montanoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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異人たち(2023年製作の映画)

3.8

なんとも味わい深い、不思議な作品だった。

とっくに忘れていた子供の頃の感覚が蘇った。
確かに何かが急に怖くなって夜眠れなくなったりしたなぁ。

音楽はフランキーゴーズトゥハリウッドとペットショップボ
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.7

なかなかのタブーな題材だけど、匂わせ的なちょっとした伏線とその回収が結構あったりして、映画として良く出来てると思った。

今朝たまたま見たテレビのニュースで似たような問題を扱っていて、難しい問題だなぁ
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劇場版 再会長江(2024年製作の映画)

4.3

観るかどうか迷ったけど、観て良かった。
とても良いドキュメンタリー作品だった。

本作は長江源流の最初の一滴をカメラに収める事が主題となっていて、数々の絶景に圧倒されるのはもちろんの事、10年前に撮影
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No.10(2021年製作の映画)

3.6

公式サイトにネタバレ厳禁の注意喚起が掲示されてるので簡単に言うと…

皮肉たっぷりの奇想天外映画。

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.8

ドタバタっぷりが楽しかったし、キャラクターの配色や暗闇での描写の仕方が興味深かった。

ミュージカル風の場面があったも良かった。

ゾロはグレートデンかな?

工夫やこだわりが詰まってて、観る度に新た
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霧の淵(2023年製作の映画)

4.3

鑑賞中、その感性に何度も唸らせられた。
繊細で美しくて愛おしい作品。

美しくも荘厳な景色、静物のアップのカットなどが先日堪能した『ゴッドランド』と共通しているが、それに引けをとらないほど素晴らしい。
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

4.0

『ロスバンド』が大好きだったので観た。

またもやホッコリさせられた〜。
さてはこの監督、業務上過失致ほっこり罪の常習犯だな。

エッラの表情豊かな演技に癒されたし、スティーブへのイタズラも仕掛け人が
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

今はあまり興味ないけど、子供の頃はプロレス好きだったので観てみた。

フォン・エリック一家以外にも、ハーリー・レイス、リック・フレアー、マイケル・ヘイズ、テリー・ゴディ、ダスティ・ローデス…懐かしい〜
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

イニョンという言葉知らなかった。
それを映画で表現したような作品。

最後の別れは、そこでこの作品の評価が決まると言っていい程重要なシーンだと思うが、二人の距離感・見つめ合う間の長さ・終わり方が良かっ
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デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

3.6

リドリー・スコット作品。
デビュー作とは思えない重厚さ。
最新作の『ナポレオン』に通ずるものがあるし、こっちのほうが好みだった。

二人が何度も決闘するけど、毎回違う武器だったりするので、観てて飽きな
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.0

前作に続いて観た。

設定がちょっと強引な気がしたし、前作と違うノリもあったけど、同じくらい面白かった。
HIP HOP色強め。

なんか…3年B組 ウピ八先生 主役の生徒がローリン・ヒルの回、みたい
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

むか〜し観たけど、内容忘れてたので観た。

やっぱり名作。面白い。
登場人物のキャラが際立ってるし、歌もイイ〜。

街のアーケードに掲示されてる “リノ 世界最大の小都市”がジワジワくるな。

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

4.1

独特な所が色々あって、好みの作品だった。

•アイスランド特有の自然や絶景をスクリーンで堪能出来て、それだけでも大満足。
滝や溶岩にゾクゾクした。
アンナが言ってたように確かに木がないな。調べたら森林
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.0

公式サイトにも、filmarksのあらすじにも
“スクリューボール・サクセスストーリー”
と書いてあって、ナニそれ?と思ったけど、観たらきっとその言葉の意味が分かるんだろうなぁと思いながら鑑賞。

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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

ナン・ゴールディンの事もオピオイド危機も知らなかったので、驚きもあったし勉強になった。

写真やスライドショーがとても興味深かった。
彼女の人生やアート活動には少女時代に経験した姉の死が大きく影響して
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

伝記映画なのでその必要性を感じなかったが、念の為IMAXで鑑賞。
それが正解だったのか分からないけど、とりあえず音は空気の振動を感じる程凄かった。
完全にIMAX仕様の作品なのか。

内容的に難しそう
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.0

大恐慌時代を舞台にした50年前のモノクロ作品なので昔っぽさもありつつも、逆に最近の作品を観ている感覚になったりもした。

ストーリーが分かりやすいし、アディとモーゼの絶妙なテンポの会話が楽しい!

