什锦炒面

ある男の什锦炒面のレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
4.0
もっと集中できる環境で見ればよかった…土曜授業受けながらこっそり見ちゃった…ハア…めっちゃ面白かった!

静かに進んでいくこーゆー映画好き。最近の映画はASMR?感あって、どのシーンでも、唾を飲む音とか細かい音が鮮明に入ってて臨場感あって好き。

愛した人が別人だった。自分を捨てて、別の自分に成ることで死ではなく生きる道を選んでいく。木が倒れて来るシーンで、そもそもあんな大木は車みたいに時速150キロとかで倒れて来るわけではないし、避けようと思えば咄嗟に身体をずらしたりできたと思うけど、あのとき誠はただ倒れて来る木を眺めているだけで、死や痛みへの恐怖がないように見えてしまった。もちろん安藤サクラや子どもたちとの生活に幸せや生きる意味を見出して自殺願望があったわけではないのだろうけど、自分の過去や罪(戸籍交換)に後ろめたさや罪悪感もあって、死を受け入れているようにも見えた。まあでも、ただスローで表現してて実際には死ぬ気ゼロだったってこともあると思うけど!!わからんねそれは

最後のドンデン返しよかった。こーゆーのめっちゃ好き。何度も「在日」に言及するシーンがあったから伏線かなーーとは思ってたけど最後の最後で!
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