ゆんぶりっく

カラダ探しのゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

カラダ探し(2022年製作の映画)
3.1
数あるダメダメポイントで評価するならスコアは2.5、良い面に目を向けるんであれば3.1。
個人的にはハードルが激低の状態で見たからか「まぁ中高生が見る映画としては悪くないんじゃない?」と謎に上から目線の感想に落ち着きました。
自分が中学生の頃に見たとしたら面白かっただろうし。

良かった点は
赤い人なる怪人に対して人間側が容赦のない点。
ゆーて見た目は子供なのに思いっきり壁に叩きつけたり、椅子で殴りつけたりする豪快さは笑いました。
赤い人も豪快に殺していくので爽快感があるし、ガラスで胴体が真っ二つになるシーンでは“人形感”が薄いというか走り出した勢いそのままに倒れていく感じは良かったです。
それくらいです。

つまり第一夜付近で見所は出尽くしました。
あとはまぁ悪い点しかないです。
青春映画としても中途半端でキャラの深掘りも全くない。
不登校のやつの心変わりもあっさり過ぎるし、先生の設定も全カットでいいし、描ききれないんならそんな設定入れんな!
と言わざるをえません。
なので青春パートも取ってつけたような印象になりノレない。
美術の酷いし、ループに巻き込まれるルールも雑で、なぜこんな呪いが発動したのかの設定も語られないのは製作側の手抜きとしか思えません。
ラストの合体は賛否両論ながらも個人的には嫌いじゃないです。
が、みんなが喰われるところを一切描かないのは最悪です!
そこが後半の見せ場じゃねーのかよ!!
ハシカンが食われるところとか観れたら大手を振るって映画館を後にできるってもんでしょうよ!!(私は映画館では観てないですけども!)

まぁでもやはり心の底で埃をかぶっている“厨二心”で観れば
「俺も毎晩ループしながら赤い人と戦いてー!」
「ハシカンかわいーー!!」
とか思いながら見れたでしょうし、自分の年齢に合わない作品だったと不満は飲み込みましたよ。


でもやっぱハシカンがモテない&影の薄い陰キャ設定ってのは無理あるだろ!!
ゆんぶりっく

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