このレビューはネタバレを含みます
驚いた
夕陽のガンマンは王道ストーリーだったけどこの作品はそれをフリにして全部裏切ってきた
そして同時に起きている南北戦争と交差していくロードムービーといえばいいだろうか
イージーライダーと少し似ているかもしれない
まず主人公をイーストウッドと思って見ていたら違って卑怯者が主人公だった
そしてその主人公が人間味があって悪いやつなのになんか好きになっていく
本題のビル・カーソンと出会うまで一時間かかるのだがここまではなんならイーストウッドが復讐する話かなとか思ってた
そしたら思いもよらぬ面白い展開になっていき仕方なしに悪党同士で手を組むことになる
収容所でエンジェルアイと邂逅した時は更にワクワクした
全編通して撮影が素晴らしくて特に南北戦争のとこと終盤の墓地は芸術的で壮大だった
音楽も流石モリコーネですごく合うしかっこいい音楽が沢山
ゴールドエクスタシーなんかは一生語られるべき曲なんじゃないか
最後の決闘シーンはどうなるのか本当に読めなかったし緊張した
そして主人公に悪いやつなのに死んで欲しくないと思った
タランティーノのオールタイム・ベストなだけあってオマージュ元シーンが多かった気がする
最初とかイングロリアス・バスターズだし終盤はレザボア・ドッグス
総じて素晴らしい映画でした