ハルコンネン家と皇帝の策略によりアトレイデス家は滅び去った。
何とか生き延びたアトレイデス家の後継者ポールと、その母レディ・ジェシカは、砂漠の民フレメンと共に行動することになり、ポールはフレメンの戦士フェダイキンとしての訓練を積み、サンドワームを乗りこなすまでになり信頼を得る。
一方ベネ・ゲセリットのレディ・ジェシカは、フレメンの教母に指名され、ポールをフレメンの伝説の預言者にするための活動に専念するのだった。
やがてポールが生きていることを知ったパーディシャー皇帝シャッダム4世がアラキスに降り立ち・・・。
公開初日、IMAXレーザー鑑賞。
PART1はそのスケール感、映像美、説明過多にならない構成展開にやられまくりだったんですが、本作もまた圧倒的で凄まじかった。
VFXの自然さ、背景の美しさ、その世界に浸れる臨場感、IMAXで撮る、IMAXで観る意義を十二分に感じられる仕上がりでした。
また今回も説明過多ではない構成でしたが、PART1をちゃんと補う演出もあり、ヴィルヌーヴ監督の巧さを感じさせてくれます。
ポールの葛藤、チャニとの繋がり、レディ・ジェシカの描写など、ヴィルヌーヴによるアップデートが成功していて、それによりストーリーに深みを与えていると思いました。
ティモシー・シャラメをはじめ豪華キャスト陣の絡みは、ただただ眼福であります。
元々3本撮りたいといっていたヴィルヌーヴですが、アニャ・テイラー=ジョイの登場や今回の締め括り方をみれば、続編を作る気満々であることは分かるので、是非実現してもらいたいところですね。