ひでGさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

空白(2021年製作の映画)

4.4

あまりにも衝撃的な作品だったので、観てすぐにはレビューが書けなかった。
また、あの世界としっかり正体しなければいけない気がして、書くのに必要なちょっとの勇気に、後回しにしたいとも思った。
それだけ、あ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.6

前作で「イマイチ、、」みたいなレビューを書きましたが、遅ればせながら、
「ジョン・ウイック」の世界が、
楽しみ方が、この続編で分かったような気がしました。

宇多丸さんがラジオで新作のウォッチメンで「
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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.2

司馬遼太郎の本は結構読んでいますが、これは未読。
河井継之助の名前は知っていましたが、
その人となりや業績は知りませんでした。

って、ことで少し予習してから観たんだけど、もうひとつこの映画だけだと分
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.1

素晴らしい作品ですね!

僕も分かっていたことですし、
皆さんももちろんご存知のこと、
「太陽は東から上る!」くらいの当たり前のことを敢えて言います!😅


ケイト・ブランシェット〜上手い!
上手過ぎ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

これは100%劇場で観るべき作品だと思います。
主役は、ドライビングゲームからホンモノのレーサーになったヤンですが、
カーレースそのものが、もう一つの主役!と言い切っていいと思います。

僕は、運転も
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

これはやっぱり劇場で観るべき映画だったな〜
公開時の評価も高く気になっていたけれど、縁が足りなかった💦

全編「映画を観てるんだなあ〜」ていう重厚感、本物感が漂っている。
美術や衣装、当然CGも使って
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.1

確か中2か中3あたりだったと思う。
朝の教室が男子中心にざわついていた。
「昨日、エルビス見たか?」
お調子ものの友達が長ほうきをスタンドマイク代わりに振り回していた。😆
僕もその会話に参加して盛り上
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

4.0

面白いだけの映画!
エンタメ要素をめちゃくちゃ詰め込んで
てんこ盛りの丼もの!

今回の丼は、コメディ要素強め。最初はちょっと違和感あったけど、観てるうちに
ハマってきて、この味もなかなか美味!
丼だ
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渇水(2023年製作の映画)

3.4

いろいろ惜しい映画です。

原作者河林満さんは自身の市役所勤務の体験から1990年にこの小説を発表し、世に出た。(ちなみに河林さんは58歳という若さで病の為他界されている。)

亡くなってから河林さん
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

今月4回目のアキ・カウリスマキ作品。
アキも深まってきましたね〜😆

この作品は、「敗者3部作」の最終章とまとめられていましたが、このくくりは
いかがなものでしょう?

確かに、不運、不幸な境遇に陥り
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

これも高評価の公開時からずっと観たかった作品。
よーやく旧作扱いのコーナーからレンタルして視聴。
評判に違わぬ良作でした。この映画から感じることは、(少しオーバーな言い方かもしれませんが)日本映画の良
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

続編が今公開されている。今まであまり興味が湧いていなかった。
別にアクション映画が嫌いではないが、なんとなく「別に今観なくても。」と後回しにしてたんだけど。

アキ・カウリスマキ作品など淡々とした映画
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.3

「日本映画はダメだ👎」て言う人に、
私は反論したい。

「全然ダメじゃない!昨年だって、世界のどこに出しても高評価を受けるであろう良質作品がいっぱいある!」て、、
反論したい。

作品のクリエイト側は
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.9

今月3本目のアキ・カウリスマキ作品(まだまだ続くよ、アキ祭り🍂!)
これは知らなかったから、アマプラさんありがとう!
これもまたいいねえ〰️。ことごとく良い作品が続くアキ祭り!

一応観た後にウキのあ
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

映画雑誌の老舗「キネマ旬報」ベストテンの常連クリント・イーストウッドの(今のところ)最新作。
公開時にそれほど高い評判を聞かなかったので、正直ベストテンに入っている(しかも4位という好位置!)が意外だ
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.2

実は先月、「埼玉映画ネットワーク」で鑑賞していたのですが、前半部で寝落ち💤
肝心の「なぜ、普通(最後まで観ると普通とは思えないけど😅)の初老のおじさんがゴアの名画を盗んだのか?」と「どのように名画を盗
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.2

今年2回目の「午前10時の映画祭」
今夏の予定表を見て、絶対にこれだけは劇場で観ようと思ってきたので、新作鑑賞を後回しにして、馳せ参じました!

