100shimoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

スクリーム(2022年製作の映画)

3.0

冒頭は初代スクリームへのオマージュでしょうか、なんとなく観たことあるなと期待が高まります。
とはいえ、シリーズを通して鑑賞したのは初代のみ。劇場公開時に観ましたが、内容はほとんど忘れました。
それでも
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

コメディアン出身のファブリス・エブエ監督・出演によるブラックコメディ映画。
フランスではコメディアンが監督する映画をよく見かけますね。「シティーハンター」のフィリップ・ラショーや、「パリ、嘘つきな恋」
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.5

お恥ずかしながら、金ローで放送された特別編集版と外伝だけでTVシリーズは観ていません。
全話観てから鑑賞すればもっと楽しめたと後悔。
泣くほどではなかったけど、シリーズの終点としては良かったのではない
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.0

小松左京の原作を読了したので鑑賞。日本SF史に残る大作をどのように映像化するのか楽しみでした。
映像に関しては73年当時のことを考えるとまずまずではないでしょうか。日本が沈むというとんでもないスケール
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.5

「荒野にて」が素晴らしかったアンドリュー・ヘイ監督による2011年の作品。
ごく身近な友人以外にはゲイをカミングアウトできないでいるラッセル。外にでれば常に周りを気にして、悟られないように振る舞う。
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.0

ギレルモ・デル・トロ監督の作品。
こんなにエンディングが読める映画もなかなかないのではないでしょうか?
スタンの野心というべきか、成功への執着、身を滅ぼすということはこういうことかとためになる作品でし
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

前作「オリエント急行殺人事件」がめちゃくちゃ面白かったので、今作も期待値高めで鑑賞しました。
結論から言うと、前作のほうが好みかな?誰が殺されるか分からないのもいいけど、殺人事件が起きるまでが長い!
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

さかなクンの半生を描いたほんわりとした映画。
好きを突き詰めるとこうなるという暖かい希望が溢れる作品。
キャスティングが秀逸!のんちゃんの演技に引き込まれます。
好きなことを続けて、こんなに上手く行く
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.0

スピルバーグによる地球外知的生命体との接触を描いた作品、いわゆるファーストコンタクトものです。
冒頭のオモチャの電車のシーンは「フェイブルマンズ」で観たような気が…
ラストの5音による交信、母船など有
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.5

生涯忘れることのないエンディングだった傑作「フロリダ・プロジェクト」のショーン・ベイカー監督の新作。
注目すべきはところどころに挟まるトランプとヒラリー・クリントンによる大統領選。
舞台になっているテ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

”サブカルは40過ぎると鬱になる”とは昔からよく言われてることで、リリー・フランキー氏曰く"鬱は大人の嗜み”とのこと。
いわゆる、中年の危機というのは誰にしも起こり得ることですが、これがティーンエイジ
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.5

9.11アメリカ同時多発テロによる被害者と遺族に対する補償金の支払いのために政府が立ち上げたプログラム。そのトップとなった弁護士ケン・ファインバーグによる実話。
主演は「バードマン」での復活以降、大活
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

瀬尾まいこさんの原作は未読。本屋大賞だったんですね。
中盤までは面白かったです。2つの家族、4人がどう繋がるか、パズルを解くような楽しみがありました。
ただ、後半はもう感動させたろかみたいなものが強す
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.5

シンプルで繊細な韓国映画。
冒頭、考えごとをしながら観ていたら、全く話しが入ってこないので、集中し直して観ました。
ひとつの台詞、ひとつのカット、その全てに意識を研ぎ澄ませないとそのまま流れていってし
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.5

キューバ危機の裏で起きていた民間人スパイの実話。
スパイといっても007やMIのような派手なものではなく、ソ連からの情報を運ぶという地味なお話。
主演はベネディクト・カンバーバッチ。「ドクター・ストレ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.5

「荒野の七人」のリメイク版。もちろん大本は黒澤明監督の「七人の侍」である。
アントワーン・フークア監督とデンゼル・ワシントンの「イコライザー」コンビ。共演にクリス・プラット、イーサン・ホーク。戦闘能力
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

007シリーズがアマプラ配信終了間近ということで、特にお気に入りの「カジノ・ロワイヤル」を再鑑賞。
この時、ダニエル・クレイグ37歳ですか、いや〜カッコいい!顔はシュッとしていて、身体は分厚い。シリア
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ブラフマーストラ(2022年製作の映画)

3.0

第1章が長いなと思っていたら終わりました。どうやら3部作のようですね。
序盤は歌とダンスでインド映画っていいな、と思いつつ楽しめましたが、中盤以降がどうなんでしょうね。
インドの神話とマーベルやDCと
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.0

