ヘンリークリンクル

フリークスアウトのヘンリークリンクルのレビュー・感想・評価

フリークスアウト(2021年製作の映画)
3.4
舞台は第2次世界大戦下のイタリア
ユダヤ人の団長・イスラエルは、その異能により差別的な仕打ちを受けてきた人間の身元引受人的に、小さなサーカス団として皆で旅をしながら暮らしている。
能力者は光と電気を操る少女(この能力は強そう!)、虫使い(虫使い??)、多毛症の怪力男(ただの怪力…)、磁石人間(もうビックリ人間レベルw)
戦火を逃がれてサーカス団ごとアメリカへの脱出を考えていた団長のイスラエルが、突然姿を消してしまう。それまで肩を寄せ合い暮らしてきた仲間はそれを期に分断してしまう。1人は団長を信じて探す旅に、残りは諦めてド派手なパフォーマンスが話題のベルリン・サーカス団を目指す事に。しかしベルリンサーカスの団長はナチスを勝利に導く異能力者を探し出し、人体実験を繰り返していたのでありました。

「超人サーカス団vsナチス・ドイツ」っていうキャチコピーだけで、そりゃぁ観たくなっちゃいますわね。
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とかそっち系かなとは思ったけど、ちょっと違った。そっち系といえばそっち系なんだけど。キャッチコピーのせいで、爽快感満載のヒーロー映画かと思いきや、特殊能力バンバン駆使してとかじゃなく(そもそもその特殊能力がそこまで超人的でもない…)、人間ドラマに重きをおいたようなダークファンタジーでした。
個人的にベストシーンが序盤の街が砲撃にあうところなのが残念でした。期待値めっちゃあがったのにぃー…