一度レビューもしていますが、「ディレクターカット版」と
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.0

何だろう、この丁度良さ感。

料理にたとえると、安定の茶漬けかな。
何もかも、丁度良く、心地よい。刺激や問題定期や大げさな感動はないけれど、
熱いお湯に適度の具、そして、いつも温ったご飯が喉からゆっく
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.1

Filmarksでの投稿を始めた頃、知人に「相変わらず辛口ですね。」と言われたことがある。
振り返ってみると、レビューでかなり辛辣に書いている映画には、一定の傾向があるようだ。
それらの多くは、日本映
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.9

来た〜!気になっていたアキ・カウリスマキ映画!
あれっ?カウリスマキ作品が一斉にアマプラで配信されているぞ〜
こりゃあ、アキ祭りや!(🙇せん。こんな
ノリで💦)

本作は、「浮き雲」の8年前の映画。既
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.2

アキ・カウリスマキ監督作品。

みんな大好き!僕も大好き!
愛しきアキ・カウリスマキ!

もう25年も前の作品ですが、ちっとも色褪せなていません。
色褪せないのには訳があります。
一才の無駄な誇張や濁
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.1

この映画、とても好きだし、かなりの傑作だと思います!
あれっ?まだ上映中なのに、もう配信?
ラッキーやなあ〜

一回目。3、40分観た後、止めて、町山さんの解説を見て、再度最初から視聴。
なるほど、な
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.5

ジュリエット・ビノシュ主演ということでチョイス。

前からちょっとずつ関心があった。(アマプラの候補作を探す時、3秒くらい止まるやつ😆)

ファーストシーンは、主人公クレールのアップ。綺麗なお顔立ちだ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.4

最近観た映画の中では、がっかり度No.ワンでした。

がっかり度はその映画そのものの出来とはまた少し違うかもしれないね。

それは、観る前の期待値、ハードルの高低差によるものだと思っています。

何の
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

負の遺産との向き合い方

舞台挨拶での東出昌大さんの言葉がとても印象的でした。あの挨拶で観に行くことを決めた。

東出さんは、脚本家の荒井晴彦さんが、この題材、ハリウッドならリメイクも含め何度も映画化
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夜ごとの美女(1952年製作の映画)

3.6

「巴里祭」を観て、関連作としてチョイス

コテコテのラブ喜劇です。今観ると、時代を感じますが、ルネ・クレール作品群では後期作品。
キャリアの後半に、こんな遊び心の映画を撮るなんて、何かいいね👍

冴え
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.5

名作「シェルーブルの雨傘」から3年後、
監督ジャック・ドゥミ、 
主演カトリーヌ・ドヌーブのコンビ
音楽ミッシェル・ルグラン
のトリオであの感動をもう一度!

「シェルーブル〜」より一層ミュージカル度
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.9

観ていたけれど、書いていなかったので
もう一度しっかり観よう名作シリーズ17

ミステック・リバー→神秘的な、不思議な川、そこにら立ち込める深い霧に全編包まれているような作品。

「救いようがない」映
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

4.0

この映画の続編を昨年観ているので、
お父さん、お母さんとも顔馴染み。
親戚か、ご近所のお爺ちゃん、お婆ちゃんを見てるみたいです。

続編のレビューでも書いたかもしれませんが、この記録映画は本当に身につ
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

ずっと気になっていた作品、配信即鑑賞しました。

意外に評価が難しい映画ではありますが、このことを伝えよう、世界にもっと知ってもらおうとスタートした初心は、尊いものだと思います。

ユージン・スミスの
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劇場版 荒野に希望の灯をともす(2022年製作の映画)

4.0

昨年公開され話題になったドキュメンタリー。
一週間限定でポレポレで上映、今日家族と行って来ました。

アフガニスタンとパキスタンに渡り、現地の治療ばかりか、用水路を作り、多くの人々の命を救ってきた中村
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

僕はホラー映画があまり得意でない。
怖い😱という意味ではなく、その逆で、
怨念、霊、たたりの類を全く信じていないので、それが出てきても、あまり怖いと感じたことがないからです。
ただ、映画ファンとして、
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.7

観たけど書いてなかった映画を、観てみた、しかも4Kで!名作再見シリーズ17

初見時にも衝撃を受けた記憶はあるが、どんな衝撃だったのかが薄れていて、「凄い!」しか書けなかったので、この機会に観れて本当
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.9

2001本目、next1000への第一歩は、好評日本映画から。

近年、日本映画は頑張っていると思います。限られた予算や日程の中、有能な作り手も多く現れ、良作が多く輩出されています。
でも、それがきち
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.8

レビュー2000本記念!

2016年10月12日の「シンゴジラ」を書いて以来.7年で2000本に達しました。
当初は、観た記憶を辿り書いたり、「面白かった!」のような短文だったりしましたが、最近では
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仔鹿物語(1946年製作の映画)

4.0

1999本目のレビュー!

映画の記憶。
最近、観た映画の記憶がどんどん薄れていく。
直後はあんなに感動や興奮したのに、勿体無い💦これからは、自分のメモリーとの闘いかもしれないな😆

そして、(多分)
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