みょんどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

不条理コメディというかスリラー。
なんだかよくわからないまま話は進むが、なんとなく面白くて、心に残る。
あえて違和感を残すようなカメラワーク多し。
ギリシャ神話を下敷きにしているようで、直接的な意味で
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.9

評判の割に面白かったです。
キャシーのキャラクターが良い具合。

基本的にずっとCGシーンなので、せめて良い音響で観るのがおすすめです。

後半の戦闘シーンはちょっと退屈な感じですね。

どうなるカー
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サヴェージ・ウーマン 美しき制裁(2019年製作の映画)

3.6

社会風刺が効いていて、面白かったです。いちいち怖い。

邦題ダメすぎ問題はこの作品でも起きてましたね。なんでそうなった?っていう。

「賢い?清掃員だぞ」のセリフはちょっと痺れました。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かったです。自然も綺麗だし。

ただ、ところどころで都合の良すぎる設定と、最後にテイトと一緒になるラストが気になりました。出来ればひとりで生きていって欲しかった。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.5

物語にクセがありまくりでまじでわけわからんのですが、いい感じの暇つぶしになりました。

別にいい話というわけではないけど、なんとなく救いはあるような、そうでもないような?

ゲーム・オブ・スローンズ:ラスト・ウォッチ(2019年製作の映画)

3.9

『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』制作の1年を追ったメイキング作品。

どんだけ大変なことか。常軌を逸した規模。みんな辛そうやけどよく頑張ったね!という気持ち。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

これはたぶん傑作の類いではないですか。

パク・チャヌク監督作品を観るのはたぶん初めてです。

シンプルな話で、変な映画。

プラトニックでありながら、妙に官能的な関係。

目の潤いは生きている証?

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

16mmフィルムの質感。

16:9よりも左右が少し切れたようなサイズは、ヨーロピアンビスタというらしい。

音楽をほとんど使っておらず、その代わりか、パンチがミットに当たる音や、電車の音などの環境音
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

主人公オータムの数日間を追体験するような映像は、それを観る側にあまりにも多くのことを教えてくれる。

説明しないことが、何より雄弁である場合もある。

はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

政治家ははりぼて。メディアもはりぼて。そしてそれを見ている視聴者/有権者もはりぼてなのではないかという。

馬鹿馬鹿しいほど秀逸でした。

STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー(2023年製作の映画)

3.9

マイケル・J・フォックスの自伝的ドキュメンタリー。

過去の作品映像と新しい映像をサンプリングのように使いながら、語りと混ぜていくスタイルで、ドキュメンタリーとしての作りが面白かったです。

パーキン
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

ナイキがマイケル・ジョーダンとの契約を獲得するまで。

ふつうに面白かったです。人が死んだりしないので、安心して観られるのが嬉しい。

契約ゲットもの?でいえば、最近『テトリス』もありましたね。私は本
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.9

「鼻」と呼ばれるフランスのトップ調香師をテーマにした作品。テーマが面白いですね。香り系。

さりげなくて良い作品でした。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

映画館にて、字幕版で。

もう単純に楽しい映画です。映像の質感は間違いないです。

ところどころでアナモフィックレンズで撮ったような青い横長のフレアが出たり、広角レンズっぽい建物の歪みが出てたりして、
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テトリス(2023年製作の映画)

3.3

テトリスの権利をめぐる争いを描く。ソ連の崩壊を絡めながら。

契約大事。

私は本作あんまり好みではなかったです。
ガッツリ脚色されているであろう部分とか、演出のいちいちが好きになれませんでした。
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

とてもいい。
どうってことなさが、とても心地よい。

カメラワークなのか編集なのか、両方か、めちゃくちゃ上手。

少し温かみのあるモノクロームもちょうど良かったかも。

たまに見返したくなるタイプ(た
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ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃつまらないけど、キャストがめちゃくちゃ豪華で楽しい。
アナ・デ・アルマスもクリス・エヴァンスも大好きなので、それだけでOKです。

脚本が全然ダメで、音楽の使い方もめちゃくちゃダサくて、シ
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ノット・オッケー!(2022年製作の映画)

