かりんとう

THE FIRST SLAM DUNKのかりんとうのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

レビュー99作目
長いです

※追記→映画見る人は絶対にパンフレットを買ってください!!!
なぜ今回主人公がリョータだったのか?などなど、全ての答えを、イノタケが話してくれています。

っはーーーー。一言。見るべきです。

原作は昔から何度も何度も読み返すほどのファンです。1年以上この映画を観るのを待ち焦がれてました。
鑑賞にあたって完全版19〜24読みなおしたら見事に一晩で一気に読んじゃった。それだけ山王戦は傑作。スラダンはあの試合で完結してよかったと思う。
で、映画だけど。たくさんあります。が、一番声高に言いたいのは
『イノタケの絵がそのまま動いている』ことの感動を味わえるということ。

これだけでもう満点。ほんとに。
これだけのために何度でも足を運ぶつもりです、私。まるでカラー絵がそのまま動いてるんですよね。リアルすぎる息遣い、動き、まさにバスケットボールの試合がそこにある。一人一人がみんなそこに生きてる。アニメ塗りではない、あの柔らかく漫画的なカラーがすごくよかった。そして時々線画だけになるのがまたたまらん。
声優変更なんてマジで些細なことだと思います。それだけで見ないなんて勿体なさすぎる。アニメにそこまで思い入れないから言えるのかもだけど。あと主題歌も文句言われてたけど何十年前のアニメだと思ってるんだろう笑
描かれなかった山王戦やってくれる事に感謝こそすれですよ笑。
アニメとは別物です。

開始1秒から泣いてました。2時間ずっと試合やってくれるとは思わなかった。初めから終わりまでずっと泣いてました。

リョータが主人公なのは、短編漫画があったからなのですね。発売されるリソースを読んだらまた鑑賞する予定です。
そういうところに違和感はあったけれど見れば没頭できました。

☆緩急がある
試合のカットはありつつリョータの過去編が入ってくる。親の立場になってしまったのでもう過去だけで泣きました。ええ。
☆クローズアップ
きちんとメンバー一人一人も忘れず、描いている。告白シーンとか魚住とかすごく大好きな部分がカットはされてるんです。ゴリの先輩の悪魔的なやつもいらなかったかな笑。でもそういうのを差し引いてもきちんと要所要所はアップしてくれてたよ。仙道のと流川のシーン入れて欲しかったけどね。オリジナルシーンやオリジナル台詞が多かったのは楽しめたよ。
個人的に沢北がお祈りするところと負けて泣いて崩れるところめちゃくちゃ好き。よくぞ入れてくれた、と思う。
★最後
のは蛇足………?って正直思っちゃった笑
沢北と対するならやはり流川でしょう、と。でもイノタケの中にはそういう未来も存在するってことなんだよな。スラダンはイノタケの世界だから。
★花道のセリフ(-0.2の理由)
「左手は添えるだけ」
これは言わせて欲しかった。マジで。これだけは。これだけです。唯一の欠点は。

とにかくこの映画はイノタケが監督監修してるので安心して見ればいいと思う。つまらないことは絶対にないし、どこここがカットされたからってフンガーってなるだけで終わりはしない。

また観に行く。
子どもに履修させたい漫画No.1の作品です。見せないわけがないです。
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