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ウェディング・ハイのjamのレビュー・感想・評価

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)
3.9
ドンデン返し、間に合うか?

学生時代、しばらくの間だけれど結婚披露宴の会場でアルバイトしてました。
土日祝日、吉日には一日に二回、多いと三回のスケジュールが組まれたり。
その宴と宴の切り替えが"ドンデン"
まさに一分一秒をあらそう場合もあるんです。


この映画の見どころの一つは、そのドンデンがよもや間に合わないかも?というシチュエーションでのドタバタ。
曲者揃いの参列者達のおかげで押しも押したり、その時間なんと一時間。
…さて、ウェディングプランナーの采配や如何に…




公開初日、朝一の回
最前列で後ろ3列くらいは人が居ないのです。

興行的には微妙ですが…この環境で良かった‼︎
大好きな大九監督作なので、無条件で観ると決めていたところ、なんと脚本はバカリズム
好き×好き=その答えは?

出てくる役者さんが端役に至るまで、皆ハマり過ぎ
こっそり、そっと笑っていたのに…
中尾明慶扮する相馬のビデオの件で決壊
我慢しようとすればするほど笑いが体の内から噴き出してきて

あー、まわりに人居なくてほんと助かりました。


…そして
問題のドンデンは?

散りばめられた伏線は、ちょっとわかりやすい点もあったけれども、怒涛の勢いで回収されれば、その爽快感たるや。


元は歌舞伎の強盗返に由来するとも言われる、ドンデン返し
披露宴の切り替えという意味以外にも、映画の見どころになっています。 

たくさん笑った後は
少しだけ仕事頑張ろう、と思えるかもしれないかな
jam

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