3.9

面白かった。
承認欲求に取りつかれた女が主人公。
確かにダニーは異常ではあるけど、現代人の多くが同じ要素を持っていて、チクッとするところがあるのではないかと。

嘘のバレかたが切なかった。

ローワン
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

ハーヴェイ・ワインスタインによる長年の性暴力と、それを温存してきた社会構造。

のちの#MeTooのきっかけとなった記事を書いたのは、ニューヨーク・タイムズの女性記者ジョディ・カンターとミーガン・トゥ
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.9

韓国版ジョン・ウィック。

伝説の殺し屋モノに母娘の関係が足されて、なかなか目が離せない作品でした。ちょっと新しかった。

戦闘シーンをシミュレーションで見せるやり方は凄いですね。無駄に長い戦闘シーン
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.6

絶対に観ないといけないと思いながら、先送りにしてきた作品です。子供達と一緒に観ました。

現代日本、現在進行形の地獄。

観て良かったというのはもちろんですが、ここから何が出来るのだろうか、自分達が自
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

これはなかなか難解な。内容的に難解なところはないんですが、そこで描かれているものの意味するところが、凄くシンプルにも見えるし、わかりづらいようにも見える。

コルムとパードリックの対立は、島の対岸で行
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.5

長ぐつをはいたプスの冒険活劇。

公開中の続編を見てから、遡ってこちらを見ました。
さすがに10年以上の年月が経過していることもあって、キティの描き方等についてはかなり変わっていました。こちらは「今だ
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.6

良く出来たストーリーで、安心して観られる作品でした。

ウルフの存在感がかっこ良かった。

吹替で観たけど字幕の方が良かったかも。

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.4

地味で静かながらも、ぼちぼち見応えのある作品でした。

フランスという舞台を使って、アメリカに対する自己批判が強く描かれています。

製作にはかなり時間がかかったようなので、本来ならもう少し早めに公開
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オール・ザット・ブリーズ(2022年製作の映画)

4.0

デリーでトビの治療や保護を行っている兄弟のドキュメンタリー。

兄弟の日々の映像を通じて見えてくる、デリーの環境問題や政治情勢。トビも実は人間の活動と決して無関係ではないと次第にわかってきます。

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無垢の瞳(2022年製作の映画)

4.1

こりゃあいい。
映画ってこれだよねと思うような、印象的な短編でした。

Disney+から出てきたのは意外でした。
オスカー逃したのは残念でしたね。

ぼく モグラ キツネ 馬(2022年製作の映画)

4.6

チャーリー・マッケジーの絵本を原作とする短編アニメーション作品。

めちゃくちゃ良かったです。
やさしい世界。

お手本にして生きていきたい。

思わず原作絵本も購入しました。

非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

韓国の飛行機パニック映画。
エンタメ映画としてなかなかに劇的なクオリティ。
プロット上の雑さというか「さすがにそれはないんじゃない?」という点もちょいちょいありますが、それを差し引いても面白かったです
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.4

オリヴィア・ワイルドにフローレンス・ピューなら、観るしかないですよね。
という気持ちで臨んだんですが、映画として面白みはそこまでではなかったかなと思います。

作品の意図は明確で良かったんですけどね。
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.5

これは傑作の部類ではないか?
めちゃくちゃ良かったです。が、どこが良かったかをいまいち言えないという。
「まぁ人生ってこんな感じじゃないですか?」って感じです。

細かい部分では、ナレーションの使い方
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

残念ながら全く乗れなかったんですが、終盤の展開はめちゃくちゃ趣深かったです。

物語というものの弾力性を示してくれるという意味で、価値ある作品だと思いました。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

うーん。不思議な映像作品でした。
何かメッセージがあるかというとそうでもないんですが、不思議と最後まで見れてしまう。

その道の向こうに(2022年製作の映画)

4.0

これはいい映画でしたね。
画面上で派手なことは起こりませんが、真面目で静かな作品の強さがあります。地味にいい作品を出してくるApple TV+。

ほとんど俳優の演技のみを頼りに見せる1時間半。
ジェ
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