夜行列車に乗ったカリート

オペレーション・フォーチュンの夜行列車に乗ったカリートのレビュー・感想・評価

2.8
ガイ・リッチー監督。仲良しのステイサムを迎えて送るアクションエンターテイメント作品。

癖のある民間保安部隊員のオーソン・フォーチュン(ステイサム)に依頼が入る。ハンドルと呼ばれるあるモノを調査・回収すること。任務は武器商人や映画スターをも巻き込んで大きくなっていくが、果たして…
というのがザックリストーリー。

ガイ・リッチーの作品は、複雑に散りばめたパズルが最後にはガチッと収まる構成が魅力ですが、今回それは無かったです。
最初から最後まで、スマートな一本筋の作風。言い換えてしまえば普通のエンタメ映画でした。

もちろん監督らしさであるジョークや会話劇は健在で、作品自体はウィットに富んだ雰囲気があって、飽きさせずに最後まで見れます。

ただ、やっぱりステイサムと組むと「ロック、ストック」を期待してしまうというか…巧みな構成力が生むカタルシスがな~。
それは視聴者のエゴかもしれんが…。

決してつまらなくはないんですが、過去作と比べると残念感はある、という印象。
きっと早くアラジン2を撮りたくて仕方ないのでしょう。次回作には期待!