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ドーナツもりのりのレビュー・感想・評価

ドーナツもり(2022年製作の映画)
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「あなたのこと好きだよって、最高の褒め言葉じゃないですか」

八木さん(遊屋慎太郎さん)、ちーちゃん(仁科かりんさん)みたいに自分の抱える悩みに思い詰まった時、公子(中澤梓佐さん)みたいな現在進行中で壁に立ち向かってる人に相談するから得られることも多いのだと気づけた。万事を成し得た人に相談するだけがすべてじゃないんだなと。

八木さんの話。〇〇の人はこんな能力持っている。故に〇〇特有のこの才能を持ち合わせていない人は〇〇じゃない。
勝手にそんな紐付けをしているとそれだけで生き辛くなってしまう。でも自分たちはきっと常に進化しているから大丈夫なんだと、能力も才能もない自分を肯定してあげたい。

ちーちゃんの話。空っぽ人間に全部はくれない話、すごい納得できた。あと、カエルの子がジュゴンになる日が来るかもしれないと思ったら、なんか憂鬱なはずの明日が楽しみに思えてきた。
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