ジャマイカの国民的アーティストとなったボブ・マーリー。
しかし国は二大政党の対立で内紛状態に陥っていた。
名盤となる「エクソダス」制作、そしてヨーロッパツアーで世界的スターへと駆け上がったボブは、深刻を極める母国へ舞い戻り・・・。
36歳で早逝した伝説のアーティスト、ボブ・マーリーの伝記映画。
時代を絞ったのは悪くなかったとは思いますが、絞った割にはとても浅く感じられ、彼に思い入れがある人には良いのかもしれませんが、あまり彼のことを知らない人には不親切な構成だったかも?
もうちょっと彼のカリスマ性を感じ取れる描写が欲しかったし、そのためにライブシーンをもっと長く見せても良かったのではないかなぁとか、或いは「ラスタファリ」とか「ジャー」などのキーワードも、ジャマイカの宗教的思想運動に関する知識がなければ良く分からなかったりするだろうし・・・。
それに最後は実際の映像ではなく、映画作品としてライブシーンをしっかりと作り上げてもらいたかったなぁ。そこを魅せてくれていたら満足度高くなったのに。
曲にシビれるのは当たり前、だってボブ・マーリーだもの。
エンドロールは聴き入っちゃいましたね。