あの「マッドマックス」のジョージ・ミラー監督の新作ということで鑑賞。
仕事も順調で経済的にも自立している主人公アリシア。目の前に3つの願いを叶えるジンが現れても特に願いはないという。
そんなアリシアに
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.5

”死者の書、片手に待ってます”は電気グルーヴ。死霊のはらわたシリーズを観ていなくても楽しめます。
とにかく血の量!もう貧血起こしそうなくらい。ただ、作り物だと分かっているし、痛そうな描写も無いので、安
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私の少女(2014年製作の映画)

3.5

韓国におけるマイノリティに対する偏見や差別、これが警察という古い体質の組織だけであることを願います。
継父と祖母から日常的に暴力を受けるドヒ、村の人たちはそれを見て見ぬふり。村という閉ざされた社会の闇
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

クリストファー・ノーラン監督の傑作SFを再鑑賞!
何度観ても面白い濃密な169分、尺の長さを感じさせない見事な映像と脚本です。
ノーラン監督の撮影はもちろん、脚本を手がけた弟のジョナサン・ノーランの頭
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アビス(1989年製作の映画)

3.5

タイトルは知っていましたが、初めて観ました。
ジェームズ・キャメロン監督だったのか!「エイリアン2」「T2」とこの頃のキャメロンはやばかった!
深海を舞台にしたSF、いわゆるファーストコンタクトもので
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.5

「グレートウォール」「崖上のスパイ」といまいちハマれない巨匠チャン・イーモウ監督の作品。
主人公のジンチュウを演じたのは「少年の君」のチョウ・ドンユイ。今作が映画デビュー作とのこと。そう言われると距離
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.0

10年ぶりのダリオ・アルジェント監督の新作とのことで鑑賞。
映像も音楽もどこかノスタルジーを感じさせる。特に音楽は古いのか新しいのかよく分からない謎のシンセ・ミュージック。この音楽の使い方が上手い。と
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.5

心霊系のホラーかと思ってましたが、違いました。
こういった集団心理の暴走は、かの胸糞映画「ミスト」で十分に描かれているのを思い出しますが、本当に恐ろしくまた愚かな行為ですね。
教師であるエミリーがアジ
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.0

スーパーパワーを韓国映画が表現するとこうなるのか!昨年、話題になった一本。
極悪囚人vs警察と思いきや謎の怪人が目を覚まし…というお話し。
これがまた流血の量たるや。台湾の「哭悲/THE SADNES
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

3.5

ちょっと長いですけど、その分ひとつひとつのシーンが丁寧に描かれていて、充実の169分でした。
男も女も美人やイケメンと付き合いたいと少なからず思っているわけですが、いざ交際が始まると相手が浮気していな
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.5

いい意味でバリー・コーガンが気持ち悪い。浴槽のアレは鳥肌が立ちます。
でも、これよく見てください。バリー・コーガンのこの身体、この筋肉のつき方!そして、体毛。これは男性ホルモン、いわゆるテストステロン
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.5

なんといってもミミのキャラクターが最高!
冒頭のクレイジーボールからしてなんだこれ?とめちゃくちゃ面白い。確かに子供の頃、自分たちにしか分からないルールのゲームとかあったな笑
このとんでもない妹ミミに
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

尾野真千子さんの圧巻の演技!
冒頭から登場人物みんなムカつく。こんなやつらばかりかよ、と圧倒されるぐらい人間の嫌な部分を見せつけられる。
弁護士もバイト先の店長も風俗の客も、みんな嫌なやつ。特にバンド
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

リューベン・オストルンド監督が二度目のパルム・ドールに輝いた作品。
前作「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に全くついていけず、さらにはモンキーマンというトラウマ級の不快な思いをしたので、今作もちょっと警
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赦し(2022年製作の映画)

3.5

なんだかスコア低めの映画ですが、自分はめっちゃ良かったです。
確かに誰にも感情移入はできません。むしろ、嫌悪感すら覚えます。ただ、そこは過ちから逃れられない業といいますか、人間らしさとして映るのです。
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百花(2022年製作の映画)

3.5

川村元気氏の原作を読んだうえで鑑賞。
はっきり言って前半は原作を超える素晴らしさ!アルツハイマーが進行する母を、アンソニー・ホプキンスの傑作「ファーザー」よろしくサスペンス仕立てに演出しているのは映画
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

クッパって海外では名前が違うのか〜。
92分まったく無駄のない作り、さすがは任天堂×イリュミネーション、最高のタッグですね。
注目すべきは、ピーチ姫が闘う女性へと変化していること。ゲームが発売された8
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

うーむ、全然ハマれませんでした。
高評価の作品なので、期待値上げすぎたのかもしれません。
もう剣と魔法の世界を楽しめなくなってしまったのか?ファンタジーはちょっと苦手です。
コメディなのでしょうか?ギ
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