さるやん

シーフォーミーのさるやんのレビュー・感想・評価

シーフォーミー(2021年製作の映画)
3.2
めちゃ脱出ゲームにハマってるさるやんです。密かにフィルマを脱出ゲームサークル化を狙っております(笑)
今回、浅草で脱出ゲームをやるということで、その前に時間があったんですホラーを見る会·スピンオフといった感じでしょうか。シーフォーミーいってきました。
視覚障害を題材にしたサスペンス・スリラーであります。
この映画たしかに酷評が多いです。
それもそのはず主人公の言動や行動がかなりやばかったりします。
しかし、さるやんはそんなところを評価したいと思いました。
特に、彼女がオリンピックを目指すくらいの実力がある元スキープレイヤーで、網膜色素変性で視力を失ってしまう。
そのことで気にかける家族や友達を疎ましく思っているところ。
スキーのために人生を捧げて猛トレーニングを重ねていたのが病気によって視力を失い自暴自棄になってしまっており、留守番を、頼まれた金持ちの家からワインを盗んでオークションにかけたりしています。
仕事柄、障害がある方接点がありますが、いままで健康な生活を送っていた方が突如何らかの原因でそれまでの生活様式をガラリとかえないといけなかったり、それこそおトイレの世話等まで人に頼らないと行けないとなるとどうなるんだろうな、と自分にあてはめて考えるととても品行方正ではいられないんじゃないかなと思います。
最初この映画を見る前は、視覚障害の方が介助アプリのシーフォーミーを使って遅いくるなんらかから逃げたり、戦ったりするのかとおもいます。もちろん、そういったシーンも大半を占めますが、
それだけでなく主人公の人間としての狡い心の変わりようや、そのことによって引き起こされる惨事への後悔など
一筋縄では行かないストーリーが展開されます。
そして、もうひとりの主人公シーフォーミーの介助する側が元現場経験者の軍人で、いまは事務仕事をしており、FPSシューティングゲームの指令塔に、なっていることも面白い要素でした。

後半の展開がどうころぶかわからない作品で、すごい傑作というわけではありませんが、尺の短さも相まって程よい作品でありました。

主人公を演じているスカイラーダベンポートさんはリアルで視覚障害の方で、なんでも普段はアニメ例えば バケモノの子 なので吹き替えもなさってるらしいですが、むしろ、どうやってアニメの吹き替えやってるのかそっちのほうが興味深かったりします。

余談ではありますが、今回挑戦した脱出ゲームはこちらです。

リアル脱出ゲームSCRAP浅草店さんの
オバケに聞き込みできる山荘殺人事件からの脱出
https://scrapticket.jp/events/?shop_id=89&content_code=channeling
です。
今回の成否の結果は
なんと脱出成功!!
助っ人
未来予測の業師さんの力を借りてみごとコンプリート。
しかも、その後お話したところによると 業師さんも実はfilmmakersに2014に登録していたということです。
どちらも、大先輩でした。
さるやん

さるやん