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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.9

ここ最近で「ピーター・グリーナウェイの作品」や『ピアノ・レッスン』を観たので、マイケル・ナイマン繋がりで本作も観てみた。

何度も流れるアラビア音楽が心地よい。
アントワーヌのヘンテコなダンスも楽しい
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.6

登場人物が多いし、テンポが速すぎて置いていかれそうになったけど、展開に惹きつけられたし、所々笑えるシーンもあった。

特に3つのグループがそれぞれ車に乗っている時に巻き起こるドタバタのくだりは面白かっ
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.4

ずっと観たかった作品。

冒頭の指の間からのショット、浜辺のシーン、ですぐにスクリーンに惹きつけられて、間違いなく好きなヤツだと思った。

色調、構図、カメラワークなどに魅せられた。
特にロングショッ
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ボンゴマン ジミー・クリフ デジタル・リマスター(1981年製作の映画)

4.1

やっぱりジミー・クリフはイイ声してるな〜。
名曲の数々を歌うその歌声に痺れた。

“政治家は分裂する
音楽家は団結する”

ジャマイカ・南アフリカ・ドイツでのライブ映像を中心に、当時の政局による国内
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ブリンダーヴァナム 恋の輪舞(2010年製作の映画)

4.1

あぁ〜スカッとしたっ!
スカッと爽やかNTRジュニア…。
まぁ一番最後は、ハァ?となってスカッとはしなかったけど…。

観てる間、ずっとニヤニヤしてたと思う。

最近観たのがヨーロッパなどの小難しい映
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かづゑ的(2023年製作の映画)

4.4

タイトルの『かづゑ的』の後に続く言葉は観客各々に委ねられているような気がした。
自分は “かづゑ的人生讃歌”だと受け取った。

この作品を通して知った事、気付いた事、考えた事は自分にとって必ずプラスに
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

時間が合わず、一般のスクリーンで鑑賞。

前作は観てないので、そのあらすじを読んでおいたけど、それが功を奏し堪能出来た。もし前作のあらすじを読んでなかったら、ついていけなかったと思う。

音、凄い。
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.2

名作っぽいし一応観とくかぁ、くらいの軽い気持ちで観てみたけど鑑賞後は、いやぁ〜さすが名作は違うなぁ、てなってた。

見どころ満載でずっと面白い。
ラストのオチまでたっぷり楽しめた。

太平と又七のコン
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ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.6

2月22日(猫の日)にBSで放送してたので録画してた。

数日前に観た『DOGMAN』で犬まみれになったせいで体が、わんっ性に偏ってそうなので中和する為に、にゃあ〜ルカリ性も摂取しておこうと思って観た
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季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.2

子供目線で垣間見るちょっと奇妙な大人の世界。

楽しくて素敵な作品だった。

登場人物が多いけど、個性豊かで分かりやすいし、結構笑えた。

冒頭の楽しげな音楽でワクワクしたし、作中も音楽に溢れてて、ま
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デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.8

映像が美しいのは期待通りだったけど、ファンタジーっぽさやミステリーっぽさもあって、思いのほかストーリーが魅力的で面白かった。
そこはあまり期待してなかったので、ちょっと得した気分。

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.9

長回し故なのか、映像に真実味や凄味を感じた。
モノクロにも関わらず、寒々しくて荒涼とした風景、重々しくて殺伐とした広場など終始暗さが漂う映像が続くが、ラスト近くでヤーノシュとエステルが病院のベッドに座
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

大好物(犬) × 大好物(良い音楽)
で大満足だった。

•重いストーリーだというのは分かっていたし、確かに子供の頃の話は辛かったけど、施設に入った辺りからの展開は見応えがあった。

•ダグラ
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数に溺れて(1988年製作の映画)

4.0

「ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ」

数字が次々に出てくる事は予め知っていたので、それらを探す気満々で見始めたけど、例の如くこれも、アブノーマルかつ芸術的な映像、独創的なストーリー、難解
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ZOO(1985年製作の映画)

4.2

「ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ」

変態性こそが芸術における究極の要素なんじゃないかと思ってしまう。

シンメトリー 色彩 白黒 双子 
片足 カタツムリ 生物の進化
26 フェルメ
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.5

いい話であるのは間違いないし、キャストの演技も良かったし、イギリスの湖水地方の風景も美しかった。
ただ設定や台詞に違和感を感じる所もあって、いまひとつ集中して鑑賞出来なかった。

イギリス人の監督なの
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ストリートダンサー(2020年製作の映画)

4.2

いい映画だった。まさか泣かされるとは思ってもみなかった。

インド映画では度々題材にされる印パ問題・宗教対立、さらにはイギリスの移民問題などがベースにあるものの、エンタメ性の高いストリートダンスという
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彼女はなぜ、猿を逃したか?(2022年製作の映画)

4.1

『雨降って、ジ・エンド。』に続き、こちらも良作。やはり脚本が素晴らしい。

鑑賞中、ただならぬ不穏な空気や何とも言えない怖さを察知し、また複雑な構造になっている事が判明して、これは一筋縄ではいかないヤ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

実話ベース。
描かれ方がご都合主義的な感じがしたし、そんなに短期間で成長するもんかねぇ?と思ったりもしたけど、冒頭でワイティティ神父が「ちょっと盛ってるけど…」と宣言してたのでそこは大目に見る事にした
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