かりんとう

ドラゴンボールZ 復活の「F」のかりんとうのネタバレレビュー・内容・結末

1.8

このレビューはネタバレを含みます

レビュー128作目。

フリーザ様って「パパ」って呼んでるの!?!?

軽いノリの映画。緊張感、緊迫感がない。

アニメを見てないので知らないキャラや設定があった。
ドラゴンボールの亜種だと思えばなんとか楽しめるかなと思ったんだけど期待はずれ。アニメスペシャルで良い内容。
序盤のDBらしくない花畑から始まり、能天気な破壊神とのやりとりや、虫みたいに湧いてくるフリーザ軍、テカテカした顔の悟空とフリーザの緩いバトル、最後のEDももクロ、おまけの花畑まで、始終軽いノリのなんともいえない映画だったわ…。
ブルマが泣くところなんて逆にイラッとした。必死感がないんだよね。
というか破壊神の新設定が全てをぶち壊しにしてる気がする。フリーザが様付けするなんてさぁ…。
フリーザが噛ませっぽいというか弱々しくてなんだか悲しくなったわ。特に悟空の前でうなだれてるシーン…。
せっかくゴールデンフリーザ様が見られると思ったのにあまり強さも伝わってこないし、ベジータが一歩退いて観戦してたりブルーになって圧倒してたりして、え、キャラ違くね?みたいな。
プライド高くて舐めプしちゃうって悟空言われてたけどベジータもだよね…?

好きなとこ
・18号がクリリンのこと剃ってあげてから、かっこいいって呟くの好き。
・子守してるピッコロさん…。足でゆらゆらさせてあげてる…。
・みんなが(ピッコロさんまで!)ビルスたちのそばに移動したのがうけた。
・ちょろっと伏線回収されたあの崩壊復活展開は私的には面白かった…かな。笑えた。


それにしても原作のフリーザ戦が懐かしいよ。1週間前にAbemaで見たばかりだから余計そう思う。圧倒的な強さと絶望感はやっぱり随一だった。
現代の頭のぬるーいキッズ向けに作られたのだろうからある程度仕方ないのかね。
ブルーやらゴールデンやら、そのうちレインボーだのダイヤモンドだの出てきそう。
とはいえ昭和の漫画が令和になっても人気のあるコンテンツとして続くにはこういう変化は不可欠になってしまうのは十分理解してる。
それはそれでいいしおもしろくはあるんだけど、それでもこの映画はちょっとお遊びが過ぎてた気がするな。
期待持ち過ぎて見たのがよくなかったかなー。
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