旅するランナー

デューン 砂の惑星PART2の旅するランナーのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.7
【楽園に連れていってやる!】

ついに、主人公ポールによって、宇宙帝国の統治者である皇帝とハルコンネン家への反撃が始まる。
その戦いのスケールがもの凄い。
「キングダム」にはない、3次元的攻防が迫力満点。
砂漠での戦いは、イスラム教国vs独裁軍事国を見ているよう。

ティモシー・シャラメの後ろ姿はキャプテン・ハーロックみたいでカッコイイ。
ゼンデイヤの戦う眼差しにシビレます。
その他女優陣もそれぞれ素敵。
砂虫サンドワームは便利でキモかわいい。
フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)はキモこわい。
(これって、リンチ版でスティングが演じてた奴)
戦闘機や建造物の美術も相変わらず素晴らしい。
「ブレードランナー」のヴァンゲリスっぽい箇所も所々感じる、ハンス・ジマーの音楽も流石です。

PART1を超えてきたました。
ポールに勝ち筋が見通せるように、ヴィルヌーヴ監督にはこの先の成功も見えているに違いない。
PART3でも、映画ファンをきっと楽園に導いてくれるでしょう。