても耐えられなかった

Ribbon(2021年製作の映画)

3.7

お母さんが作品だと気づかなくて捨てちゃったシーン、本当にきつかったんだけど、そのくらいまじで美術芸術に興味ないのに一人暮らしさせて学費出してるんだから尊重する気持ちはあるんだろうな。だから余計に苦しい>>続きを読む

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「自分の目で見て確かめる」って白い部屋から出ていくのが寓話っぽくもあり希望でもあり…と思ったけど。
「それではいつか、遊園地で会いましょう」で締められるのゾワッとした。

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

4.3

斬鉄の「ブルーロックって楽し〜!」で笑った。大好きなシーン。

(メタ的に)現代のメインキャラたちは「話せばちゃんと分かり合えたこと」でもう揉めない傾向だけど、凪と玲王は本編ではサイドキャラなので、こ
>>続きを読む

私の少女(2014年製作の映画)

3.4

怪物にならなきゃ生き延びられなかったって周りの大人も分かってるんだよね。
大人が製造した怪物に、大人がそれぞれどう接するかが異なってくるのが興味深かったし苦しかった。

僕の恋とVHSテープ(2022年製作の映画)

3.0

恋愛観がまるで異なる地域の作品だけど、若者の直球のラブコメって似た雰囲気になるんだな〜。家とか小物のレトロ可愛らしさを押し出すのも万国共通なのか、我々にとってただただ可愛いだけなのか……

貞子DX(2022年製作の映画)

2.9

科学vsオカルトの図はお約束の楽しさがあるんだけど、IQ200の天才という部分に何の説得力もないまま進むのが勿体なかったな……古きよきコミックのように、とんでもメカとか出てくるとわかりやすく「科学派」>>続きを読む

ロベルタのリビングルーム(2018年製作の映画)

3.9

美しくて悲しくていきいきとしていた。花って散る間際が一番きれいだよね

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.9

キッドが後ろ手に悪党をトランプ銃で撃つシーンが、土方が屏風越しに背後の敵を討つシーンと重なって格好良かった。
あとキッドのピンク色のネクタイが切り刻まれて、桜の花みたいに散るところ。
久しぶりに青子ち
>>続きを読む

アンティークの祝祭(2019年製作の映画)

4.1

フランスにも「付喪神」って概念はあるのかな。
みんな愛してもらって嬉しかったんじゃないかな…祝祭ってそういうことなんじゃないかな…

環境や風習の影響もあって、ヨーロッパって古いものを大切に受け継いで
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

ずいぶん前に読んだ原作が面白くて好きだったけど、実写もとんでもなく面白かった〜!
続編で聡実くんが大学生になるってほんと……?
そっちも観たいです……

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.1

セリフのないシーンほど感情の大渦がばんばん伝わってきて気持ちよかった

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

二人の他愛ないやり取りに癒やされているはずが、どこかでぱちんと弾けちゃうような予感があった。覗き見しているような気持ちでこっそり観てた感覚

(2020年製作の映画)

3.0

「私は月にも手が届く」って言い聞かせるシーンがどこも綺麗だった

ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか(2017年製作の映画)

3.5

原作のキャッチーで憎めないキャラクターたちがそのまま実写に変換されたようで嬉しかった

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.8

大貫妙子さんが「過酷にみえる自然も懐に入ることができたとき、暖かいゆりかごになるのです」と言っていたのがわかった。
北極圏の雪国、雪景色に埋もれるカラフルな家屋、犬ぞり、オーロラ。景色がとにかく綺麗だ
>>続きを読む

家政婦と少年(2020年製作の映画)

3.4

別れの際、彼がタクシーに向かってちゃんと小さく手を振れるのがいいなと思った。もう泣き喚いたり、追ってすがったりもしない。好物のカレーを残したところで、彼の家政婦への幼いワガママはおしまいだったんだ……>>続きを読む

ある村で(2019年製作の映画)

3.7

魔女じみた不気味なナレーションがめちゃくちゃ良かった…………

現題の「virago」は、英語の「口やかましい女、がみがみ女」でいいのかな……

ナルヴィックのヘアパーラー(2021年製作の映画)

3.2

エッセイの挿絵のようなテイストで、殺伐とした出来事を描き続けてるのが印象的。
命を繋ぐのがギリギリの戦時中で学問への希望をなくさないのって大変で大切だ……

ユメノ銀河(1997年製作の映画)

3.3

静かな悪夢の中にいるみたいで好きだった。
囁くような独白にぞくぞくする。

寫眞館(2013年製作の映画)

4.5

セリフがない分、挙動と表情を徹底して作り込んでいるから、感情もキャラの関係性も心地よく伝わってくる

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

ジュブナイルホラー感がすっごくスティーヴン・キング!!と思ったら、原作が息子さんの著作なのね……

そばかす(2022年製作の映画)

3.1

蘇畑さんの感情の流れが視聴者の私にすら分かりにくかったので、彼女の生きづらさはアセクシャルだけではなくコミュ力やその他の性格も由来するよな…と思ってしまった。
(が、その能力値もアセクゆえの人生遍歴と
>>続きを読む

溶ける(2015年製作の映画)

3.2

自然はあるけど雄大ではなく、ひと通りの生活はできるけど若者には退屈で、地方都市ともど田舎とも言えない片田舎。
夏の音や風景も相まって、みんなの息苦しささえも美しいものとして消費してしまう私たち…

傀儡の家(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実は音声くんも強姦魔だった…とかいうオチに見える

ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

くっつかないからいいんだよ…………

>|