このレビューはネタバレを含みます
実際は上映開始から一週間で見に行ったけど整理するために時間を置いて書くことになった
IMAXで鑑賞
映画としては凄く良い映画になっていて、オッペンハイマーの半生、マンハッタン計画についてをしっかり描いていた
そして話の主題が赤狩りなのも意外性のあるところ
有名な人物が所々出てきて、そこに凄くワクワクしたし、アインシュタインと会話するシーンなんて歴史上の人物に触れている様な感覚になった
構成はノーラン得意のどんでん返しがある構成で、終盤でどういう話だったかわかる感じだから二回目見た方が良い映画だと思う
やっぱり一番の見所は核爆弾の実験シーン
緊張感が物凄かったし、オッペンハイマーも緊張するなと言ってた
爆発の後の静寂と映像は芸術的だったし時間差で来る爆音も物凄かった
オチも含めて総じて良い史実映画だったと思う
映画としては良かった反面、ノーランの良さがあまり活かされていないように感じた
彼の良さはシネマティックな表現だと思っていて、そういうシーンは3つくらいしか無かったし時系列のいじりもあまり意味があるようには思えなかったかも
こういう映画にこそ個人的にはフィンチャーが適役だと思っていて、彼はテンポよく分かりやすくそして見やすく作れると思う
しかも赤狩りの雰囲気も彼と合っている
だからノーランには壮大でシネマティックな映画を作って欲しいなと