このレビューはネタバレを含みます
好きな人には堪らないとにかく癖があり好き嫌いが分かれる監督だと思う。
観客と芝居をしている俳優達とその芝居そのものという三重構造になっている。それに気がつくまでに時間がかかり、没入しようとするとスイッチが切り替わり別のphaseに変わる。で役者は無表情なのでとにかく入り込む事を拒否する映画である。
こういう映画をどう観たら良いのか、誰かに聞いてみたい。物語性が分断されているのでひたすら絵画をみているような感覚で見ていた。絵面はずっと可愛いんだよね。
町山さんの解説によると1940〜50に起こった事のコラージュなんだそうだ。スカーレットヨハンソンとジェフリーライトの関係はマリリンモンローとエリアカザンの関係でロスアラモス研究所のオマージュも入ってるらしい。そんなんわかるかーという映画。
あと宇宙人が可愛い。笑ってしまった。