ギルド

アメリカ・ラティーナのギルドのレビュー・感想・評価

アメリカ・ラティーナ(2021年製作の映画)
3.4
【サスペリアとアングスト…合体しちゃえ♪】【イタリア映画祭2022】
■あらすじ
中年の歯科医マッシモは、新興都市ラティーナの庭付きのモダンな邸宅で、妻と思春期の娘2人と平穏に暮らしていた。しかしその穏やかな日常は、自宅の地下室に下りていったある日から崩壊していく。


■見どころ
イタリア映画祭で様々なジャンルの映画を見たけど、結局のところイタリア映画で好きなものは暴力的な映画なんだなーと思わせる一作でした。今回の映画祭で見た中では一番好きです。

地下室に降りてから衝撃的な展開が訪れ、そこから終始幸せそうだけど何かが起きるのでは?の不穏な空気感が支配をしていくのが良かったです。

マジでサスペリアの色彩設計・「これ何か起きるんじゃね?」な感じとアングストの極端なカメラワークを合体したような作品で、終盤の展開も「そうだよなぁだけど、それ言ったらなんでも許されるでしょ」にはなったかな。
でもアートディレクションにピアノを使った不穏な音響が良かったので総合的に見て許す!あんた優勝でいいよ!な映画でした。

普通に面白い映画なのでアングストやサスペリア好きで色彩設計を重きに置いてる人は是非、鑑賞してみてください!
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